副作用が非常に辛そう…仮面ライダーギルスの戦闘力

戦闘力

総合戦闘力

スペック


ギルス
パンチの威力10t
キックの威力20t
ジャンプの高さ50m
100m走のタイム5秒

引用:仮面ライダー図鑑

強さ解説

火力

平成1期の基本形態としては恵まれている部類だと思います。

平成1期のスペック値は基本形態時点だと「パンチ2.5t(ファイズ)」「キック8t(キバ)」といった水準なので、パンチ・キック共に10t以上の数値であるギルスは基本形態としては優秀でしょう。

これに身体の各部位から出現する爪による突き刺しダメージも期待できるため、純粋な打撃力以上の殺傷力がありそうです。

初陣である第6話では噛みつき・腕の爪で脇腹抉り等の攻撃が確認できます。

汎用性

格闘主体で非常にシンプルな戦闘スタイルです。

先述した刺殺戦法も敵に接近する事が前提であり、遠距離の敵に対処する手法は乏しいと思います。

一応は第21話で披露した「腕から出現するムチ」があり、敵の所持する剣を落とさせる活躍は見せていますが、あくまで近接戦における用途に限られると思います。

ムチの扱い方としては「ヌンチャクを扱うブルース・リー」に近いと思います。

機動力

スピードは凡庸な水準ですが、ジャンプに関しては優秀だと思います。

基本形態でギルス(50m)以上の実力を誇る主役ライダーは「オーズ(190m)」「キバ(85m)」「響鬼(75m)」「ゼロワン(約60m)」「ビルド(55m)程度であり、そう多くはありません。

流石にオーズのような桁外れな領域には達しませんが、ひとまず「並以上には跳べる」とは言って良いでしょう。

特殊能力

「ダイヤモンド並の硬度がある生体装甲皮膚」と公式の記載がありますが、同時に「硬度5」「不完全な皮膚」「防御力を除けばアギトを凌ぐ」という記載も併存しています。

判断に悩みますがG3による通常弾でダメージを負い撤退(第17話)」を踏まえて、当サイトでは後者だと解釈します。

脆弱な防御性能に加えて「変身に伴う副作用」も厳しいです。

一度変身すると副作用で暫く寝込んでしまう程に重い症状として描写されています。

死後蘇生を経た事で副作用問題を解決した点については「エクシードギルス」の解説にて考慮します。

強い?弱い?

やや厳しい性能だと思います。

同作品においては「トリニティフォーム」と互角の打撃力を有しており、基本形態としては破格の攻撃性能ですが、歴代全形態を俯瞰すると物足りない水準ではあります。

実力自体は悪く無いですが「変身に伴う副作用」を考慮すると、割に合わない印象を抱きます。

「変身する度に弱体化」という制約があるなら、せめて「初回変身時だけは歴代最強クラス」の実力を発揮できても帳尻は合うと思います。

「基本形態としては強い部類だけど、副作用でジワジワと弱体化」といった塩梅であり、総合的な性能としては厳しいと考えます。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

前提:一般的な怪人(序盤相当)と対峙

  1. 背後から奇襲、ムチで首を絞める
  2. 腕の爪で頸動脈を断ち斬る
  3. 瀕死の敵をムチで拘束したままバイクで引き摺り回す

解説

正直なところ、副作用を抱える以上は積極的に戦いたい性能ではありません。

ただし変身能力を得た時点で怪人に狙われる立場になる以上、戦闘そのものは避けられないでしょう。

少しでも副作用を軽減するため、戦闘の負担も最小限にしたいです。

その点で「爪で斬る・刺す」という殺傷力の高い攻撃手段が備わっているのは不幸中の幸いでしょうか。

基本は暗殺で勝ちたいので「変身後に叫ばない」が最重要になると思います。

有利な敵

仮面ライダーオーガ

劇場版ボスという立ち位置ではありますが、純粋なスペック値で見れば突出しているわけではありません。

総合的な身体性能ではギルス側が上回る項目も多く、単純な殴り合いであれば優位に立てる可能性があります。

ギルスの強みは、間合いに入ってからの攻撃密度の高さであり、爪やムチによる連続攻撃で主導権を握り続ければ、オーガに装備操作の余裕を与えない展開も期待できるでしょう。

