仮面ライダーランペイジバルカンの戦闘力!ファルコンとサソリが最重要?

戦闘力

総合戦闘力 

スペック


ランペイジバルカン
パンチの威力46.5t
キック威力97.7t
ジャンプの高さ61.2m
100m走のタイム0.9秒

引用:テレビ朝日公式

基本情報

 仮面ライダーバルカンの最強フォームです。一応バルカンには本編中だけでも更に一つ追加フォームが後出しされますが、描写的に最強の位置付けはランペイジと考えて良いでしょう。

 アサルトウルフまでのバルカンは「ライダー名+フォーム名」という表記でしたが、この形態は「ランペイジバルカン」という表記であり、ライダー名自体が変化したとも解釈できるでしょう。

 個人的には「怒り」を原動力にしていたバルカンという戦士が、「夢」を語れる戦士に生まれ変わった事を表現するために表記を改め別戦士としての印象を与えたのではないかと考えています。ただし「ランペイジ」とは「暴動」を意味する言葉なので、根本的な人間性まで変わった訳でもなさそうですが。

 バルカンにとっての「夢」として明言されているのは「仮面ライダーであること」ですが、これは単に戦う戦士としての意味ではなく「他人の命令を受けずに自らの意思で平和を守る」ことを指しているのでしょう。

 同僚だったバルキリーが「命令に従うだけ」で正義を見失い、遂には何の罪もないファッションモデルを企業利益のために攻撃する「殺し屋」のような存在に落ちぶれた姿とは対照的であり、バルカンの「自らの意思で」というポイントは非常に重大な要素でしょう。

 そしてバルカンの「夢」は新たな信念として非常に強く描写されており、脳内に埋め込まれたチップによる洗脳すらも「自力で克服」するほどの精神力に昇華されています。

 もともと彼が原動力にしていた「怒り」もそこまで不健全な性質ではありませんでしたが、ここで更に「憎しみは必要ない」と宣言した事で、彼の根幹である「怒り」が単なる怨念ではなく「悪を許さない信念」として確立されたシーンは感慨深いものがあります。

 主人公のゼロワンがスタイリッシュな新時代の最強・最終進化を遂げていくのとは対照的に、こちらは外見のゴツい「全部載せフォーム」であり、人間性のアツさも含めて平成ライダーの系譜を感じるでしょうか。

 作品としては2号ライダーではありますが、彼が辿った展開や手に入れた能力は「主役級」とも言えるほど印象深いものであり、見方によっては「令和の主役キャラ」と「平成の主役キャラ」が肩を並べる美しい対比として解釈できるでしょう。

強さ解説

 全体的にスペックの高い『ゼロワン』という作品における「能力てんこ盛りフォーム」です。複数の遠距離攻撃手段、俊敏な移動速度、強大なパワーによる打撃、決定力のある貫通攻撃、便利な飛行能力等々、やはり出来ることが非常に多いです。

 なにより上記の様々な能力を「一つずつ使用可能」ではなく「同時に掛け合わせて使用可能」な点が強いです。イメージとしては「キングフォーム」のブレイドに近いでしょうか。ただしバルカンが使用する能力は全体的に攻撃特化な印象であり「時間止め」のような特殊な内容はありません。

 また彼の使用する能力はあくまでも動物の特徴を模したものなので併用し難い内容もあります。例えば「飛行速度を更に向上させたい」と思っても「速さはチーターの脚力依存」「飛行はファルコンの翼に依存」といった具合に、掛け合わせてもシナジーが無いというパターンもあり得ます。

 ただ基礎スペックは本当に高い水準であり、派生フォームの時点で「動けて殴れるパワー型」として優秀だったバルカンが、そのまま正当進化を遂げた強さであり「アサルトウルフ」の頃に苦しんだ副作用も解消されたことも踏まえると、ただただシンプルに強いといえる性能と言えるのではないでしょうか。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。

  1. 初手ファルコンで飛行、距離をとる。
  2. 蜂の能力で遠距離攻撃。
  3. 蜂にサソリの能力を上乗せし、毒針の雨を浴びせる。
  4. 弱体化した敵を白熊の能力で凍結。
  5. 凍結した敵にチーターの速度で急接近。
  6. その勢いのままサソリの能力を活かした貫通キックを命中させる。
  7. 貫通した敵が完全に絶命するまで、③同様に毒針の雨を降らせる。

10種類の能力が使える訳ですが、重要なのはファルコン・ハチ・サソリの3つでしょう。空から安全にダメージを与えつつ、さりげなくデバフも加え有利な状況を作りたいです。サソリに関しては毒だけでなく貫通技も可能ですので、決定力も期待できます。

また⑦に関しては実質的に「死体蹴り」も同然ですので毒攻撃にこだわる必要はないかもしれません。例えば「タイガー」の炎を空から降らせて強制的に火葬してしまうのも一手でしょう。

有利な敵

仮面ライダーファム

 女性ライダーです。歴代ライダーには「女性相手に全力を出せない」戦士が何人も存在する訳ですが、バルカンは「男女平等パンチ」です。なんたって初陣で「女性同僚に全力のラリアット」をブチかましている男ですから、性別関係なく容赦しないでしょう。

