仮面ライダーストロンガー(チャージアップ含む)の戦闘力解説

戦闘力

総合戦闘力

スペック


通常形態チャージアップ
パンチの威力60t(※)70t  (※)
キックの威力90t(※)100t(※)
ジャンプの高さ55m55m
100m走のタイム2.1秒(※)不明

引用:仮面ライダー図鑑(※公式図鑑に記載なしの項目有り。複数のサイトで記載されていた数値を参考にしますが、明確な公式データではありませんのでご注意下さい。)

強さ解説

火力

まず参考として上に記載した打撃実数値ですが、恐らく出所は過去に販売されていた書籍だと思われます。少なくとも現存する『仮面ライダー図鑑』には掲載されていないため、完全な公式データとは言い切れません。

ただ個人的には上記の数値であっても過大評価ではないと思っています。むしろ過小評価なんじゃないか?「チャージアップによって一時的に100倍のパワーを発揮する」という設定の割には実数値の伸び幅が控えめ過ぎる気がする。

まぁ打撃実数値に関しては確固たる根拠がないので憶測の域を出ないのですが、平成以降における最強形態クラスの水準であったとしても違和感は無いかなぁ。

そしてコイツの火力を語る上で外せないのが「熱エネルギー」なんですよね。「電気」もそうなんだけど、如何せん「熱」がイカれてる。

劇中での描写・言及をまとめると以下のようになります。

  • 一つ目タイタン→8万℃
  • ストロンガー(第13話)→12万℃
  • 一つ目タイタン(第13話)→24万℃
  • 百目タイタン(第23話)→720万℃

うん。バカみたいなインフレを起こしていますね。信じられないと思うんですけど「720万度」という数値は公式図鑑にも明記されてるんですよね。前作『アマゾン』に登場した「十面鬼ゴルゴス」の30万℃火炎から更にインフレするんか…。

30万℃の炎に耐える!仮面ライダーアマゾンの戦闘力
まず十面鬼ゴルゴスの設定がエグいだろ

今作における「パワーが~倍に進化する」は温度に反映される傾向があるため、ストロンガーのチャージアップも反映されると仮定するなら1200万℃という事になります。頭おかしい。

一般的な炎属性キャラが3000℃程度、劇場版でラスボスを務めたコアが6000℃となります。太陽の表面温度が6000℃であることを踏まえると十分過ぎるでしょう。

要するに仮面ライダーシリーズにおける「高熱」とは「6000℃もあれば非常に優秀」と言える相場観なのですが、それを踏まえると『ストロンガー』における基準が桁外れであるのがイメージできると思います。

ただし『ストロンガー』の作中で言及された温度は体内の熱エネルギーであり、「敵に浴びせられる高熱の温度」と同一視できるかは微妙なところです。まぁそれでも「通常形態の12万℃から更なる強化まで可能」という時点で歴代最高水準と解釈して良いと思います。

汎用性

基本的には電気属性を活かした格闘となります。「電タッチ」という技として触れた敵に電流を浴びせる描写もありますが、特段の技名コール無しでも電気を浴びせているため、基本的には「電タッチを常時発動できる」と解釈して良いと思います。

必殺の電キックは10万V、チャージアップで100倍換算すると1000万Vとなります。電圧の大きさ自体はスーパー1(3億V)やエレキステイツ(100億V)に劣るんですよね。

仮面ライダースーパー1の戦闘力
脳筋すぎる

ただし電圧の大きさでは劣っても、電気を活かした応用技が非常に豊富です。劇中に登場した技をいくつか挙げてみましょう。

エレクトロファイヤー

ストロンガーと言ったらこの技ですよね。

地面に手を置き電流を発生させる範囲攻撃。敵に触れることなく感電させることができるため便利。着地している敵には大体ダメージを与えられます。

電気ストリーム

第6話で発動した際に「電気ストリームとは、数百万アンペアの超高圧電流を流し、物質を一瞬のうちに分裂破壊するエネルギである」という物騒なナレーションが入ります。

必殺キックを受けて瀕死の怪人を海に放り投げ、電流を流し込むことで爆殺するという鬼畜戦法が確認できます。

続く第7話では水中に逃げ込んだ怪人に対し「今度は電熱で川の水を蒸発させてやる」と発言し、マジで干涸びさせるという恐ろしい実績があります。

エレクトロサンダー

ナレーター曰く「超高圧の電流を空中に発射し雷雲を呼び寄せ、人工的に落雷を起こさせるものである」との事です。第10話で発動し、飛行能力を持った敵を撃墜・爆殺しています。そんなのアリかよ。

エレクトロウォーターフォール

第9話で発動。「地面から噴き上げる強力な電気の滝である」とのこと。

逆扇風機

第8話で使用。敵の毒液を跳ね返しています。描写的には衝撃波に近い印象を受けるけど、どういう原理なんだろう…?

