仮面ライダーゼッツ第2話の感想!悪夢で2度と目を覚まさない=怪人化?

感想

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描かれた内容

  • 夢と現実が繋がる!
  • コード0(司令官)が登場
  • 専用バイクは変形型で「オートバジン」に近い
  • 敵組織「ナイトメア」は複数人に同じ悪夢を見せる?
  • 警視庁怪事課と莫が出会う

バイクアクション最高ですね

 第1話の「仮面ライダーらしくない」雰囲気から打って変わって「めっちゃ仮面ライダーしてる」第2話でした。ただ夢の中での変幻自在な戦法といった「ゼッツ」独自の特徴も活きてて見応えがあります。

 やっぱり最大の見せ場は「バイク」でしたね。旧2号が搭乗していた「改造サイクロン号」に似たシンプルデザインで既にカッコいいのですが、まさかの変形で「オートバジン」のような2足歩行型ロボットになるサプライズもありました。

 ゼッツにおける司令官「コード0」が遠隔で操作しており、普通に人間の言語を喋るといった特徴はありますが、やはり「オートバジン」がトレンド入りしており、みんな考えることは一緒なんだなと感じます(笑)。

 ただ「バイクを乗り回す」という点では従来の仮面ライダーらしくはありましたが、敵へのアプローチという意味では「とても新鮮な戦い方」だなと感じました。

 いくら爆弾が積まれた車両とはいえ「突然運転中のトラックに飛び付いてドアを外す」という行為に加えて「スパイクでタイヤをパンクさせる」という的確な車両破壊を実行しており「ヒーローらしさ」ではなく「エージェントらしく」任務遂行している印象を受けました。

謎について

  • 謎① 家族について
  • 謎② 世界観について

 第1話の記事参照

謎③ 「ナイトメア」の目的

 ゼッツをサポートする司令官ゼロや怪事課の富士見刑事の発言から察するに、敵組織「ナイトメア」および怪人は以下のような行動原理になると思われます。

  1. 人々の夢の中に侵入
  2. 人間の深層心理を夢の中で叶える=究極の悪夢?
  3. 究極の悪夢を見た夢主は2度と目を覚まさなくなる

 まだ不明事項も多いので確証はありませんが、③の「2度と目を覚まさない」とは肉体を乗っ取られる事を意味するらしく、素直に受け取れば「人間が怪人にされてしまう」と解釈できそうです。

 つまり夢の中で戦う怪人は「夢主の深層心理の代行者」であり、今後もし現実世界で戦う怪人が登場するなら、それは「怪人に肉体を乗っ取られた元人間」という事になるのでしょうか。

 「人々の心の闇を具現化する」という意味では『電王』における「イマジン」や『オーズ』における「ヤミー」と近しい要素もあり、割と定番な敵組織なのだと思われます。

 ここで改めて第1話を振り返ると「人間の像で装飾された不気味な扉」を開いた先に夢主の深層心理が存在する事が分かります。莫の場合は「自分がエージェントになれる理想郷」が深層心理として存在していました。

 しかし深層心理の世界に怪人が侵入してきます。そして莫に対して「現実から逃げているの過ぎない」といった趣旨の精神攻撃を仕掛けます。この際に現実世界の莫は心肺停止に陥っており、上記の「2度と目を覚まさない」になりかけたのだと解釈できます。

 ただ莫は怪人による精神攻撃に最後まで抗い続け「深層心理の主導権を取り戻す」描写がありました。その後に仮面ライダーゼッツとしての能力を手に入れる流れです。

 恐らく深層心理における精神攻撃で絶望するか否かが別れ道となっており、第2話で登場した富士見刑事における「深層心理の扉」の先は炎で燃えていましたから非常に危険な状況なのでしょう。

謎④ 複数人が同じ悪夢を見る?

 「人々の夢の中で暗躍し夢主を怪人にしてしまう」という悪事は隠密性が高いですが、どうにもこの悪夢は「複数人で共有される性質」があるようです。

 今回の悪夢は怪事課の富士見刑事の深層心理に基づくものでしたが、主人公の莫も同じ内容の夢を見ています。これがどの程度の範囲で共有される性質なのか…?

 例えば「誰かれ構わず大勢が同じ悪夢を見る」のか「エージェントである莫だけが他人の悪夢にアクセスできる」のかで随分と性質が変わってくると思うんですよね。まぁ恐らく後者だろうとは思いますが…。

まとめ

 第1話と比べると「アメコミ色」は抑えられて「仮面ライダーらしさ」が少し強まった印象です。もちろん『ゼッツ』としての世界観は惹き込まれるものがあるし、一方に偏らない独自のブレンド比率で魅せて欲しいと思います。

 また有力視されていた「ベルト=ペースメーカー説」は違うようですね。確かに1話の心臓に結びつく描写を見ると生命維持装置のような印象を受けますが、ゼッツの場合は着脱可能な設定になるようです。

 まぁあのベルトを外せないと「着替えも出来ない」という事になってしまうので、流石に厳しいものがあったのかもしれませんね。

 次回で富士見刑事の「深層心理をどのように描写し解決を図っていくのか」が明らかになる事で作品としての方向性も示されそうではあります。やっぱり「絶望するか否か=深層心理の主導権を手放すか否か」が成立すると『ウィザード』が意識されますが果たして…。

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