2025年にリリースが予定されている仮面ライダー新作スマホゲーム「Defence Warriors」(通称:ライD)ですが、ついに詳細が発表されました。
やはりタワーディフェンス形式のゲームになりそうです。拠点防衛型で自陣に敵が攻め込んできますので、マップにライダーを設置することで撃退する仕組みでしょう。
なんか公式Xのリプ欄が荒れている・・・?
実は春先からライDの公式アカウントは存在しており、3ヶ月にわたって登場するライダーをバレバレのシルエット形式で紹介し答え合わせをする茶番を繰り広げて来たわけですが、当然ゲーム詳細を出し惜しみされると期待も膨れ上がるわけです。
告知されていた詳細発表がついに来るぞ、と期待が最高潮に達したタイミングで今回の内容が発表されました。内容としては本当にありきたりなタワーディフェンスゲームそのものでして、デフォルメされたライダーを設置して迫り来る敵を迎撃している画像でした。
ファンから寄せられている声の最たるものは「もっと派手でカッコいいアクションゲームを期待していた」というもので、もしかしたら発表されたゲーム性に「陳腐さ」を感じているのかもしれません。
スマホゲームに何を求めるか
まあバトライドウォーやメモリーオブヒーローズのようなスタイリッシュなゲームを求めていると期待とのギャップは大きかったかもしれません。しかし、そもそも派手で本格的なアクションゲームは容量も食うしテンポも悪いため、個人的にはスマホゲームには向かないと感じています。
詳細は以前の記事で語りましたが、やはりスマホゲームに求められるのは「手軽さ」とガチャによる拡張性だと感じており、これが何よりも長期運営にあたっては必要になると思います。
そういう意味では若干陳腐に見える公開画像ではありますが、ゲームバランスや戦略性の有無、キャラクター独自の魅力を引き出すことができれば十分に化けると期待しています。
ただし私の観点からも何点か気になる箇所がありましたので書き残しておきます。
テンポ感は本当に大丈夫・・・?
まず最も心配なのが「横画面を前提としたゲーム設計」になっていそうな雰囲気です。少なくとも開発中の画面を見ると横画面に見える・・・。先述した通り、ゲーム自体は多少陳腐でも良いんです!でもそれは「手軽さ」という前提があっての話です。タテ画面かつ片手で仮面ライダーに触れられるゲーム性だからこそデフォルメされた見た目でちょうど良いわけであって、横画面でのプレイが必須となれば話が変わります。
横画面でプレイするということは少なくとも両手を使うことになるわけで、何かの片手間ではなく「ゲームをするぞ」という意思があって初めてアプリを起動するわけです。その心理的ハードルを超えた先にあるのが「片手ゲームに見合ったデザインのゲーム」となると、中々定着し難いのではないかと感じてしまいます。縦画面での実装を強く望む・・・。
また必殺演出ですが、これも「役者のボイスが欲しい」といった批判が寄せられてはいますが、個人的には今のままで良いと思います。ベルトやアイテムのエフェクトだけでも凝った演出自体は出来るでしょうし、むしろ普段は聴けないようなマニアックな音声にもスポットが当たるのであれば非常に嬉しいので、別に役者ボイスは要らないかな。そもそもオリキャスも呼べる人と呼べない人がいる訳だし、そこに予算を割くくらいならゲーム性を頑張って欲しいです。
ただし現時点で公開されている「ビルド」の必殺技ですが、これはちょっとテンポが悪いし流石に陳腐過ぎるかなぁ。別に派手な動きは期待しませんから、一枚絵のカットインをもっと短くし、気軽に必殺技を打てるようにして欲しいです。少なくとも一枚絵を足と顔面に分けて尺稼ぎをする必要は全く無いように感じました。せめて演出スキップくらいは出来るよね・・・?
ガチャ要素は何になる?
スマホゲームである以上は「ガチャ」による課金を促す必要があります。これが出来ないとゲームとして存続できません。素直に考えるとプレイアブルの「ライダー」がガチャで入手できる仕組みになりそうではありますが、初期登場のキャラクターが多過ぎるのが気になります。考えられる形式としては以下の通りでしょうか。
- ガチャで排出されるキャラクターを使用する
- ストーリー報酬で入手できるキャラクターにガチャで排出されるアイテムを装備する
- ガチャが2種類あり、キャラガチャで入手したライダーに、アイテムガチャで入手したアイテムを装備する。
まず③は地獄ですね。地獄になる未来しか見えないし、流石にファンもついていけないでしょう。
①は各ライダーのフォームチェンジ等が全て別個体として登場する形式になるかと思います。まあ分かりやすいですし、全員クウガのチームを組んだりもできて楽しそうではあります。個人的に一番期待したい形式です。
②は各ライダーにガチャで入手したアイテムを装備することで、能力を上乗せする形式です。例えばガチャとは別に「クウガ」というキャラ自体は入手できるが、「ドラゴンフォームへのチェンジ」や「マイティキック」等の固有能力はガチャで入手するという形式です。この場合はチームにクウガは一人しか入れられず、そのクウガが一人で各種形態にチェンジすることになります。
公式サイトに「バイクや武器が装備アイテムで登場」という文言があることや、初期のプレイアブルキャラが結構多いことから②の可能性が高いのかなと思ったりしています。
ただ①であって欲しいなぁ。同じBLACKであっても「ライダーキック」をするキャラと「サタンサーベル装備」のキャラを立ち絵を変えた別キャラとして実装させれば良いと思うんです。オーズだって「タトバキック」と「メダジャリバー」を別キャラとして実装してもらって全然構わないし、そのバリエーションがマニアックになるほど、オタク心が燃える気がします。そしてマニアックなキャラで構成された各プレイヤーのパーティーを見比べることで、絶妙な組み合わせが演出されて「ゲームならでは」の魅力が増すと思うんですよね。
まとめ
詳細発表ということで、現時点での情報から個人的に思うことをまとめてみました。端的にまとめると
- 手軽に遊べる操作性とテンポの良さ
- ガチャ形式を上手く利用したマニアック性の追求
の2点を個人的に強く望みます!スマホ特化のゲーム性はウェルカム!アクション性や演出を求めて中途半端な感じにならないと良いな、というのが本音です。
ただ公式のリプ欄で荒れている程の懸念は現時点では感じていないし、むしろスマホゲームとして割り切って制作したであろう意図も感じますので安心しました。何度も繰り返しにはなりますが、スマホのスペックで無理したアクションゲームは限界があると思います。それはSwitchやプレステに期待したいところです。
とはいえ、現時点で開示された情報では結局大したことは分かりません!(笑)
とりあえずキービジュアルは素直にカッコいいし、キャラのチョイスも好きです!
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