 それこそファムは「結婚詐欺師」であり、歪んだ人間性を持ったライダーですから、悪を許さない熱血なバルカンの粛清対象に該当すると思われます。

 またファムの持ち味は「飛行能力」ですが、バルカンも非常に優秀な飛行能力を獲得しているため逃げることすら出来ないでしょう。

 圧倒的なスペック差と熱血指導でファムが更生するまで永遠とラリアットを仕掛けそうですが「姉の事情」を正直に話せば許してくれるかもしれません。

仮面ライダー龍玄(ヨモツヘグリアームズ)

 こちらも性根の腐ったライダーです。ただ龍玄は純粋悪ではなく「自らが持っている正義」の軸がブレまくって悪に堕ちたとも言える存在であり、元々は正義感を持った「子ども」です。意思の弱さを周囲に利用されて非行に走る、という点ではバルキリーと似ているでしょう。

 性能面で考えても、「自らの歪んだ正義に蝕まれるかのように自壊ダメージで苦しむ龍玄」に対して、「過去の人生を振り切ってデメリット付きフォームから進化したバルカン」ではどう考えても勝敗は明らかです。

ミッチ「僕の命なんて…!」

不破さん「お前の夢はなんだ!!」

ミッチ「僕はただ舞さn…」

不破さん「うるさい!お前は間違ってる!俺がルールだ!」

ミッチ「黙ってろよクズ。」

 

不利な敵

仮面ライダーダブル(サイクロンジョーカーエクストリーム)

 基礎スペックや多様な能力に恵まれたバルカンですが、作中でも「相手の能力を分析して先回りする能力」を武器に戦う敵には完全敗北しています。やはり全体的に攻撃特化という意味では素直な部分が否めず、攻略しやすい側面もあるのでしょう。

 ダブルのサイクロンジョーカーエクストリームはまさに「敵を分析・攻略」することで相手の一歩先をいく戦術を駆使した戦士ですから、基礎スペックで大幅に勝るバルカンであっても負け筋を作りやすい相手ではあるでしょうか。

仮面ライダーゲンム

 持ち前の技術力を活かして、何かとデバフを与える印象のゲンムですが「脳内チップ」に対して意地悪をしてきそうな気はします。バルカンは脳内のチップに記録されたデータを消去されると変身不可となりますから、この点を狙う事で無力化できそうです。

ベストパートナー

仮面ライダービルド(ジーニアスフォーム)

 記憶を改竄された者が変身するテンコ盛り最強フォームといった共通点があります。「自分の人生そのものが作りモノ」で利用されているに過ぎなかった経緯に大きなショックを受けますが、再起することで「新たな自分自身として生まれ変わった」存在です。

 またテイストは若干異なりますが「自身の中に2つの人格が併存」しており、奇しくも両者とも片方の人格が自身の中から消える展開を迎えています。精神面で強いことは間違いないですが、とりわけ「自己の存在意義」という問題については迷いを振り切った存在です。

 性能面においても多種多様な生物の能力を自在に操れる点で共通しており、バルカンは単純に高スペック、ビルドは現代発明品の重ねがけによって非常に高い水準でのコンビネーションが期待できます。特にビルドは脳筋キャラを既に手懐けており、バルカンとも上手く連携しそうです。

仮面ライダーファイズ(ブラスターフォーム)

 夢を持たなかったファイズですが、最終回にして「世界中の洗濯物が真っ白になるように、みんなが幸せになること」を夢として語りました。「みんなの幸せ」を夢として挙げる発想は「仮面ライダーであること」を夢として掲げるバルカンと本質的には似ているでしょう。

 ファイズもブレながらではありますが「他人の命令ではなく自分の信じる正義に走った」という存在であり、それゆえ他人に迎合せず一匹狼になりがちですが、こういった人間性もバルカンい近いと思います。

 お互いに適度な距離感を保ちつつ、あくまで個人プレーでありながらも信頼できる信念を持った仲間として「真紅の狼」と「群青の狼」による共闘を観たいものです。

強い?弱い?

 高い水準の基礎スペックに多様な付加価値を有する攻撃手段を武器に戦うライダーであり、能力の組み合わせ方によって戦術の幅も期待できますから間違いなく強いです。

 本編で使用された技以外にも使用できる能力は多いと推測され、特にサソリの毒やファルコンの飛行能力を扱えることも踏まえれば中々に優秀です。飛びながら毒を浴びせれば実質的に他の能力要らなくね?と個人的には感じますが、まぁ流石に外道すぎるでしょうか。

 劇中ではその後に登場したアーク等の更なる強キャラに苦戦したり、劇場版でも見せ場が「戦闘機の撃墜」で、加えて「迅に庇ってもらったり」印象としては地味ではあります。ただ『ゼロワン』は強さのインフレが激しく、特に終盤最強クラスの敵に勝てなくとも仕方ない側面は大いにあります。

 「ゼロツー」のような明らかなチートレベルの強さとは言えませんが、総合的な水準が非常に高いことは間違いなく、歴代シリーズを通しても「かなり強い部類」であると考えます。

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