
出典:ガンバレジェンズ公式様 ©︎石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映ビデオ・東映 ©︎BANDAI
総合戦闘力

スペック
| G3-X | |
| パンチの威力 | 2.5t |
| キックの威力 | 7.5t |
| ジャンプの高さ | 20m |
| 100m走のタイム | 8秒 |
引用:仮面ライダー図鑑
強さ解説
火力
重厚な外見に反して、打撃実数値は控えめです。
アギト(基本形態)の半分程度に留まり、「10t未満」という数値は歴代ライダーの中でも心許ない部類と言えるでしょう。
もっともG3-Xは銃火器主体の戦闘スタイルであり、近接打撃の低さがそのまま弱点として露呈する場面は限定的です。
とはいえ「殴り合いでは分が悪い」という前提は残ります。
汎用性
最も大きい存在感を放つのは「ガトリングガン」でしょう。
「1秒間に30発の勢いで射撃」であり一見すると非常に強そうですが「マガジンが120発装填」とも記載があり「4秒間しか撃てないんじゃね?」という解釈も出来ます。
「まともに命中すれば4秒で倒せる」けど「4秒以内に命中させられないと弾切れ」であると考えられ、玄人向け性能な印象を受けます。
加えてガトリングガンは「ランチャーモード」への切り替えが可能であり、1発の威力は高そうですが「アギト(基本形態)のライダーキックと同程度の威力」とされており、こちらも見た目の割には…という印象は否めないです。
G3時代より使用していた旧ランチャーは3発装填でしたが新ランチャーは1発装填であり、1発あたりの火力は流石に新ランチャーの方が高いのでしょうが「新ランチャー1発の火力>旧ランチャー3発の火力」になるかは微妙だと思います。
一方で装備のバリエーション自体は非常に豊富です。
ワイヤー、各種銃火器、近接武器を状況に応じて使い分けられる点は明確な強みであり、特にナイフや警棒を携帯できるようになったことで、近接戦への移行がスムーズになりました。
G3と比較して「戦闘中にできることが増えた」という意味で、汎用性は大きく向上しています。
機動力
実数値はかなり厳しい部類だと思います。
「クウガ(タイタンフォーム)」や「オーズ(サゴーゾコンボ)」よりも足が遅いです。
ジャンプに関しても極端に低い訳ではないですが「アギト(基本形態)が30m跳ぶ」を踏まえると物足りない印象を受けます。
ただしワイヤーを用いた機動という可能性は残されています。
最大100mの射程と2000kgの牽引能力を活かせば、高所への移動や立体機動は理論上可能です。
とはいえ他ライダーのように瞬時に移動できるわけではなく、「時間をかけて移動する」形になる可能性が高く、実戦での即応性には疑問が残ります。
バイオハザードに登場するエイダの如く、フックショットで縦横無尽に飛び回れるなら非常に便利なんですけどね。
特殊能力
実装時点では「AIによる自動運転」に近しい仕様であり、装着者が特段の判断を下さなくとも最適な攻撃を実現する優れたシロモノでした。
しかし「装着者は何も考えなくていい」は「装着者は何も考えてはいけない」というニュアンスでもあり、自動運転するAIと装着者の意思がズレてしまうと肉体にダメージが生じます。
その肉体ダメージも過酷であり、第23話の演習時点で「全身の筋肉が断裂(肉離れ)」とされています。その状態で筋トレに励む氷川さんも相当にスゲェけど…。
結局のところ、本来搭載されたAI機能をフル活用するには「無我の境地」に至る素質が求められ、普通の人間が装着する前提を踏まえた結果「AI機能の下方修正」という展開に落ち着きました(第25話)。
「人間がマトモに扱える」という意味では実戦向きに進化したと言えるでしょうが、良くも悪くも「人間のまま戦う」なので、超人的な力を有する他ライダーと比べると物足りなさは感じます。
バッテリー切れというリアリティ溢れる弱点も確認されてますし。
一応、防御力に関しては作中だとシャイニングフォームと並ぶ最高性能であり、戦闘不能に陥る事はあっても「装着者の命を守る」という意味では高く評価できると思います。
まぁG4のパンチ(4t)で肩が破壊されてましたけどね…。
強い?弱い?