磁力操作

鉄を引き寄せたり遠ざけたりできます。第3話では、迫り来るジェットコースターを磁力反発の一点張りで逆走させています。

また第5話では「全てのものを強力な磁石に変える」というトンデモナレーションと共に、敵が撃ったミサイル(槍?)を跳ね返し自滅させる応用も確認できます。

機動力

公式図鑑で参照できるのは跳躍力だけです。通常形態とチャージアップ共に55mとされています。全く強化されていないのも不思議ですね。

ただし第23話ではタックルと共に飛行する描写があります。あれはストロンガー単体で発動できるのか、常時発動できるのか判断が難しいです。個人的には「磁力操作の応用で、地面と自分自身を反作用させることで飛行していた」と解釈していますが、断言はできないかな。

特殊能力

ここもやはり「改造電気人間」としての応用技が目立つ印象です。

ストロンガーバーリア

第10話で発動しています。「ストロンガーの周囲に見えない電磁波の防御膜を張るものである」と解説されており、敵による砲撃を無効化しています。

電気分解

反則技です。第10話で発動しました。簡単に言うとバイオライダーです。自身の肉体を電気分解することで物体をすり抜けます。

カブトキャッチャー

第9・11話などで発動しています。特殊な赤外線で敵を見つけ出す技です。敵の透明化を見抜くことができます。ただし敵による妨害電波があると機能しないことが第14話で示されています。

エレクトロチャージ

第28話で使用し、雷雲からエネルギーを吸収し危機を脱する。続く第29話では「電気エネルギーで地熱を吸収する」パターンもありました。

…といった具合に割と何でもアリなストロンガーですが、必ずしも完全無欠ではありません。

  • 手袋を外して両手を擦らないと変身できない(第24話)
  • 電気パワーを抜かれて死にかける(第25話)
  • 放射線で神経をやられる(第26話)

一例を挙げるだけでもそれなりにピンチに陥る場面はあります。また同じ電気属性との戦いでは苦戦することもあり、ストロンガー自身も電気攻撃を無効化できるわけではないようです。電気耐性あると思ってたから、かなり意外な再発見でした。

  • 電気エイ怪人に苦戦。敵のエネルギー切れを狙って勝利。(第18話)
  • 逆流した自身の電流で大ダメージを負う。(第27~30話)

その一方で電気エネルギーを吸収する描写もあるので、この辺の整理が難しいんだよなぁ。逆流ダメージに関してはチャージアップ獲得後に改善されていましたが、必ずしも「電気なら無効化できる」とは言えないと思いました。

チャージアップは「1分間」という制限時間付きですが、第33話では「敵基地でチャージアップ→人質の元に急行→再度チャージアップ」という展開も確認でき、再発動のハードルは低そうです。

強い?弱い?

めっちゃ強い。

やっぱり第13話でサラッと言及された温度がおかしいよ。

「タイタンのパワーは24万℃!貴様の2倍だ!」

by 一つ目タイタン(第13話)

ストロンガーをディスる文脈なのに、この発言によって「ストロンガーが素で12万℃である」という解釈を導いちゃってる…。

720万℃まで進化した百目タイタンが放つ火炎放射を浴びても特に問題なさそうだったからなぁ。実際に浴びた炎が720万℃だったのかは定かではないけど、熱耐性含めてトンデモないインフレ環境で戦っていたのだと推測されます。

そこから更に100倍パワーアップまで使えてしまうのだからエゲツないです。フォームチェンジというより必殺技の一種として捉えるべきかもしれませんね。

ただし、その熱エネルギーが「敵への高熱攻撃」として作用するのか「打撃力の底上げ」として作用するのかは判断が難しいです。故に12万℃(100倍を反映させるなら1200万℃)をどう評価するかは個人の好みと解釈によって左右されると考えます。

