報われない存在…仮面ライダーエクシードギルスの戦闘力

戦闘力

出典:ガンバレジェンズ公式様 ©︎石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映ビデオ・東映 ©︎BANDAI

総合戦闘力 

スペック


エクシードギルス
パンチの威力15t
キックの威力30t
ジャンプの高さ65m
100m走のタイム4.2秒

引用:仮面ライダー図鑑

強さ解説

火力

数値上は通常形態から約1.5倍の強化。伸び幅としてはやや控えめに見えます。

ただし、ギルスの本質は単純な打撃ではなく、触手や爪による貫通攻撃にあります。

実際、公式では「シャイニングライダーキックを上回る攻撃力」とされており、数値以上の殺傷力が期待できるでしょう。

汎用性

武器こそ持たないものの、全身の爪や触手を用いた攻撃により、近接~中距離まで対応可能です。

特に触手は伸縮により間合いを自在に調整でき、単発火力だけでなく手数で押す運用も考えられます。

当時の映像ではやや地味に見えましたが、現代的なド派手演出であれば評価は変わりそうです。

機動力

最強形態としてはやや物足りない印象です。

通常ギルスの時点で50mの跳躍力を持つ中、エクシード化による上昇は+15mに留まります。

それこそ「エグゼイド」なんかは43m→128mという驚異的な伸び幅であり、数倍相当の上昇が珍しくないライダー界においてギルスの進化は控えめな印象を受けます

特殊能力

最大の進歩は、副作用の克服でしょう。

これにより安定して戦闘を継続できるようになりました。

一方で、防御力は硬度7とされており、数値的には突出していません。因みに通常G3が硬度8です。

進化前の硬度5よりは向上してますが、過信できる水準でもないでしょう。

また「進化の可能性」という要素も評価が分かれるポイントです。

理論上は無限の成長余地を持つものの、実際には窮地に追い込まれた際に発現する傾向が強く、安定した強化要素とは言い難いです。

もちろん姿は同一であっても「パンチの威力が少しずつ進化している」等の可能性もありそうですが、格上相手に逆転勝利する要因として期待できる程でもないと思います。

強い?弱い?

評価はかなり難しいと思います。

「シャイニングライダーキック以上」という記述は魅力的ですが、その威力自体が曖昧であり、絶対的な強さの指標にはなりにくいでしょう。

また「進化」という要素をどこまで加味するかでも評価は大きく変わります。

万丈のような急成長型であれば強力ですが、描写を見る限りでは緩やかな成長に留まる印象です。

結論としては「弱点を克服してようやくスタートラインに立った形態」という評価が妥当だと思われます。

もっとも『ディケイド』で示唆されたような「通常アギト>エクシードギルス」という関係は流石に極端でしょう。

副作用を克服したエクシードギルスは、もはや“不完全な存在”ではなく「アギトの亜種」として位置付けられる形態です。

単純な上下関係では語れないポテンシャルを持っています。

突出した強さこそ感じにくいものの「アギトが到達する進化と同等の領域に到達し得る可能性」こそがエクシードギルスの価値だと言えそうです。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

前提:一般的な怪人(序盤相当)と対峙

  1. 触手で敵を拘束
  2. もう一本の触手で敵の胸部を貫く
  3. 念のため首も落としておく

解説

背中より伸びる触手は2本あります。

劇中で使用された必殺技は「カカト落とし」ですが、公式サイトにて「シャイニングライダーキック以上の攻撃力」とされているのは「触手による貫通攻撃」です。

であれば片方の触手で敵の動きを封じ、もう片方の触手で急所を貫くという運用が最も合理的でしょう。

ただ人外を相手にする都合上、貫通だけでは息の根を止められない可能性もあるので念入りにやっておきたいです。

触手の先端がブレード状になっているため、これで首あたりを狙えばいいと思います。

有利な敵

仮面ライダー2号(The Next)

副作用に苦しむライダーという点で、かつてのギルスに近い存在です。

エクシードギルスはその副作用を克服しており、コンディション面では明確に優位に立てます。

「俺は不死身だ」という共通するセリフもありますが、2号側はむしろ“限界の先で戦っている”印象が強く、安定性に欠けるのが弱点だと思います。

対してギルスは、負担を制御できる状態で戦えるため、長引くほど差が開く構図になります。

一撃で決めるというよりは、“崩れない側が勝つ”タイプの勝負でしょう。

仮面ライダー鎧武(ジンバーピーチ)

高い聴覚能力による索敵・状況把握に優れた形態ですが、その鋭敏さは同時に弱点にもなり得ます。

強い音や衝撃に対して脆く、過剰な刺激を受けた場合は行動に支障をきたす可能性があります。

その点、ギルスの戦闘スタイルは咆哮や激しい動作を伴う“騒がしい”もの。

意図せずとも強い音圧を与える状況が生まれやすく、結果として相手の感覚を乱す展開も考えられます。

もちろん決定打として期待するにはやや不安定ですが「本来有利なはずの索敵能力を逆手に取れる」という点で、相性面では優位を見出せる組み合わせと言えそうです。

不利な敵

仮面ライダーオーズ(サゴーゾコンボ)

