
出典:ガンバレジェンズ公式様 ©︎石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映ビデオ・東映 ©︎BANDAI
総合戦闘力

スペック
| トリニティフォーム | グランドフォーム | ストームフォーム | フレイムフォーム | |
| パンチの威力 | 10t | 7t(必殺時15t) | 7t※ | 10t※ |
| キックの威力 | 15t | 15t(必殺時30t) | 5t | 7t |
| ジャンプの高さ | 50m | 30m | 50m | 20m |
| 100m走のタイム | 4.5秒 | 5秒 | 4.5秒 | 5.5秒 |
引用:仮面ライダー図鑑
※アギト基本3フォームに関しては、
- フォームチェンジに追加アイテムが不要
- トリニティフォームが基本3フォームの能力を内包している
以上を踏まえ、本記事では評価をトリニティフォームに集約します。
「アイテムや他者に依存せず、瞬時にフォームチェンジが可能=実質的に単一フォームとして運用できる」という判断です。
強さ解説
火力
実数値自体は地味です。
基本形態であっても響鬼やビルドのように高水準の数値を持つ例もあるため、比較すると物足りなさは否めません。
グランドフォームの必殺キックが通常攻撃の2倍の威力ですが、トリニティフォームに関しては3倍にあたる45tとなるようです。
公式図鑑上には記載がありませんでしたが、複数のまとめサイトや掲示板を見ると45tで共通していたので、本サイトでも「トリニティ必殺時火力3倍説」を採用します。
加えてバイクの加速を活かした火力アップが第14話(グランドフォーム)や第31話(ストームフォーム)にて確認されており、実数値以上の火力を引き出せている可能性は高そうに感じます。
そして何より火力面については「フレイムフォーム7000℃問題」がエゲツないです。
炎属性のライダーは決して珍しくありませんが「7000℃」という数字は圧倒的だと思います。
これは歴代ライダー界でも強大な敵と名高い「仮面ライダーコア」を構成する炎の6000℃を超えます。
参考までに一般的な炎ライダーである「ヒートメタル」が3000℃である事を踏まえると、その倍以上の高熱に到達するアギトは半端じゃない水準と言えるでしょう。
汎用性
アイテムに依存せず、状況に応じて瞬時に能力を切り替えられる点は非常に優秀です。
トリニティフォームでは基本3フォームの能力を劣化なく同時運用できるため、対応力はさらに向上しています。
先述した「フレイムフォームの炎」も大概ヤバイですが「ストームフォーム」に関しても「嵐を起こすこともできる」と記載があります。
2001年当時の映像技術だと地味な能力として映りましたが、現代の最新CGで描写する「ストームフォームの嵐」は相当にド派手な演出になりそうな印象を受けます。
ただしグランドフォームの能力に関しては没個性と言わざるを得ないかなぁ。
とは言え「7000℃の炎」と「嵐を起こす能力」を同時に発揮できる時点でかなり優秀だと考えます。
7000℃の暴風に巻き込まれたら塵一つ残らないでしょう。
機動力
ストームフォームの機動力が最も優れており、トリニティフォームにおいても同様の数値が反映されています。
第28話では「ストームフォームで跳躍し瞬時にグランドフォームにチェンジして必殺キック」というコンボを披露しており、やはり「アイテム無しで瞬時にフォームチェンジ可能」は便利だと感じます。
ただし肝心のストームフォーム自体の機動力も「アギトの形態としては優秀」でなのであって「歴代作品全体としては平凡な水準」ではあります。走力に関しては「タトバコンボ」と同水準です。
マシントルネイダーに関しては飛行能力ではありますが「急角度で上昇したら搭乗者が落下しそう」でもあり「カブトエクステンダー」あたりと比べるとやや不便な印象を受けました。若干の加点に留めます。
特殊能力
トリニティフォームの聴覚・視覚に関する記載がフレイムフォームの記載と同一であるため「超越感覚」を引き継いでいると考えて良さそうです。
そうなるとストームフォームの「超越精神」も引き継いでいると推測しますが、そもそも超越精神って何だ?