管理人としては昭和特有の圧倒的な数字のインパクトが好きなので、火力面は高く評価してしまおうと思います。その上で電気を活かした豊富な応用技も考慮すると、歴代でもかなり上位の実力者と言えるのではないかと思います。

「(なぜ毒ガスが効かなかったのかを問われて)そんなこと、俺が知るか!」の一言で片付けてしまうストロングスタイルも非常に魅力的ですし。

もちろん苦戦描写もそれなりに存在するし決して完全無欠とまでは言えませんが、「栄光の7人ライダー」の一角を成す強者であることは確かでしょう。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

前提:一般的な怪人(序盤相当)と対峙

  1. 初手で雷雨を発生させる。
  2. 雨宿りを兼ねて屋内での戦闘を提案、廃工場に移動。
  3. 廃工場にて磁力操作。建物の骨組みを破壊して倒壊させる。
  4. 自身は電気分解を使用し、すり抜けで回避。
  5. 敵を圧迫する建物にエレクトロファイヤーで電流を浴びせる。
  6. 倒壊した建物と降り注ぐ雨水を伝って着実に感電死させる。

低リスクかつ確実に感電させる戦法が望ましいです。

格闘を避けつつ電気を流せるエレクトロファイヤーを主軸にしましょう。電流を伝わすには敵の肉体と導体が接していると都合が良いです。

屋内に誘い込み倒壊させることで押し潰せば、敵の身動きを封じつつ鉄と雨水を伝って一方的な攻撃が可能となるでしょう。敵が沈黙するまで電流を注ぎ込み続けるのみです。

有利な敵

仮面ライダーカブト

言わずと知れた「クロックアップ」による高速移動キャラクターです。

シリーズ屈指の強キャラですが、高速移動は範囲攻撃で対処するのが相場でしょう。

とりあえずエレクトロファイヤーで様子見、対処しきれずに被弾した場合は電気分解でやり過ごしましょう。

クロックアップ連続使用が無法!仮面ライダーカブトの戦闘力
有利な敵/オーディン/未来からの援軍でタイムベント攻略できそうじゃね?

仮面ライダーファイズ

磁力操作が有効な敵でしょう。

ファイズは携帯電話という精密機器に依存した能力ですが、携帯電話は強い磁石を近付けると壊れます。

ストロンガーの磁力はジェットコースターを逆走させる程度には強いため、速攻で変身解除に追い込めそうです。

ウルフオルフェノクに関しては高速移動可能ですがカブトと同様の戦法で処理できると思います。

仮面ライダーフォーゼ(エレキステイツ)

フォーゼの必殺技「ライダー100億ボルトブレイク」は文字通りに解釈すると、ストロンガーの10万ボルトを遥かに上回ります。

しかしストロンガー自体が電気属性であり、むしろ電気を吸収してパワーアップ可能です。もちろんフォーゼ側も電気無効であるため、結局はお互いの電気を相殺した上で純然たる近接戦に発展する可能性が高いです。基礎的な身体能力は圧倒的にストロンガーが有利です。

→と思ってたんだけど、ストロンガーは必ずしも電撃を無効化出来るわけじゃないんだよなぁ。これは私の認識が間違ってて、再履修中に気付きました。もちろん電気を吸収する描写もあったので、上記のような展開になる可能性もあるけど何とも言えんなぁ。

ただし単純な電圧だけなら圧倒的にフォーゼが優れるものの、応用技の豊富さや格闘性能を考えるとストロンガーの勝機もあるんじゃないかとも思う。まぁそれにしても100億Vは脳筋すぎるね…。

不利な敵

仮面ライダーヴラム(ゼリーカスタム)

防御手段が豊富なストロンガーですが、本編で毒ガス室からの脱出を急ぐ描写があり、毒耐性は不完全だと思われます。

ヴラム(ラーゲ9)の毒素注入は物理攻撃なのでストロンガーに回避される可能性もありますが、ゼリーカスタムで透明化した上で即座に不意打ち毒攻撃がキマればワンチャンありそうです。

