火力を1.5倍に引き上げる!仮面ライダービルド(タンクタンクフォーム)の戦闘力

戦闘力

総合戦闘力 

スペック


タンクタンクフォーム
パンチの威力47.0t(70.5t※)
キック威力53.7t(80.5t※)
ジャンプの高さ58m
100m走のタイム1.1秒

引用:仮面ライダー図鑑

※本形態は腕力・脚力を1.5倍に引き上げる能力持ちのため、その際の数値を参考として記載

基本情報

仮面ライダービルドの強化フォームです。「ラビットラビット」と同一のアイテムで変身する姿であり、こちらも単色での強化となります。

初陣は第28話であり、予め敵へのネタバレとして囮扱いを受けたラビットラビットに対して、こちらは「奥の手」として最後まで隠された姿でした。

「西都との決着」という意味では一区切りを付ける決戦で勝利を納めた活躍は何よりも目立つものです。

その後も「ラビットラビットで出撃してタンクタンクで決着をつける」流れで使用するケースが多く、全体的に「美味しい箇所をもらっている」印象は強いです。

流石に本編終盤は「ジーニアス」に活躍の場を譲りがちでしたが、本編終了後の冬映画などでは「ジーニアス使用不可の状況における筆頭戦力」として再びスポットライトを浴びました。

それこそ冬映画において(演技だけど)洗脳された敵として立ちはだかるタンクタンクは結構な絶望感がありました。

やっぱり戦車なだけあって非常にゴツいし、銃もデカいのでとにかく1発が重い印象を受けました。

この映画に関しては本編序盤にタンクタンク、後半にラビットラビットという通常とは逆の順番で登場しましたが、やはり恵まれるのはタンクタンク…。

こちらは「ジオウと万丈を一方的にボコった」のに対して、ラビットラビットは「ひたすらアナザーダブルに苦戦する」ですから扱いの差は本当に大きいと感じます。

ただラビットラビットとの比較では恵まれているタンクタンクですが、物語全体としての「タンクボトルの立ち位置」は「ラビットボトル」と比して非常に不遇です。

やっぱり「ラビットドラゴン」を見ても明らかですが「桐生戦兎を象徴するのはラビット」という風潮は強いです。

タンクボトルの立場としては「ラビットとベストマッチで”戦兎”」だと思ってたのに、引き離されるや否や「ドラゴンボトルにNTRされた」も同然であり、戦万腐女子と思わしきベルナージュと相容れないどころか、百合の被害にあったエボルトやブラッドと並んで闇落ちしかねない程には脳を焼かれていそうです。

それを踏まえれば多少はタンクタンクを優遇してやっても帳尻は合うし、むしろお釣りが来る程と言って良いでしょう。

また一つのアイテムで2つの形態を切り替えるライダーは後にも先にも存在しますが、大体が「パワー型→バランスorスピード型」の進化を辿るのに対してビルドは逆です。

他にパワー型が後出しされるパターンのキャラっていたかな…?いずれにしてもビルドは結構レアパターンだと思います。

強さ解説

火力

素手による打撃は敵の装甲を貫通する効果がありますが「ラビットラビット」と同様に「ハザードフォーム」の防御無効化からは多少のナーフを受けていると思われます。

ただし本形態は「腕力・脚力1.5倍」という性能があり、これが実数値に反映されるなら「ラビットタンクハザード」の倍近くの水準に達します。

ここまで来れば流石に「ハザードの火力は超えた」と断言して良いと思います。

汎用性

こちらも「フルボトルバスター」を標準装備です。斬撃・射撃の両方に対応し、ボトルも4本まで装填可能となります。

扱うボトルの組み合わせ次第では特殊技も発動する余地がありますから汎用性の高い武器と言えます。

ただし自身の性能としては「射撃の命中率を向上させる弾道計算」「射程距離の延長」「着弾時の火力上昇」といった機能が搭載されており、銃モードでの運用を前提としている印象を受けます。

もちろん剣モードで運用する場面もあるでしょうが、それを補助する機能が全く存在しておらず、アンバランスな印象は否めません。

「まぁ戦車染めなんだから斬るのは変だろ」と思えば射撃特化なのも受け入れやすくはあるでしょうか。

機動力

100mを走り抜けるスピードという観点では「ラビットラビット」を0.1秒だけ上回ります。

これだけゴツい外見なのに1.1秒で走るスピードを両立しているのは素直にすごいです。

ただし跳躍力では「ラビットラビット」と比して大きく劣り、水準としては基本形態である「ラビットタンク」と殆ど同レベルとなります。

ラビットラビットは「一時的な加速」が可能である事も踏まえると、流石に機動力ではこちらが劣るでしょう。

特殊能力

総じて「攻撃特化」な印象であり、目立つ特殊性は中々見つからないですね。

そもそも単一の能力になった事で従来の「2つの能力を組み合わせた相乗効果」から生み出されるバラエティ豊かな特殊性は喪失しています。

ラビットラビットには「聴覚を活かして敵の行動を予想する」といった原始的だけど攻撃・防御の双方に活用し得る特殊要素があっただけに、こちらは更にシンプルな印象です。

タンク自体の能力として顕現するのが先述した「射撃の補助性能」だと考えられますが、やはり戦術の幅は少し狭まっているのは否めないでしょうか。

あとは「自らが戦車になる」ヤツですが、あれ強いんかな…?描写を見る限りそんな強そうな印象を受けないのは私だけでしょうか(笑)。

一応は冬映画にて「洗脳を無効化」している描写がありましたが、原理としては全くの謎であり、単純に「ティードが無能すぎた」可能性も否定できません。

とはいえビルド全形態に共通する事ですが「天才物理学者である変身者の頭脳」「ハザードレベルによる強化余地」を踏まえれば間違いなく優秀であると言えます。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。