総合的には「標準的な強さ」に落ち着くでしょう。
「G3の最強形態」として見ると物足りなさが先に立ちますが、「未完成だったG3の完成形」として捉えれば納得感のある性能です。
「G3-Xになって初めて“他ライダーの基本形態と並べる水準”に到達した」という評価が妥当だと思います。
銃火器に関しては便利ですが、上述したように「火力が基本形態のアギトと同程度」に留まり、装弾数や継戦能力にも制約があります。
また「毎秒30発」というガトリングの性能も十分に強力ではあるものの、後年の作品には「毎秒83発」とかいう更にイカれた速射性能を有するイカれたヤツが登場するので、どうしてもG3-Xは埋もれがちな立ち位置になってしまいます。
決して弱くは無いでしょうが、かといって特別な強さを見出すことも難しいかと思います。
しかし、この性能だからこそ「氷川誠として戦う」という歴代屈指の激アツ展開にも説得力が生じているのではないでしょうか。
単純な性能としては標準的ですが、物語としては非常に美味しい性能だと感じます。
うっかり変身した場合の戦闘マニュアル
・敵は一般的な怪人(序盤相当)を想定。
- ワイヤーで敵の脚部を拘束
- 動きを止めた状態でガトリングを全弾叩き込む
- 左手チェンソー・右手小銃で接近
- 反撃の余地を与えずトドメ
解説
「4秒間のガトリングをどれだけ有効打に変えられるか」が肝です。
言い換えれば、この4秒を外した時点で主導権はほぼ失われます。
そのため、初手は必ずワイヤーによる拘束。
機動力に不安が残るG3-Xにとって、相手を“止める”工程は必須です。
拘束に成功したら即座にガトリングを全弾投入。
ここで躊躇して小出しにすると、弾数制限のデメリットだけが残るため一気に吐き出す判断が重要だと思います。
理想はこの時点で決着ですが、倒しきれなかった場合でも怯みは確実に発生するはずなので、近接武器で畳みかけて反撃の余地を消します。
併せて意識したいのは「バイクから離れない」でしょうか。
ガトリングガン・チェンソー・ワイヤーに関してはバイクに格納されているため、武器の持ち替えを考慮するとバイクの側にいる方がスムーズであり、隙を晒しにくいでしょう。
有利な敵
仮面ライダーアクセルトライアル
G3-Xは作中でも最高ランクの防御性能を有しますが「G4のパンチ(4t)で肩を破壊される」を踏まえると心許ないかもしれません。
しかし逆に考えれば「追い込まれる展開は多くても装着者は死ななかった」と捉える事もでき、氷川のような粘り勝ちに持っていけるタイプの装着者とは相性が良さそうです。
アクセルトライアルの高速必殺キックを避けるのは難しいでしょうが、彼のキックは1発あたり約0.4tです。
彼の肩を破壊したパンチの1/10ですから、これなら連続で攻撃を浴びたとしても装甲が耐える可能性はあるでしょう。
約10秒の連続攻撃に耐えさえすればアクセル側が変身解除に追い込まれるので、あとは氷川の根性次第でイケると思います。
仮面ライダービルド(ロケットパンダ)
飛行能力を持つ相手に対し、G3-Xは本来不利な立場にあります。
機動力で劣る以上、一方的に距離を取られれば対処は困難です。
しかしロケットパンダに関しては攻撃時に接近する性質が強く、自ら間合いに入ってくる展開が想定されます。
G3-Xとしてはこの“接近の瞬間”を狙い、ガトリングで迎撃する形が成立します。
自分から追うのではなく「来たところを潰す」という趣でしょうか。
逆に、同じ飛行能力でも「ホークガトリング」のように飛行しつつ射撃もできる相手になると、一気に不利へと傾くでしょう。
不利な敵
仮面ライダードレイク
そもそもクロックアップがある時点で厳しいのは当然ですが、それ以前に「ゼクトマイザー」が無法すぎます。
“自動追尾・弾数無限・クロックアップ対応”という三拍子が揃ったのがゼクトマイザーです。
これと比べてしまうとG3のグレネード弾やガトリングは制約が多く、最大性能と利便性の両方で不利になってしまうと思います。
仮面ライダー電王(ガンフォーム)