ファイズカイザのように射撃手段を持つ相手であれば「そもそも接近できない」という問題が生じますが、オーガは近接寄りの戦闘スタイルです。

加えて必殺技の発動にもデバイス操作を要するため、その隙を潰せるかどうかが勝敗を分けるポイントになります。

もちろん、撃破後に「ホースオルフェノクへ対応できるか」という問題は残りますが「ライダー同士の戦闘」という前提であれば、ギルス側が主導権を握りやすいと考えます。

不利な敵

仮面ライダー威吹鬼

ギルスの猛獣的な戦闘スタイルは、一見すると圧力がありますが、威吹鬼にとってはむしろ対処しやすい部類と考えられます。

威吹鬼は魔化魍との戦闘を前提とした訓練を積んでおり、不規則かつ荒々しい攻撃への対応力が高いです。

そのため、ギルスの感情任せの突進や連撃も、冷静に捌かれる可能性が高いでしょう。

加えて、射撃武器による中距離制圧が可能な点も大きな差です。

接近する前にダメージを蓄積させられるため、ギルス側は本来の間合いに入る前に消耗を強いられます。

仮に接近に成功したとしても、威吹鬼は「鬼爪」による近接戦闘へ即座に移行可能です。距離に応じて最適な戦闘手段を選択できるため、対応の幅という点で隙がありません。

結果として、ギルスが攻めれば攻めるほど、威吹鬼にとっては“処理しやすい動き”になってしまう構図です。

勢いに任せた戦闘スタイルが、かえって不利に働く相手と言えるでしょう。

ベストパートナー

仮面ライダースカル

まず目を引くのは変身演出の共通点。

変身者の隣にライダーが出現し、同化するように変身する様式は両者に通じる美学があり、並び立つだけで画としての完成度が高い組み合わせです。

背景面でも共通項は多く、信頼していた相手や大切な存在を失い、取り返しのつかない喪失を抱えている点はよく似ています。

その経験が戦い方や価値観に影を落としているのも共通しています。

戦闘面でも意外と噛み合います。

ギルスは近接特化で攻撃密度に優れる一方、スカルは銃撃による中距離制圧が可能。

距離を分担することで、単独では難しい対応力を補完し合える関係です。

また、どちらも孤独を前提にした戦士でありながら、独自の美学を強く持つタイプ。

帽子やバイクといったこだわりの部分でも共鳴しやすく、戦術面だけでなく精神面でも衝突しにくいでしょう。

結果として、“過剰に干渉せず、それでいて不足を補い合う”距離感の良い共闘関係が成立しそうです。

人間に殺された男

仮面ライダーシリーズは子供向け作品でありながら、時に非常にハードな展開を描きます。

味方側のライダーが命を落とすことも珍しくありません。

その多くは「怪人に敗れる」あるいは「力の副作用に蝕まれる」といった、ある種“物語的に整理された死”です。

だからこそ「人間が仮面ライダーを殺す」という展開は際立ちます。

その例外の一つがギルスです。

彼を殺したのは厳密には超能力者であり、完全な一般人とは言えない存在ではあります。

それでも「変身前の人間を狙い、溺死させる」という描写はあまりにも生々しい。

『アギト』第27話で描かれた一連の流れは、今見ても強烈です。

寝込んでいる状態でガスによる殺害を図り、最終的に川辺で溺死させる。この一連の描写は、近年の作品と比較してもなお容赦がありません。

個人的に『クウガ』におけるジャラジのエピソード以上に記憶に強く残ったシーンです。

なお「人間に殺されたライダー」という意味では「スカル」も該当します。

ただし、描写の生々しさという点ではギルスの方が一歩抜きん出ている印象です。

もっとも、ギルスは後に蘇生するという救いがあります。

そう考えればスカルより恵まれているとも言えますが、その後に待ち受ける展開を踏まえると、単純に幸運とも言い切れません。

『クウガ』『アギト』は、しばしば現代の大人向け作品にも引けを取らない苛烈な描写を見せます。

その中でもギルスは、ひときわ過酷な運命を背負った存在と言えるでしょう。

視聴者だけでなく、作中の“神”にすら憐れまれる男。その評価は、決して誇張ではないのかもしれません。

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