ストロンガーのカブトキャッチャー発動が先か、ラキアの心臓が止まるのが先かは分かりませんが、短期決戦になることは確かでしょう。

仮面ライダー王蛇

同じく毒属性です。毒攻撃に加えて王蛇はガラスの鏡からミラーワールドに退避可能です。そしてガラスは不導体ですので電気を通しません。

ストロンガーはミラーワールドへの介入・攻撃手段が無いと思われます。王蛇は鏡の中から一方的に契約モンスターに毒攻撃をさせていれば負ける可能性は低そうです。

仮面ライダーゼッツ

令和の7号ライダーです。

ストロンガーの戦闘力は非常に高いですが、ゼッツのような特殊性に対応できるかは微妙だと思います。

雷雲を呼び寄せられるストロンガーは非常に優秀ですが、ゼッツも明晰夢をによって近しい芸当が出来そう。

まぁこれに関しては「戦場を現実世界として想定するか夢世界とするか」次第で変わってきそうですね。

明晰夢をどう考えるか…仮面ライダーゼッツ(フィジカムインパクト)の戦闘力
「瀕死状態なので夢世界で回復します」←これ

ベストパートナー

仮面ライダーバロン(レモンエナジーアームズ)

レモン果汁は電気をよく通します。ポッカレモンは製造過程でレモンの特性を利用し電気を通すことで殺菌しているそうです。

仮面ライダーオーズ(シャウタコンボ)

水を操るうえに電気ウナギの能力持ちです。シャウタが相手をビショビショに濡らした後にウナギの触手で拘束し、二人で仲良く放電すれば良いでしょう。

ピカチュウの1000倍に相当する電撃!仮面ライダーオーズ(シャウタコンボ)の戦闘力
シリーズ通算1000話記念を飾った地味フォーム

仮面ライダーカリス

ストロンガーの宿敵であるジェネラルシャドウはトランプ愛好家ですが、彼曰く「♡Aは運の良いカード」との事です。

実際に第23話では♡Aを引き当てた立花藤兵衛に手を貸す描写もあり、何かと優遇してもらえる可能性がありそうです。

逆に「♤Aは死のカード」であるらしく、激しく激怒したシャドウが攻撃を仕掛けてきます。剣崎とは関わらない方が良さそうです。

最高の客演だよね

もはや語るまでも無いのでしょうが、今作35話~最終話までの流れは本当に素晴らしいですよね。それこそ『ディケイド』『ジオウ』といった周年作品では定番となった「客演」という文化ですが、『ストロンガー』の終盤戦は歴代最高峰の客演回だったと思います。

まずオリキャス全員集合の時点で凄すぎますよね。もちろん当時と平成以降とではオリキャスを揃える難易度も違うだろうし、そもそも何でもかんでも「オリキャスを出せば良い」って話でも無いだろうし。

それでも「歴代主人公が全員揃う」っていう圧倒的な豪華さは今後のシリーズでも簡単には越えられない金字塔だと思う。

そして何より、それぞれのキャラの扱い方が上手いわ。決して尺が充分にあったわけでもないと思うんですよ。別に同時変身シーンがあるわけでもないし。

でも終結したライダー全員に共通するテーマとして「立花藤兵衛との再会」があることで、絶妙な一貫性を帯びてくるんですよね。もはや『ストロンガー』という作品ではなくて、1号~ストロンガー全員を含めた『仮面ライダー』としての最終回だと感じた。

やっぱり『ディケイド』『ジオウ』も良かったけど、あくまで主人公は現行ライダーだったじゃないですか。そこはどうしても大人の事情があるんだと思う。

しかし昭和の総決算である『ストロンガー』に関しては違ったと思うんですよね。それこそ最終回のラストシーンは「初代の主題歌をBGMに、1号を中心としたバイクシーン」ですし。

立花藤兵衛のキャラも唯一無二ですよね。7人の歴代ライダー達に慕われる存在として、5作品連続で登場していたキャラなんて他に存在しないと思う。ライダーを支える年長者でありながら、仮面ライダーを愛する少年のような雰囲気も相まって本当に良いキャラしてる。

そんな立花藤兵衛に感情移入しながら視聴していると、不思議なことに歴代主人公たち全員に愛着を抱くし、どのキャラにも優劣を付けられないと感じる。そして最後は囚われた自分を助けるために、全員が助けに来てくれる夢のようなシチュエーション。あまりにも美しい。

まぁ管理人としても「客演こそが正義」という考えではなく、むしろ客演無しで独自性の強い作品の方が好きなので、必ずしもストロンガーを礼賛するわけではありません。

ただ客演をやる上での「各ライダーの扱い方」という意味では、あまりにも理想的すぎると感じる次第です。

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