
出典:ガンバレジェンズ公式様 ©︎石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映ビデオ・東映 ©︎BANDAI
総合戦闘力

スペック
| ロードスリーブースター | |
| パンチの威力 | 16.3t |
| キックの威力 | 30.5t |
| ジャンプの高さ | 17.1m |
| 100m走のタイム | 4秒 |
引用:テレビ朝日公式
強さ解説
火力
強化形態としては標準的な水準だと思います。他作品のキャラと比較すると「タイプフォーミュラより若干優れる程度」と言えます。
とはいえ歴代作品を俯瞰すると100t超えのキックを発揮するキャラも珍しくないため、スリーの実数値は埋もれてしまう水準であることも否めないでしょう。
描写や設定からも特段加点すべき要素は見つけられなかったので、ひとまずは14点とします。
汎用性
実銃×透明化×変身前を不意打ち
満点に決まってるじゃないですか。
もはや「ロードスリーブースター」ではなく変身者の評価になりつつありますが、特撮界では凡そタブー視されてるであろう「ガチ暗殺」を平然とやってしまうスタイルは特異すぎます。
変身後に関しては触手攻撃が目立ち、近~中距離戦闘への適性が高そうです。装備している剣は描写こそ無いものの、銃への変形が可能です。
流石に30点は過大評価かもしれませんが、当サイトの「うっかり変身した場合の戦闘マニュアル」で最適解を日々考えている管理人としては満点にせざるを得ないです。
機動力
どうしても跳躍力の低さが目立つかなぁ。『ゼッツ』に登場するキャラ全体に見られる傾向ではあるのですが、加速能力なども披露されていないスリーは特に評価しにくいです。
走力は「NEW電王と互角」であり、決して遅くはないものの「優秀である」とまでは言えない微妙な水準でしょう。
特殊能力
「明晰夢の能力」を扱える時点で優秀だと思います。具体的な評価は「フィジカムインパクト」の記事で書いた通りです。

ただし、明晰夢の扱いに関してはゼッツに変身する万津莫の方が上だと感じます。莫に関しては「致命傷を負っても夢世界で回復」といった芸当を披露している一方、スリーは「悪夢に呑まれて機密文書と化す」ため、どうしても見劣りは否めません。
一方でスリーは、ゼッツが所持していないカプセムである「クリア(透明化)」「イレイス(能力消去)」「パニック(洗脳)」を使用できる点が優秀です。
少し影が薄いけど「イレイス」は結構強いと思うんだよなぁ。アレ、やってることがオブリビオンと殆ど同じじゃね?
強い?弱い?
やっぱりですねぇ、「透明化で奇襲」は強いですよ。
いくら夢オチ展開だったとはいえ、ゴアナイトメア2人を同時に葬っているわけですから。奇襲は至高ってハッキリ分かるんだね。
その上で能力消去や洗脳といった搦め手のラインナップも豊富であり、「本当に特撮キャラかよ?」と疑うほどには極悪な取り揃えです。
とはいえ、スリーの強みは「奇襲前提」な側面が大きく、「正面からの真っ向勝負」での強さを評価するには、打撃実数値や機動力が物足りないかなぁと感じます。
各作品に一人は登場する「卑劣な小物キャラ」というポジションですが、スリーほど極悪かつ、実際に複数人のキャラを退場させた人物はなかなかいないでしょう。
ただ、奇襲で撃ち抜く部位が「肩」になりがちな点は惜しいですね。最初から急所を狙わないところに、詰めの甘さは感じます。
うっかり変身した場合の戦闘マニュアル
前提:一般的な怪人(序盤相当)と対峙
- 透明化
- 能力消去
- 触手で刺しまくる
解説
透明化による奇襲で先手を打ちたいです。やはり本編におけるスリーの戦法は最適解に近いんだよなぁ。
ただし怪人を敵として想定する場合は、実銃だと威力に心許なさが残るでしょう。流石に変身後の攻撃手段を使いたいです。
「イレイスカプセム」を所持している場合は使用し、敵の能力消去を試みたいです。デバフに成功したら、あとは触手で刺しまくるのみです。
有利な敵
仮面ライダーエグゼイド(ムテキゲーマー)
どんなに強力な性能を持つライダーであっても、変身前の状態で攻撃されるとピンチに陥ります。
それこそエグゼイドは歴代でも最強格の存在ですが、本編終了後の時系列では「変身前に肩を撃ち抜かれて入院→戦闘に参加できない」という扱いになっています。
奇しくも「右肩を撃ち抜かれる」というのは、スリーの手下に撃たれた万津莫と同じ境遇なんですよね。富士見刑事を撃った際も左肩に着弾しているため、スリー的に「肩への執着」があるのかもしれません。