「精神力が強い」であると仮定して、これが「洗脳耐性」や「テラードーパント特効」のような性質であれば相当に優秀だと言えますが、具体的な記載や描写が無いため評価が難しいです。
また「記憶喪失中はトリニティフォームに変身不可」という制約に関しては考慮しません。
本編終盤以後は基本的に記憶を取り戻している状態であり『ジオウ』客演時も問題なくトリニティフォームを扱っていたので敢えて減点要素にする必要は無いと考えます。
うっかり変身した場合の戦闘マニュアル
前提:一般的な怪人(序盤相当)と対峙
- 初手トリニティフォーム
- マシントルネイダーに搭乗
- スライダーモードに変形
- 高速飛行で向かい風を浴びエネルギーチャージ
- 両手でストームハルバードを振り回す
- 7000℃の熱風で敵を焼き殺す
解説
特別な事情(記憶喪失など)がない限り、初手からトリニティフォームで問題ありません。
基本3フォームを個別に使用するメリットは薄く、最初から統合状態で戦う方が合理的です。
ストームフォーム由来の能力は「体内に取り込んだ空気」をエネルギー源とするため、マシントルネイダーによる高速移動と向かい風の利用は理にかなっています。
自発的にエネルギーを蓄積できる点は、このフォームの強みと言えるでしょう。
また、装備に飛び道具が存在しない点は一見すると欠点ですが、無理に接近戦へ持ち込む必要はありません。
ストームハルバードによる風圧にフレイムフォームの高熱を重ねることで、疑似的な中距離範囲攻撃として機能させたいです。
劇中ではライダーキックや二刀流による斬撃が目立ちましたが、リスク管理の観点では「薙刀一本による制圧」が最も安定した戦法と考えられます。
接近による被弾リスクを抑えつつ、広範囲に超高熱の暴風を叩き込む戦い方が、最も効率的な勝ち筋でしょう。
強い?弱い?
上記の「7000℃の熱風を浴びせる戦法」が実現可能なら非常に強いと思います。下手したらバーニングフォームより強いんじゃないか?
打撃実数値や機動力自体は物足りない水準ですが、やはり「フレイムフォーム由来の超高熱」が際立ちます。7000℃はどう考えてもブッ壊れです。
一方で、進化先であるバーニングフォームについては、さらなる高熱に到達している可能性こそあるものの、攻撃手段が近接主体に偏っている点が気になります。
火力そのものは十分である以上、「いかに広範囲に、かつ安全に命中させるか」という観点ではやや扱いづらさが残る印象です。
その点、トリニティフォームはストームフォーム由来の風圧操作を組み合わせることで、高熱を広範囲に拡散する戦い方が理論上可能です。
この「制圧力」と「安全性」を両立できる点を重視するのであれば、総合的にはトリニティフォームの方が優れているという見方も成立します。
もっとも、この“灼熱暴風戦法”はあくまで設定上から導いた仮説に過ぎず、明確な描写が存在するわけではありません。
そのため、この戦法を前提として過度に評価を引き上げるのは適切ではないでしょう。あくまで中間形態としての位置付けも考慮し、現段階では80点台に留めるのが妥当と判断します。
有利な敵
仮面ライダーキックホッパー
太陽アンチです。何かと太陽に縁があるアギトはキックホッパーに因縁を付けられそうです。
最大の懸念である「クロックアップ」に関しては、完全な無力化は難しいにせよ対応の余地はあります。
トリニティフォームは広範囲に作用する熱風戦法が理論上可能であり、面制圧によって行動範囲を制限できます。
加えてフレイムフォーム由来の「超越感覚」により、相手の動きを捉える素地は十分です。
実際に「研ぎ澄まされた感覚でクロックアップに対抗する」という展開は『ディケイド』でも描かれており、見切りからのカウンター必殺に繋げる展開も成立し得るでしょう。
仮面ライダークローズマグマ
単純な打撃の破壊力はクローズマグマが圧倒的に有利でしょう。
ただし「炎の温度」に関してはアギトの方が優れると思います。
某海賊マンガの影響で「マグマ>炎」の先入観を抱きがちですが、マグマの温度は「1000℃前後」です。
やっぱり派生形態なのにクローズマグマの7倍近くの高熱に達するフレイムフォーム頭おかしい…。
「2人とも炎属性だから相殺されるリスク」に関しても、クローズマグマは『ビルド第31話』にて自身の熱に身悶える描写がありますので「炎無効」とは考えにくいです。
1000℃前後と推測される自身の熱で身悶える万丈が7000℃の熱波に耐えられるか、は結構怪しいかと思います。
不利な敵
ロボライダー
7000℃の炎に耐える可能性がある存在です。
「ロボライダーが7000℃に耐える」を明確に描写した場面は無かったかと思いますが「素のRXが6000℃まで耐える」「ロボライダーはRX以上に炎耐性がある」を踏まえると7000℃への適応も十分に考えられます。
