仮面ライダーJの戦闘力

戦闘力

総合戦闘力 

スペック


仮面ライダーJ(通常時)巨大化
パンチの威力5t(※)20t(※)
キック威力15t(※)60t(※)
ジャンプの高さ150m500m(※)
100m走のタイム不明3.4秒

引用:仮面ライダー図鑑

※ サイト上記載なしの項目有り。昭和ライダーに関しては威力の記載がない者が多いですが、これは昔の書籍に記載されたスペックがデタラメ級に高過ぎたため、平成ライダーとの整合性を図るための措置だと個人的には推測しています。

 ただし武器の多いハイテクライダーと比較して昭和ライダーは格闘に特化している点も事実であり、全体的なパワーバランスを加味しても基礎スペックの高さを特段否定する必要はないと考えています。

 あくまで昔の書籍に記載された数値に過ぎないため、参考程度にお考えください。

基本情報

 1994年に放送された劇場作品『仮面ライダーJ』の主人公です。元号としては平成でしたが、仮面ライダーとしての括りは「昭和ライダー」に該当します。ただし、テレビシリーズではない単発作品として制作された「真」「ZO」と併せて「ネオライダー」とする括りもあるようです。

 見た目は「ZO」と瓜二つですが、最大の差別化点はやはり「巨大化」に尽きるでしょう。むしろ近年のライダー集合作品では巨大化して登場することが多いため、J=巨人というイメージを持っている人もいそうです。

 しかし原作者としては「仮面ライダーを安易に巨大化させることに反対」の立場であり、製作陣も「一度限りの奇跡」として巨大化を描いたという逸話がある。一方で「巨大ライダー」という個性が非常に便利な設定であるが故に、後年のゲスト出演で巨大化キャラとして登場しがちな点は、良くも悪くも「意図しない結果」であると言えるでしょう。

 個人的には変身~名乗りのシーンが好みです。他の昭和ライダーのような「The変身ポーズ」ではないけど「アイテム依存な平成ライダー」でもない感じ。「クウガ」の変身を更にシンプルにしたイメージでしょうか。変身後に指で「J」を模す名乗りも含めてスタイリッシュな印象です。

 あとJと言ったら「バイク転倒映像」でしょうか。YouTube黎明期の頃、まだ「仮面ライダー」と検索をしても殆どヒットしない時代に、最上位で表示されていたのが彼の転倒動画です。結構な勢いで盛大に転倒しており居た堪れない雰囲気ですが、なんとか持ち直して走り出す姿には心打たれるものがあります。視界が制限される仮面を被ってバイク運転とか普通に危険だよね。

強さ解説

 特に武器を使わず格闘主体のシンプルな戦闘スタイルです。その一方で基礎スペックのデータが現時点での公式サイトに存在しないため、明確な強さを推し量ることは難しいです(上記で記載の数値は参考値)。しかし唯一、公式から開示されているジャンプ力は150mと飛んでもない数値となっています。ジャンプ力に定評のあるクウガ(ドラゴンフォーム)が30m、ゼロワン(ライジングホッパー)が60mであることを踏まえると、Jのスペックが高水準だと分かるでしょう。

 そして彼の代名詞である「ジャンボフォーメーション」ですが、ゲスト出演の様子を見てると「ウスノロな木偶の坊」という印象になりがちです。しかし本来は巨大化時でも100mを3秒台で走る機動力と、ひと跳びで雲の上まで到達するジャンプ力を有しています。雲の上から巨体で降り掛かる「ライダーキック」の破壊力は凄まじいものがありそうです。

 ただし防御力に関しては微妙。J本編では鉄壁の防御で巨大な敵の放つ弾丸や気円斬に対処していますが、その後の作品では呆気なく倒されがちだし・・・。Jは大地がもたらす奇跡のエネルギーによって強くなりますが、エネルギー供給次第で強さが変動するのかもしれません