仮面ライダー龍騎
エグゼイドと同様に「生身で攻撃を受けた」存在です。龍騎の場合は致命傷であり、そのまま死んでしまいました。
一応、龍騎が気合で変身し、高い戦闘センスと必殺火力でスリーを追い詰める可能性は否定できません。
しかしながら龍騎は炎属性であり、機密文書で構成されているスリーとしては、「燃やされることで機密情報を隠蔽できる」という、奇妙なメリットが生じる可能性があります。
純粋な戦闘力だけで考えると龍騎にも勝機がありそうですが、目的達成という観点では、スリーにとって本望な結果になり得るでしょう。
ジャーナリストとしての城戸真司は、あんまり優秀ではないので…。
不利な敵
仮面ライダーシン
奇襲で致命傷を与え、弱った敵を一方的に攻撃するスリーですが、「敵を完全に消滅させる」ほどの超火力は見込みにくいです。
それこそ「シン」のように、「その場で受けた傷が瞬時に塞がっていく」ほどの驚異的な回復力を持つキャラを倒すには、一撃で倒し切れるほどの超火力が要求されるでしょう。
特にスリーの場合は「弱らせてからジワジワと倒す」スタイルが目立ちますが、回復力に優れるシンが相手だと、「弱らせる」という前提そのものが成立しない可能性があると考えます。

仮面ライダードライブ
『ゼッツ』第36話でノクスを洗脳したスリーですが、その際のセリフが「お前を改竄する…」という内容でした。
「パニックカプセム」「コードソムニア」といった洗脳・記憶改竄の手段を複数有するスリーは、世間を牛耳り得る恐ろしい存在だと言えます。
しかし、この手の改竄能力に対しては「耐性」を有するキャラが少なからず存在するんですよね。
『ドライブ』においても、警察上層部に潜伏する怪人が人々の記憶を改竄していたことが発覚しましたが、主人公である進ノ介は「特異体質であるがゆえに改竄されない」という描写があります。
コードソムニアを使用したスリーによって世界が支配された状況を想定した場合、ゼッツと並んで対抗し得る存在としてドライブは貴重でしょう。

