ギガント自体は高火力だけど…仮面ライダーG4の戦闘力

戦闘力

出典:ガンバレジェンズ公式様 ©︎石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映ビデオ・東映 ©︎BANDAI

総合戦闘力

スペック


仮面ライダーG4
パンチの威力4t
キック威力13t
ジャンプの高さ25m
100m走のタイム7.5秒

引用:仮面ライダー図鑑

強さ解説

火力

打撃の実数値だけを見れば高いとは言い難いでしょう。

G3-Xを上回る水準ではあるものの、アギト(基本形態)には及びません。

ただし劇中では未来予知を前提とした戦闘ではあるものの、アギトに対しステゴロで完全勝利を収めています。

加えて銃火器主体の戦闘スタイルであるため、打撃性能の低さが致命的な弱点として露呈する場面は少ない印象です。

汎用性

やはり「ギガント」でしょう。

もはやG4の代名詞とも言える装備であり、後年作品においても

  • ディケイド激情態が使用してJを撃破
  • ジオウ一行を殲滅

といった具合に、非常に高い戦果を残しています。

ただし最大射程距離は4000mであり「海を跨ぐミサイル」をイメージすると期待外れになるかもしれません。

ロケットランチャーとしてであれば一般的に数百メートル程度の射程距離になるので、ギガントの4000mは破格ではありますが。

加えて一度に装填可能な弾数は4発です。

1発あたりの威力は凄まじそうですが、敵を倒しきれなかったり避けられた場合を考慮すると「4発」という数字は心許ないと感じます。

機動力

打撃実数値と同様に「アギト(基本形態)>G4>G3-X」という構図になります。

また、劇中の印象的な登場シーンである自衛隊ヘリからの出撃は魅力的ではあるものの、裏を返せば「自力で戦場に展開する能力に乏しい」とも見えます。

純粋な機動力としては他者依存の側面が強いでしょう。

特殊能力

最大の特徴は「AIによる行動最適化」「EPS機能による未来予測」です。

能力自体は非常に優秀ですが、代償が重過ぎて「コスパ最悪ライダー」と揶揄されがちです。

まず「AIによる最適化」ですが、これは人間がAIを使用するのではなく、AIが人間を支配する類のモノです。

例えば真夏の炎天下の中で活動すれば疲労するのは当然であり小まめに休憩する必要がありますが、G4のAIはそれを許しません。

炎天下で装着者が死にかけだろうがお構いなしにフルパワーでの活動を強制的に実行させます。鬼仕様です。

さらにEPS機能は、未来予知能力者を拘束し続けることで成立するシステムです。未来予知を強制的に実行させた上でG4と同期する仕組みとなります。

倫理観を度外視しても、

  • 未来予知が発動するまで時間を要する
  • 能力者のコンディションに左右されるため安定感に欠ける

という問題が目立つ印象です。

そして、もはや言うまでも無いでしょうが「装着者の命使い捨て」前提の仕様が致命的です。

今作品は「G4装着員である水城の死」が壮絶に描かれますが、それ以前に何人もの犠牲者を出している事が確認されます。

それもG4設計図奪取から発覚まで長く見積もっても数ヶ月程度であると思われ、その短期間の間で何人もの装着員を犠牲にしている訳ですからコスパ最悪です。

強い?弱い?

能力自体は間違いなく優秀です。

特に「ギガント」は、インフレが進んだライダー界においても通用する破壊力を持ち、単純な武装として見れば一線級と言っていいでしょう。

ただし問題は、その運用の不安定さにあります。

決定打を「ギガント」に大きく依存している以上、これを回避・耐久されてしまった時点で一気に戦局は悪化します。

弾数はわずか4発。外せば、そのまま死に向かって一直線な危うさは否めないでしょう。

未来予知やAI機能に関しても、デメリットが重い割に性能面で後発ライダーに取り残された感があり、総じて「コスパが悪い」の一言に尽きます。

弱い訳ではないですが「スマホ時代にわざわざガラケーを使う」ような類であり、骨董品としての価値を見出す程度の存在になると思います。

海東大樹が「G4チップ」をお宝として狙っていたのも、骨董品としてのロマンなのかもしれません。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