ギルスの持ち味は触手ですが、劇中で多用されるのは「かかと落とし」です。

近年のキャラによる「ライダーキック」は大抵の場合、何かしらの加速要素があります。落下時にロケットで加速するフォーゼが分かりやすい例でしょうか。

その一方でギルスの必殺技は「単純な落下」の側面が大きく、重力を操る敵に落下を妨げられてしまうと厳しい状況に陥ると考えます。

仮面ライダーゼロワン(リアライジングホッパー)

そもそもの基礎スペックが桁違いなので仕方ない相手ですが、やはり圧倒的な機動力による「触手回避」が印象的です。

エクシードギルスの触手攻撃も現代的な演出であれば派手な攻撃描写になりそうではありますが、ゼロワンは既にド派手な触手攻撃を回避した実績があります。

一応は「ゼロワンの制限時間切れを狙う」という勝ち筋も見出せはしますが、彼の制限時間はそこまで極端に短い訳でもなさそうなので、これも厳しいと考えます。

ベストパートナー

仮面ライダーファム

ギルスに変身する葦原涼は女性に縁がある一方で「関わった女性が不幸な結末を迎えやすい」という印象を持たれがちです。

ただし実態としては、葦原自身が不幸を招いているというよりも「既に過酷な運命を背負った人物と出会っている」側面が強いとも考えられます。

解釈によっては「幸が薄い女はギルスに惹きつけられる」と考える事もでき、劇中でも「アギトと交流していた女性がギルスと恋仲になる」という半NTR的な展開が確認できます。

歴代作品を見渡して「幸の薄い女」で連想するのは「ファム」ですが、何となく「略奪される城戸真司」を想像してしまいます。

恋愛強者だよね

「仮面ライダーになってしまった男」というキャッチコピーで親しまれる葦原涼ですが、その人生は過酷そのものです。

「望んでもないのに仮面ライダーになってしまった」経緯自体は昭和勢を含めると決して珍しくないですが、彼の場合は数多の不幸に見舞われる事になります。

  • 副作用を伴う変身能力
  • 父親が死亡する
  • 変身能力ゆえに恋人に拒絶される
  • 超能力覚醒に伴い、怪人に狙われる身となる
  • 水泳部のコーチによる思惑で部活内の仲間から陰湿なイジメを受ける
  • 水泳部を退部
  • 自身と同じ超能力者の女と関係を深めるも女が殺害される
  • 眼鏡の女に寝込みを襲われガスで殺されかける
  • 超能力に目覚めた男の攻撃で溺死する
  • 最終話付近でサソリ座の女と関係を深めるも、またしても死んでしまう
  • 腕切断(劇場版)

思いつく限りでも中々のラインナップですが、個人的には「守ろうとした人間に悪意を向けられて殺される」がキッツイですね…。

その上で「自身に好意を向ける女性」は葦原にとって貴重な存在ですが、彼女たちは漏れなく死んでしまう…。

そんな過酷な運命の中で「ギルス」として戦い抜いた訳ですが、

  • 野良犬を拾う(最終回)
  • 行動を共にした子供を巻き込まない為に追い払う(劇場版)

といった具合で悲壮感ある結末を迎えます。

もしもギルスに覚醒しない世界線であれば、葦原涼はまぁ恋愛強者だったと思いますよ。

ツーリングデートに盛大な遅刻をかましておいて謝罪一つなしでデートを始めてしまうムーブは強者です。

凡庸な男性であれば自分の遅刻のせいで不機嫌な女に対して謝り倒すでしょうが、葦原の堂々とした態度と度胸は「オス」を感じさせます。

これには遅刻で不機嫌だったサソリ座の女も「来てくれてありがとう♡」という豹変っぷりを発揮しており、やっぱりモテる男ってオスなんだなぁと感じました。

オスっぷりを発揮しまくった挙句、まさか「DV」に走る展開は無いでしょうから、やはり能力覚醒によって最も人生をメチャクチャにされた人物と言えるでしょう。

逆に氷川なんかは怪人出現によって人生好転してるまでありそうですよね。

「怪人が出現しない→G3に装着しない→小沢さんとも出会わない→焼肉食えない」になるでしょうし、そもそも香川県警から上京できない可能性もあります。

同じ「戦う者」でありながら、片や人生を奪われ、片や人生を得ている。

この差を見てしまうと、やはり肉体そのものを変化させる力にはロマンがあるけど、それと引き換えに失うものがあまりにも大きすぎる。

一方で装着型は低リスクであり、技術の進歩で更に強くなっていく。

ギルスという存在は、そのことを嫌でも突きつけてくるのだと感じます。

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