怪事課の解体スピードが早過ぎる?仮面ライダーゼッツ第3話の感想

感想

描かれた内容

  • ついに現実世界でのバトル!
  • 富士見刑事の深層心理
  • 警視庁怪事課の解体
  • 深層心理の扉が全て開くと怪人化

 前回に引き続き「富士見刑事」の深層心理に迫る内容でした。彼は刑事でありながら「警察組織が爆破で壊滅してしまう夢」を見ています。

 一見すると、これは刑事にとって「望まない悪夢」のように感じられますが、怪人曰く「夢主の深層心理=心の奥底で望んでいること」であるようです。

 「富士見刑事が所属する怪事課を解体する旨を上層部より通達される」描写があり「自分の仕事を認めない警察組織が憎い」という感情が心の奥底で存在しているのかもしれません。

 ただ時系列としては「莫が取り調べを受ける」→「富士見の夢由来の怪人が爆破を起こす」→「富士見が上層部に解体を告げられる」→「莫が解体された事実を知る」という流れに整理されます。

 上層部に対して富士見が「昨夜の爆発事故の原因を捜査している」趣旨の発言をしていたので、およそ時系列としては正しいと思うのですが、これを素直に受け取ると少々違和感があるかもしれません。

 まず「解体を告げられる前に警察組織を爆破している」ため、解体の事実そのものが警察を憎むキッカケとして成立しない事になります。また解体を告げられてから実際に解体されるまでの期間が短すぎる点も気になります。

 まぁ本当に細かい要素ですし、特に深い意味も無いのかもしれませんが「時系列の違和感=夢と現実が混在している」を意図的に描いているのであれば「莫が現実だと思い込んでいた世界すら夢だった」という展開にもなり得るのかなぁなんて想像が膨らみます。

 「現実世界では英語を話せない」莫が、現実世界での戦闘で「爆発物の処理は得意」というエージェントらしい戦法・発言をしていた点も少々気になりますが、果たして伏線なのか…。

妹について

 そもそも兄妹2人暮らしという状況の時点で、何かしらの過去や事情があるものと推察されますが、今回の怪人による現実世界への侵蝕を目の当たりにした際に「これって…」という発言をしていました。

 本当に僅かな発言ですが、これを真剣に考えると「何か思い当たること」があるのではないかと勘繰ってしまいます。

 悪夢に人間が乗っ取られて現実世界が危機に瀕する状況が、どの程度の頻度で発生するのかは不明ですが、何かしら過去に同様のケースを経験していて、そこで両親も絡んでくるのでは無いかと個人的には予想しています。

ヒロインについて

 主人公である莫は「エージェントとして」他人の夢に潜入しミッションを遂行しますが、その夢の世界でヒロインと接触します。

 ヒロインは現実世界では超有名アイドルであり、当然ながら莫とは面識が無いものと思われます。てかそもそも現実世界での「ねむ」って未登場じゃないか?

 そんなアイドルですが、それぞれの夢の世界に姿を変えて登場します。囚われのヒロイン役、1日警察署長としての役割が与えられていますが、それぞれの役は「アイドルである前提」が存在していると思われます。

 これは素直に捉えると「アイドルという大勢に認知される存在が各人の理想に置き換えられて登場している」と解釈できますが、もしかしたら「アイドルとして各人の夢に潜入しているエージェント」の可能性も僅かながらにあり得るのかなと感じました。

 まぁその割には第1話で「莫に精神攻撃を仕掛ける」描写もあったので、現時点では「各人が夢の中で描くアイドル」として登場する人物と考えるのが無難でしょうか。

まとめ

 今回も戦闘描写に魅了されましたね~。「ルナジョーカー」「ビッグウィザードリング」のようなド派手な戦闘を繰り広げたと思いきや、背後からの突き刺しというクッソ殺意の高い技まで披露されており、派手さとエージェントらしさが良い塩梅で調和されている印象です。

 とりあえず次回で注目したいのは「怪事課が存在しているか」です。素直に考えれば「解体されている」はずですが、何事もなく存続していた場合は「現実世界も莫の夢である」という線が出てきます。

 流石にそれは急過ぎるし可能性としては低いですが、解体されるにしても2人の刑事が新たに配属される部署はどこなのか、怪事課が復活するのはいつなのか、という点は気になるところです。

 「ねむちゃん」についてはまだ未知数ですね。次回は花嫁姿で登場するようですが、莫の脳が焼かれないか?

ただ「ねむ」との結婚を夢見る人が登場する以上は彼女の存在にもフォーカスが当たるでしょうし、各所で議論されている「ねむは現実世界に存在するのか」「そもそも人間なのか」「既に故人、または昏睡状態なのではないか」といった予想に一定のヒントが提示されるかもしれません。

※追記

次回予告をよくよく確認すると花嫁は「ねむちゃん」ではありませんね。

私の見間違いです。大変失礼しました。

 いずれにしても謎の多い『ゼッツ』ですが、毎回ワクワクさせられます。次回も楽しみです!

前回までの感想はこちら!

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