ベストパートナー
仮面ライダーブラッド
スリーと同じく、「広範囲に高度な洗脳を施せる」能力を持つ点が似ています。
現実世界の洗脳をブラッド、夢世界の改竄をスリーがそれぞれ担当する布陣であれば、現実と夢の両面から情報を統制できそうです。
仮面ライダーケタロス
「組織への忠誠心」という観点で選出しました。
スリーが所属するCODEにも「番犬」を称するファイブが強い忠誠心を持つ存在として登場しましたが、彼は最終的に組織への疑問を抱いたことをきっかけに爆殺されています。
一方でZECTへの忠誠を誓うケタロスは、自分自身を焼死させる炎の中で「組織への情熱の方が熱い」という趣旨の発言をするほど、狂気的な忠誠心を見せています。
スリーによる記憶改竄は、ギリギリ完全な悪とも言い切れない計画ではあるため、上手くケタロスを飼い慣らすことに成功すれば、ファイブ以上に優秀な番犬として活躍しそうです。
CODE壊滅は正解だったのか
今作品において極秘防衛機関である「CODE」は序盤から後半まで物語の根幹に関わる組織として暗躍しました。
今作のダークな雰囲気も、かなりの部分がCODEの暗躍によって形成されていた印象です。それだけに作中での存在感は非常に大きかったと思います。
私自身は『ゼッツ』の作風そのものが好きなので、CODEの悪辣さも含めて魅力的だと感じています。
ただ、最終盤での扱いに関しては少し「勿体ない」とも感じたんですよね。
端的に言えば「CODEを完全に壊滅させて退場させるより、第3勢力として残した方が面白かったんじゃね?」という主張です。
まず実際に描かれたシナリオを振り返ってみましょう。
- No3がゼロを裏切る
- 権力を得たNo3が、No5とNo6を処刑
- No3がノクスに引導を渡される
- ゼロがCODEにて復権
- ゴアナイトメアによってCODEが壊滅
- ゼロもゴアナイトメアに殺される
雑にまとめましたが概ね上記の流れだったかと思います。
個人的に「No3がゼロを裏切り、ノクスに倒される」という展開には全く異論がありません。
一方で、「ゼロとNo6の扱い」に関しては、もう少し工夫の余地があったんじゃないかと思っています。
個人的には以下のような流れにすれば良かったんじゃないかって思ってる。
- No3がゼロを裏切る
- No3がNo5とNo6にゼロ抹殺を命じる
- No5とNo6は任務を遂行するもゼッツによる妨害もあって苦戦
- 見かねたNo3が乱入し、奇襲でゼロを殺す
- No3はコードソムニアの権限を得る
- No3は用済みとなったNo5とNo6を殺そうとする
- No5は殉死、No6はゼッツの機転でギリ生存
- ソムニアを悪用するNo3がノクスに倒される
- CODEがゴアナイトメアによって壊滅する
- No6がCODE残党としてゴアナイトメア戦に参加
特にやりたいのが、No5の「汚れ仕事だってのはわかってる。それでも最後までやり遂げなければ、犠牲になった仲間たちが報われない」という趣旨の台詞を、莫だけでなくノクスやNo6にも聞かせる展開です。
これによって、ノクスには「組織そのものは恨んでいるが、そこで戦っていたエージェントたちまで憎んでいるわけではない」という価値観を改めて認識させられます。
同時に、戦う目的がやや曖昧だったNo6にも「犠牲になった仲間のために戦う」という動機を与えられるでしょう。
そして胸熱なセリフを放ったNo5が呆気なくNo3に殺され、ゼロも犠牲になります。その後のNo3撃破とCODE壊滅は本編と同じで良いと思います。
ただしノクスとNo6に関しては「犠牲になった仲間(No5含めて)」に対する意識が残る事で、「更生したCODEとしてゴアナイトメア戦に参加する」という展開にしても面白いんじゃないかなって思うんですよね。
従来より遥かに小規模な組織にはなりますが、例えば警察内部の特殊部門程度の立場に再編してしまっても良かったと思う。
そうすればNo6と南雲刑事を一緒に動かすことができますし、小鷹の刑事復帰も同時に描けます。
TV本編では怪事課の存在感がやや薄く感じられましたが、No6のサポート役として徐々にゼッツたちの戦闘へ関与させれば、警察側のキャラクターにも役割を与えられたと思います。
まぁ、個人的には「莫が孤軍奮闘する」という『ゼッツ』の作風がかなり好きなので、No6に大活躍してほしいとまでは思っていません。
それでも、世界観の根幹を担っていたCODEを最終盤で完全に消失させてしまったのは、少し勿体なかったと感じます。
CODEという組織そのものを「悪」として処理するのではなく、そこで犠牲になった人間たちの存在を残した方が、『ゼッツ』らしい後味になったんじゃないかなぁ。
やっぱりカタストロフかファントムをラスボスにして、その直前に「全員でボコる枠」としてオブリビオンを配置するのが綺麗だったと思うんだよなぁ。

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