描かれた内容
- ゼッツの能力がノクスによって消される
- 富士見刑事と莫が協力関係を解消
- 緊張感漂うガチャ→グラビティ入手
- ノクスと司令官が対面
- ゼッツがブラックホールに吸収される
「イレイス」は相手の能力を消す効果
前回より登場している「ノクスナイト」ですが、実数値自体はゼッツに劣り気味であり、擬似ライダーであることも踏まえると「正式なライダーへの進化前」の段階だと思われます。
参考までに現時点での実数値は以下の通りとなります。
| ノクスナイト | 赤ゼッツ | 青ゼッツ | 緑ゼッツ | 紫ゼッツ | |
| パンチの威力 | 4.2t | 8.1t | 4.8t | 2.8t | 計測不能 |
| キックの威力 | 9.1t | 16.2t | 8.2t | 5.7t | 計測不能 |
| ジャンプの高さ | 4.8m | 9.8m | 10.7m | 6.8m | 計測不能 |
| 100走のタイム | 7.5秒 | 7.6秒 | 6.8秒 | 9.4秒 | 計測不能 |
ただし今回の第13話で披露された「イレイス」の能力は中々に強力ですね。
具体的には「ゼッツの変身アイテムから能力を消去」する活躍を披露しており、これが仮に「現実世界でも使用可能」であればブッ壊れ性能と言えそうです。
なんたって「殴るだけで強制的に変身解除させる」ですからね。流石に「夢の中限定」じゃないと強過ぎる気はします。
理不尽すぎるよ、富士見刑事
ノクスとの戦闘によって「ゼッツへの変身能力」を喪失した莫は精神的に落ち込みます。
そんな彼を更に追い込むかのような勢いで富士見刑事は「事件の解決を急げ」とキレ散らかします。
ノクス=小鷹による妨害が原因である旨を伝える莫ですが、富士見刑事にとしては「自身の部下であった小鷹」を疑う事ができず更に激怒。
莫が戦意喪失気味だった側面もありますが、富士見刑事による半ば一方的で理不尽な怒りを端として「ゼッツと警視庁怪事課の協力関係」が解消されます。
精神的に落ち込む莫
夢の世界においては「無敵のエージェント」として活躍してきた莫ですが、現実世界での彼は「23歳の無職男性」という厳しい立場なんですよね。
学生である可能性も完全には否定しきれませんが、第1話でハローワークに行っている描写を見るに「就職浪人」や「高卒でフリーターだった」可能性が高いと思います。
もしも自分が莫の立場だったら「唯一の家族である妹が働いているのを横目に家事手伝いをしている無職の兄」という状況に耐えられない気がします。
それでも夢の世界だけでは「国民的女優と共に無敵のエージェントとして活躍する自分」が存在する事でギリギリ自尊心を保てるのかなぁっていう印象です。
そんな彼にとって「夢の世界の自分すら否定される」は結構な精神的ダメージである、というのは中々に説得力があると感じました。
司令官による「夢すらも信じられなくなったか」発言は非常に辛辣だったのではないでしょうか。
そして彼を再起させるのが身近な大人ではなく「経済難な家庭でも健気に夢を叶えようとする純粋な小学生」というのも個人的には腑に落ちます。
上記の通り「現実世界で厳しい立場に置かれている無職男性」が大人らしく振る舞える相手なんて純粋な子供くらいしか存在しませんし。
神妙な面持ちでガチャを回す
心を奮い立たせた莫は例の「カプセムガチャ」を回そうとします。
ここ最近は「ガチャを回してもアイテムが排出されない」という現象が起きており、司令官曰く「カプセムガチャは莫の深層心理に影響を受ける」との事でした。
そんな事もあってか、ガチャのハンドルを回す時の表情とは思えない神妙な面持ちでガチャに取り組む成人男性という面白い構図に。
後ろの「ねむちゃん」が「W杯のPK戦」くらいのテンションで応援しているのも相まって中々にシュールでした。私は好きです、こういう独特なシーン。
グラビティ強すぎねぇか?
歴代ライダーシリーズにおける「隕石」って結構対処が難しい扱いだったと思うんですよね。
代表例としては『劇場版カブト』がありますが、これも歴代屈指のチートキャラである「ハイパーカブト」ありきで何とか対処したレベルです。
『ジオウ』でも隕石処理はありましたが、これも雑に強いと言われる「ギンガファイナリー」と「ジオウトリニティ」の協力プレイでしたし。
こういった隕石処理に対して「重力の能力で対処する」という方法が公式によって提示されたのは今後の強さ・能力の考察をする上でヒントになりそうだと感じます。
ただこれも「現実世界で再現できるか否か」で大きく話が変わってくるので難しいところですね。
現実世界でもナーフ無しで使用可能であれば超優秀ですが、逆に「強すぎる」とも言えるので…。
因みに今回で披露されたブラックホールは「擬似ブラックホール」であり、エボル辺りが発生させる物とは差別化されている雰囲気は感じます。
ノクスはコードNo4だった!
相変わらず意味深な発言をするノクスですが、ゼッツの司令官と対面で会話をします。
やはり第一声は「久しぶりだな」であり「過去に面識がある」という事実が確定、更にノクスが「コードNo4」である事実も明かされます。
主人公である莫が「コードNo7」なので、やはり『ゼッツ第1話』より前の時系列で戦っていた戦士として捉えて良さそうです。
今週のノクス発言は
- 「カプセムは悪夢の力だ」
- 「ドライバーを捨てて悪夢から醒めてしまえ」
- 「カプセムの恐ろしさを身をもって味わえ」
- 「(ゼロにとって莫がブラックホールに消えた事は)想定済みか」
- 「(特殊防衛機関は)目的の為ならエージェントの犠牲は厭わない、相変わらず腐った組織だ」
という趣旨の発言がありました。
また次回予告では
- 「夢の世界ともお別れだ」
- 「悪夢を彩る力など消し去るのみ」
という発言が確認できる状況です。
やっぱり特殊防衛機関CODEが怪しすぎるよ…。
当の司令官も莫の妹に対して秘密を漏洩したら「お前を処分する」と発言しており、色々と物騒です。
上記発言を踏まえると、ノクスの行動指針は「かつて仲間のエージェントが組織によって犠牲となったので莫が同じ目に遭わないようにしている」と捉えられますが如何でしょう?
でも「わざわざ悪夢を叶えようとする」行動は何故なんでしょう。ノクス側もゼッツに対して「愚かな悪夢を叶えたか」と発言してますし。
ブラックホールの出現も過去に見た経験があって、それによって誰かしらが犠牲になったという事なのでしょうか。
まとめ
相変わらず「夢の中」とはいえ、やってる事がド派手ですよね。こんな序盤から隕石を破壊出来て良いのか?(笑)
次回予告も情報量が多いです。前々から玩具情報でバレバレだった稲妻ゼッツが遂に登場するようです。
また「ねむちゃん」の衣装が第1話の衣装と同じなので、次回は久しぶりに「莫自身の深層心理」を描く展開になりそうです。
幼少期の莫が落雷を受けるカットが存在していますが、第1話にて言及された過去に経験した3大不幸の一つについて描写する感じですかね。
因みに3大不幸は「落雷直撃」「隕石直撃」「サメに捕食される」です。なんで生きてるんだよ?
「莫の過去に隠された深い闇」との記載もあり「なぜ莫がエージェントに選ばれたのか」を考察するヒントも出てくるかもしれないですね。



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