不器用で周囲に振り回されがちな氷川にとっては非常に扱いにくい相手でしょうか。
銃ライダーという要素は似ていますが、ブレイクダンスを織り交ぜた直感的かつ高機動な射撃スタイルに氷川が対応出来るかは怪しいです。
氷川が懸命に照準を合わせている隙に、ノリで撃つリュウタロスによって主導権を握られそうな雰囲気を感じます。
“技術ではなくリズムで崩される”というタイプの負け筋を想像します。
ベストパートナー
仮面ライダー響鬼
氷川はG3装着員よりも、むしろ「鬼」に向いているタイプかもしれません。
不器用ではあるものの、努力量と精神力は作中でも屈指。
全身肉離れ状態で筋トレに励む時点で精神力は強靭の極みであり「一度も逃げなかった男」という評価は伊達ではないでしょう。
鬼の修行は理不尽かつ過酷ですが、氷川であればそれを疑わず受け入れ、愚直に積み重ねていくと思います。
才能型ではなく“積み上げ型”の強さという意味でも、響鬼の系譜とは相性が良さそうに見えます。
仮面ライダーブラーボ
氷川は人を見る目がないです。
- 第1話に出会ったアギトの正体に第39話まで気付かない
- 第17話にして北條の性格の悪さに気付く
- アナザーアギトの本性を見抜けず、利用されそうになる
といった具合であり、色々と鈍いです。
劇場版においてはハニートラップを仕掛けられそうになりますが、これは小沢ブロックで回避。
氷川は純粋であるが故に騙されやすい印象がありますが、その分だけ目利きのお姉様による加護を受けているとも言えます。
小沢さん以外で信頼できる目利きとして思い浮かぶのは、まぁピエールやろなぁ。
強制パティシエ修行で不器用コンプレックスを少しだけ脱する氷川さんを観たい。
女性人気の原点じゃないか?
多くの特撮作品のメインターゲットは当然ながら「幼い男子」になるでしょうが、仮面ライダーに関してはターゲット層が特に広い印象を受けます。
いわゆるコンセレや真骨頂製法の存在を踏まえると青年層からの支持は元々根強いイメージでしたし、ゲームセンターに行けば「ガンバライドを楽しむ親子」を沢山見かけたものです。
そして最近は女性ファンも増えたと実感します。
『クウガ展』の際に東京ドームのゲームセンターに寄ったのですが、ガンバレジェンズのコーナーが若い女性で埋まってたもん。外見的に女子大生でLLR新2号を扱う渋さが堪りませんでした。
また『ガヴ ギルティパルフェ』公開初日に新宿の映画館に行ったのですが、誇張抜きに半分以上が女性でした。まぁこれは「ラキア」がイケメンすぎるので納得ではあったかな。
今でこそ老若男女から広く支持されるに至った「仮面ライダーシリーズ」ですが、そのパイオニア的存在が「氷川誠」なのかなと思います。
それこそ昭和ライダーなんてのは漢全開の作風だったし、平成トップバッターの『クウガ』も「親しみやすさ」という意味では難しいものがあったと思います。
それに続く『アギト』は前作のハードな雰囲気を踏襲しつつも、氷川誠という不器用で親しみやすいライダーが登場します。
五代雄介や津上翔一はカッコいいけど、リアリティのある人間臭さのようなものは感じにくい存在でしたが、氷川に関してはすげぇ可愛げがあるんですよね。
超絶イケメンで生真面目な刑事なのに、不器用で上手くいかない残念な雰囲気が当時としては非常に新鮮だったのだろうと思います。
今でこそ女性人気を意識しているであろうイケメンキャラは珍しくありませんが「母性を刺激するキャラ」として氷川の右に出る者はいないと思います。
やっぱり仮面ライダーの人気は「玩具やグッズの売り上げ」で語られる事が多いですが、それを買うのは児童ではなく親なんですよね。
昭和ライダーの路線であっても父子の人気は得られたかもしれませんが、母から支持を得られたかは怪しいでしょう。
そう考えると、氷川誠というキャラクターは単なる一登場人物ではなく「仮面ライダーが老若男女に開かれていく過程」における功績者だったと感じます。





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