・敵は一般的な怪人(序盤相当)を想定

  1. 自衛隊部隊を先行させ、敵を消耗させる
  2. 自衛隊ヘリで上空から戦況を観察し弱点を特定
  3. ギガントを即時発射
  4. 即撤退・変身解除

解説

長期戦は危険です、本当に死にます(劇中の変身者は本当に死にました)。

どんな手を使ってでも短期戦で1発勝負です。

G4に関しては本部で装着変身をした上で現場に向かう仕様であると考えられるため、変身時点で敵と対峙するわけではなく、戦闘開始のタイミングを任意に調整可能です。

自身は少しでも安全に戦うために上空から奇襲を仕掛けましょう。

まずは自衛隊部隊を囮として投入し、敵の能力や挙動を観察。

その上でAIおよびEPS機能によって弱点を割り出し、ギガントで一撃必殺を狙います。

②~④の工程は、迷う余地なく一息で実行するのが理想です。

なお、味方の撤退を待つ余裕はありません。

巻き添え上等で撃ち込んでください。

責任の所在については、AIに押し付けておけば問題ありません。

深海理沙が良い感じに揉み消してくれるでしょう。死人に口無しです。

有利な敵

仮面ライダータイガ

G4は硬度10という極めて高い装甲強度を誇ります。

硬度10は鉱物で言えばダイヤモンドに相当し、特に「引っ掻き」に対しては非常に高い耐性を持つと考えられます。

もちろんダイヤモンドは衝撃には弱い性質を持つため、強い打撃を受ければ破損する可能性はあります。

しかしタイガの主な攻撃手段は巨大な爪による斬撃であり、純粋な打撃を主体とした戦闘スタイルではありません。

この時点で相性は悪く、タイガ側の攻撃は決定打に欠ける展開になりやすいでしょう。

さらにタイガは遠距離攻撃手段に乏しく、基本的には接近戦を強いられるライダーです。

一方のG4は「ギガント」による遠距離制圧が可能であり、射程の差を押し付けることで一方的な展開に持ち込めます。

タイガ側の対抗手段としてはミラーワールドへの退避が考えられますが、滞在可能時間は約9分55秒。

G4の活動限界を踏まえても、逃げ続けて勝つには微妙に足りない時間だと考えます。

総じて「近づけない」「削れない」「逃げ切れない」と三拍子揃っており、G4側が主導権を握りやすい相手と言えるでしょう。

不利な敵

仮面ライダーゼロツー

G4の強みは「AIによる行動の最適化」「超能力者を生贄にした未来予測」の2つですが、この完全上位互換がゼロツーです。

彼に搭載されたAIは「0.01秒毎に2兆通りの予測を実行し、予測に基づいて瞬時に行動を最適化」する驚愕のスペックを誇ります。しかも特にデメリットや生贄もありません。

一方でG4のAI機能や予測システムはゼロツーレベルの性能と考えることは難しく、先述したコスパの悪さを考慮しても厳しいものがあります。

要するに、似た能力であっても「2002年ガラケー時代のAI」と「令和の最先端AI」では天と地ほどの差があるよね、ということです。

特にAIは技術発展が凄まじい分野ですし。

仮面ライダー新1号

1号は風をエネルギーに変換して戦うライダーです。

爆風やバイクで浴びる向かい風、更には高所から落下することですら風力をエネルギー化する描写があり、G4とは対極にコスパが非常に良い存在です。

一方でG4は短期戦を余儀なくされ、戦闘が長引けば装着者の寿命が削られていきます。

決定打となる「ギガント」も弾速は時速400kmとされており、新1号のバイク速度(時速500km)を下回ります。

ギガントが命中しないことには持久戦を強いられ、寿命を削りながら戦うG4と風を浴びるだけでスタミナ回復可能な1号では流石に有利不利が明確です。

警視総監は強かった。

ベストパートナー

仮面ライダービルド(ハザードフォーム)

超短期決戦型の性能が近しいでしょうか。

ハザードトリガーは強力ですが戦いが長期化すると自我を失い暴走します。

変身アイテムに支配されるという意味ではG4とそっくりです。

G4に関しては長期化すると変身者が死にますが、死後もAIによる活動が可能です。

短期決戦に成功して二人仲良く生還するも良し、長期化して二人とも自我を失って変身アイテムに身を委ねてみるのも良いでしょう。

仮面ライダーダブル(サイクロンジョーカーエクストリーム)

ダブルも敵の行動を予測し先回りした戦術が可能ですが、これは膨大なデータベースから敵の弱点や行動パターンを”分析”することで可能となる戦法です。

一方でG4の未来予知は超能力による超常的な性質であり、能力自体は似ていても根本は別物だと思います。

お互いの異なる情報源を共有することで更に高精度の予測が可能となり、より効率良く確実に敵を倒すことが期待できるでしょう。

警察vs自衛隊

前作『クウガ』に劇場版が存在しないことを踏まえると、『project G4』は平成ライダーシリーズ初の劇場版ということになります。

対立構造も警察組織であるG3陣営と自衛隊組織であるG4陣営という攻めた構図。

G4誕生の経緯も警察が開発していた没データを女性自衛隊員がハニートラップで奪取するという生々しい過程が描写されます。

警察はあくまで法を遵守し、人々を守る組織として描かれる一方で、自衛隊は超法規的措置を前提とし、大義のために倫理を切り捨てる存在として印象付けられます。

とはいえ、彼らもまた「人々を守る」という目的自体は他のライダーと変わりません。

そのため、この対立は単純な善悪ではなく、「手段を選ぶか否か」という価値観の衝突として描かれている点が実に興味深いところです。

最後の決戦も近年作品に見られがちな「新形態への覚醒」や「仲間の力による奇跡」ではなく、徹底して泥臭い肉弾戦で決着がつきます。

しかも氷川が圧倒して勝つわけではなく「G4が自壊するまで耐え切る」という形での決着。

まさに“死闘”と呼ぶに相応しい、歴代でも屈指のバトルと言えるでしょう。

個人的に『project G4』と『パラダイスロスト』が歴代映画作品の双璧だと感じていますが、やはり戦闘シーンの迫力は重要だなと感じます。

そんな訳で『超能力戦争』の公開が非常に楽しみですけど、同時に心理的ハードルも高いぞ…。

「ただの人間だ!」とか分かりやすいセリフを安売りするのはやめて欲しいな。

でも「氷川誠として戦いなさい」はちょっと観たい。

マスクを外した状態での極限バトルなんてのは、ナンボあっても良いですから。

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