その上で、ロボライダーはアギトが持たない「射撃手段」を有しています。
仮にアギトの熱風による範囲攻撃が通用しない場合、近接戦を強いられるのはアギト側です。
一方でロボライダーは距離を保ったまま攻撃が可能であり、対応の幅という意味でも優位に立つと考えます。
仮面ライダーエボル
いわゆる規格外の存在であり、単純なスペック差で劣るのは前提として受け入れるべき相手です。
その上で特に厄介なのは「記憶操作」です。
『ビルド』序盤において、対象の記憶を消去・改竄する能力を発揮しており、この干渉がアギトに対しても成立する場合は絶望的な展開になるでしょう。
アギトは「記憶喪失状態ではトリニティフォームに変身できない」という制約があるため、この能力を受けると「そもそも最大戦力を発揮できない」という致命的な状況に陥ります。
純粋なスペック以上に、アギトにとってクリティカルな弱点を突いてくる存在と言えるでしょう。
ベストパートナー
仮面ライダーウィザード(ハリケーンドラゴン)
「風+炎」が強力なアギトは十分な火力を発揮するでしょうが、打撃力自体は控えめなため「炎を完全に無効化する敵」に対しては厳しい局面に置かれる可能性も否めません。
同じく2属性持ちの存在として「風+電気」のハリケーンドラゴンが仲間にいると対応範囲も増えそうです。
風属性に関しては被ってしまいますが、アギトの場合は「周囲で発生した風をエネルギー源とする」性質があるので相乗効果を期待できます。
仮面ライダージオウトリニティ
言うまでもないでしょう。『ジオウ第31~32話』は神回です。
これは…祝わねばなるまい!(使命感)
バイクへのこだわり
多人数のライダーが登場する作品において「全員が固有デザインのバイクを所有している」というのは、今振り返るとかなり珍しい要素です。
『アギト』では主要ライダー4人がそれぞれ全く異なる意匠のバイクに乗っており、この時点で相当なこだわりが感じられます。
以降の作品におけるバイクは共通デザインや流用が主流となり、そもそも登場頻度自体も減少傾向にあります。
主役とサブライダーに専用バイクが与えられるケースはあっても、それは登場ライダー数が少ない作品に限られることが多いでしょう。
平成以降で「4人以上の主要ライダーが全員バイクに乗り、かつ全て固有デザイン」を満たす作品となると、『アギト』と『ブレイド』くらいに限られるのではないでしょうか。
中でも『アギト』は、単に台数が揃っているだけでなく、それぞれの造形に一切の妥協が見られない点で際立っています。
『真アギト展』では4台のバイクが全て展示されていますが、半端じゃなく凝ってたもん。使い回しの要素が一切感じられない。
あのクオリティを見せられると、オープニング映像がひたすらバイクを走らせる内容になるのも納得できます。
Gトレーラーから発進するG3のシーンも含め、当時の映像表現としてはかなり力が入っていた印象です。
それだけに続編映画である『超能力戦争』はガッカリでした…。本当にバイクの合成がお粗末すぎて…。
『アギト』の放送から25年が経過し、色々と撮影の条件も厳しくなっているのでしょう。一般の道路において「装飾されたバイクを走らせて撮影する」が難しい事は想像に難くないです。
最近のライダーだって「申し訳程度にバイクは作るけど殆ど活用しない」ケースが多いし、これはもう仕方ない事だとは分かっているんです。
ただ『アギト』に関しては雑にバイクを扱って欲しく無かった。あんな酷い合成を世に放つくらいなら「そもそも無理にバイクシーンを撮らない」に舵を切って欲しい。
「仮面”ライダー”だし一応はバイクシーン入れとくか」という安易な子供騙しを邪推してしまい、誠に勝手ながら私は悲しくなります。
特撮作品の撮影って田舎だと難しいんですかね?土地が余っているような。
仮面ライダーの撮影は中々の過密スケジュールだと言われますし、いっそのこと田舎で住込みで進めた方がコスパも良さそうに感じるんですけど、そう単純な話では無いんですかね?
『シン仮面ライダー』なんかはスマホで撮影してるシーンもあったと思いますし、ロケ自体は昔と比べて少ない機材でも成立しそうだと素人目には感じます。
せっかく凝ったバイクを製造するのに予算を投じるなら、それを活用できる環境への投資もあって良いんじゃないかと思うんですけどねぇ~。
もちろん慣れ親しんだロケ地の方が色々とやり易いんでしょうけど、たまには「RXのOP」みたいにバイクで爆走する仮面ライダーを見たいものです。




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