  1. ひとまず自身の装甲(戦車)を召喚し戦わせる
  2. 自身は暴走直前までハザードフォームで殴る
  3. 暴走の兆しが出たら戦車を装着し変身
  4. 敵の足元を狙って全力でキック
  5. 敵が体勢を崩したら馬乗りになる
  6. フルボトルバスターにボトルを4本装填
  7. 最大火力でゼロ距離射撃

変身前に複数登場する小型戦車が自動で敵を攻撃してくれます。これが結構有能なので、変身自体はゆっくりで良いと思います。

ハザードフォームが上記戦車を身に纏ってタンクタンクが完成するので「戦車だけ召喚してギリギリまで素ハザードの防御無視ダメージを積む」が最適解ではないでしょうか。

その上でタンクタンク変身後は最大火力の1発を確実に命中させたいです。自身にも「射撃の火力向上」機能が搭載されていますし、これにボトル4本分となれば高い火力を期待できます

④の足蹴りはシンプルですが「火力1.5倍で貫通ダメージ」ともなれば見た目以上にダメージは入る筈なので、体勢を崩す程度なら問題なく達成できると思います。

有利な敵

仮面ライダーバース・デイ

どちらもキャタピラの足やキャノン砲を活かした銃火器ライダーです。

細々とした射撃ではなく重い1発を放つタイプですが、流石にビルドの方が攻撃に固有性がある印象です。

バースがコアメダルにも対応してれば話は変わるのですが、描写を見る限りセルメダル特化であり、必殺に特殊な付加価値を加える等の応用はできなさそうです。

そうなるとボトルで様々な固有能力を引き出せるフルボトルバスターの方が、火力+αによって強そうなイメージがあります。

仮面ライダークウガ(ライジングドラゴン)

青いドラゴンです。タンクボトル君にとっては忌々しい存在でしょう。

不利な敵

仮面ライダーガヴ(オーバーマスター)

「パワー型のオーバーモード」と「スピード型のマスターモード」を瞬時に切り替えるライダーです。

ビルドもラビットラビットとタンクタンクが「表と裏」のような関係性になっていますが、ガヴのように瞬時の切り替えは難しいです。

全体的な実数値こそビルドが圧倒的に優れるものの、ガヴによる超スピードモードからシームレスに放たれる重量級パンチを対処できるかというと怪しいです。

更にガヴは各種別フォームの武器まで使用できるので攻撃の幅は広く、全体的に「タンクタンクに不足しているもの」をピンポイントで有する印象です。

仮面ライダーパラドクス(レベル99)

こちらも「2つの形態の力を同時に扱える」ライダーです。パワー型と特殊型の長所を両獲りしています。

ビルドのように「元々の複数能力を単一化する」という方向性での強化は結構珍しいと感じており、一般的に能力が複雑化していく他ライダーにどの程度対応できるかは疑問が残ります。

一応はビルドも各種ボトルの効能を活かした戦略性がありますが、パラドクスもまた「高速化」「分身」「マッスル化」といった特殊要素があり、タンクタンクより汎用性が高そうです。

ベストパートナー

仮面ライダーゼロワン(シャイニングアサルトホッパー)

追加武装で「前フォームの弱点を克服」した姿です。ゼロワンの場合は「体力消耗の激しいアサルトホッパー」に追加武装をすることで安定した性能に進化しています。

ビルドに関しても前形態が「ハザードフォーム」ですから、間違いなく安定感を手に入れたと言えるでしょう。

両者ともに追加武装が青色であり、重量級な外見ながら「機動力も高い」点で似ています。

仮面ライダー新2号

「洗脳を受ける」展開は昭和ライダーでありがちな印象ですが、なんだかんだで「無効化」や「実は効いてなかった」といった雑な理由で解決しています。

2号に関しては1号と共に「洗脳されたフリをしてチャンスを待つ」というクレバーさを見せており、ビルドと同様の判断を下しています。

また2号もパワー型であり、重い一撃を放つタンクタンクとの親和性は高そうです。

強い?弱い?

普通に強いと思います。

多少ナーフされた可能性があるとはいえ「貫通ダメージ持ち」であり、自らの火力を1.5倍に引き上げる性能まで加味すれば流石に優秀です。

ただし「ラビットラビットより強いか」というと個人的には微妙であり、最終的には互角の水準に落ち着くと思っています。

もちろん勝負における「決定力」はタンクタンクが優れるのでしょうが、勝負を「運ぶ能力」はラビットラビットの方が優秀です。

結果的に戦績はタンクタンクの方が良いイメージですが「ラビットラビットと戦って勝てるか」というと疑問符はつきます。

こちらは実数値や火力こそ優れますが、特段の特殊性は殆どなく非常にシンプルな性能デザインです。

逆に「ラビットラビットに負ける」とも思えないですし、やはり互角でしょう。

そもそも両者ともに高い火力と機動力を両立しているのであり、根本的に「強い部類」であることは間違いないです。

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