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定

  1. 初手で巨大化
  2. 全力でジャンプ
  3. 見境なく地面にライダーキック(敵に直撃すればこの時点で勝利)
  4. 大地震を発生させる
  5. 足場が崩れてフラつく敵を捕獲
  6. 握り潰すor海中に暫く沈めて溺死させる

③のライダーキックは直撃すればベストですが、しなくても大丈夫です。

最重要は⑤で、如何にして敵を発見して捕獲するかです。Jのサイズからしたら小人サイズの敵を探すわけですから。

どうしても敵を発見できない場合は、もう闇雲に地面を叩きまくったり、城本クリニックばりに転がりまくって敵ごと周囲を更地にすれば、なんとかなるでしょう

有利な敵

  • 仮面ライダーアーク

アークも巨大ライダーですが、大きさは3m程度です。一方でJは40mのデカさです。流石にデカさの規模が違います。むしろ中途半端な巨大化はJにとっては視認しやすい面もあり、純粋な力比べで勝る以上は、Jが負けることはなさそうです。

  • 仮面ライダードレイク

ドレイクは高速移動かつ遠距離攻撃手段を有する強キャラです。しかし高速移動は大地を揺らす範囲攻撃で概ね対処出来そうです。万が一にクロックアップを封殺できない場合でも、ドレイクの攻撃はそこまで高火力ではありません。Jを倒すには少なくとも「ギガント」のような高火力兵器が必要であり、ドレイクの片手銃でダメージを与えられる相手ではないでしょう。ダメージを与える手段がない以上は、時間経過でクロックアップも解除され、最終的にJが勝利することになりそうです。

不利な敵

重力操作が可能なライダーはとても怖いです。Jの巨大化は「質量が重くなることで火力も向上する」ことに強みがある訳ですが、これを無重力化で打ち消されると悲惨です。要するに「火力の低い巨大な的」になってしまい、Jとしては非常に厳しいです。ウィザードに関しては「フォール」リングで敵を地下に落とすことも可能で、「無重力化でボコボコにされて弱っている隙に、フォールで地中深くまで落とし、グラビティリングとJの重さでマントルまで追いやる」という無慈悲極まりない戦法をとられた場合は流石にJが不利です。

  • 仮面ライダーエボル

大地のエネルギを吸収して強くなるJですが、逆に大地を丸ごと失えば大幅に弱体化すると考えられます。エボルは「パンドラボックス」を使用することでブラックホールを形成し、地球丸ごと滅ぼすことが可能です。パンドラボックスが起動した時点で大地の吸収も始まり、Jとしては阻止しようにも弱体化が進行するので不利と言わざるを得ません。

ベストパートナー

  • 仮面ライダーオーズ(プトティラコンボ)

敵を凍結させて、そのまま破壊する能力を持ったライダーです。例えばプトティラが敵を含めて周囲一帯を凍結し、丸ごとJが踏み潰すという戦法であれば命中率・殺傷率の両面から優れていると言えます。大量の敵を一掃するシチュエーションで特に真価を発揮そうです。

  • 仮面ライダーアギト(グランドフォーム)

彼も大地をエネルギー源とするライダーです。必殺キックの際には地面から足にエネルギーを吸収している様な演出があります。巨大化とのシナジーは微妙ですが、Jは必ずしも巨大化する必要はありませんし、等身大でアギトと肩を並べて戦うのは映えそうです。

強い?弱い?

 ゲスト出演では戦績が振るわない印象があるJですが、戦闘能力自体はしっかり強いです。巨大化も冷静に考えれば非常に高い破壊力が期待出来ますし、素のジャンプ力も相当な水準です。ただどうしても扱いに恵まれない・・・。ディケイド巨大化の素体にされたり、ロケランで撃ち殺されたり、スイカに負けたり、バイクで転んだり・・・。

 ZOと協力して「謎に巨大化したシャドームーン」を倒した謎作品があることを、どれだけのライダーファンがご存知だろうか・・・。

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