実はIQ600の頭脳派!仮面ライダー旧1号の戦闘力!

戦闘力

出典:ガンバレジェンズ公式様 ©︎石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映ビデオ・東映 ©︎BANDAI

総合戦闘力 

基本情報

1971年より放送された『仮面ライダー』の主人公であり、長きにわたって紡がれるシリーズの原点となる存在です。

「バイクでの大怪我」を始めとした逸話は各所で語り尽くされたと思うので今更このサイトでは触れません。

ただこの作品、酒の肴としてはハチャメチャに面白いですよ。とにかく粗が多くてツッコミどころ満載ですが、それを酔いながら眺めるのは結構オススメです。

特に旧1号編は全13話で強制終了となるので、比較的取っ付きやすいですし。

内容としても「ナチスドイツ」や「原水爆」といった過激なキーワードが頻出します。第6話に至っては「ヒトラー」まで登場しますからね(笑)。

ショッカーによる拉致&人体改造の時点でエゲツないですが、アウシュビッツの要領で毒ガスによる虐殺を図る展開もあり、冷静に考えるとトンデモない世界観です。

ショッカーは怪人組織である以前に「秘密結社」であり、平成以降にありがちな「大暴れするタイプの敵」ではなく「裏で暗躍するため世間に認知されない闇組織」という性質が強いです。

近年では『ガヴ』における「闇バイト」がタチの悪い敵として話題になりましたが、旧1号編におけるショッカーは更に隠密度が高い印象を受けます。

ライダーに対しても正面勝負を挑むのではなく「暗殺」を狙う事があり、普通に毒殺を仕掛けてくる組織ですから中々に恐ろしいと言えます。

旧1号編を「ホラーテイスト」と評するファンは一定数存在しますが、確かに「現代の特撮モノ」とは別物の様相を呈しており「殺し合い」としての側面が強く感じられます。

設定やナレーションを真面目に聞くと殺伐とした世界観に惹き込まれるのですが、流石に映像描写に関してはツッコミ要素が満載です。

まずOP曲の顔面ドアップですが「仮面の下の顔」が透けています。涙ラインに注目すると結構見えますよ。

怪人に関しても

  • 犬に敗走するコブラ男(第9話)
  • 女に鞭でバッチバチに引っ叩かれるコブラ男(第10話)
  • コンビニ感覚で執り行われる結婚式(第11話)

あたりは酒に酔っていれば爆笑できます。

アクションシーンは命懸けである事が強く伝わるし「CG技術も無い時代で工夫してるな~」とは感じるんですけどね。

<余談>

管理人は平成ライダー世代ですが、幼少期に定期的に会っていた叔父がニートだったんですよね。

そして彼が強烈な昭和ライダー厨でして、当時小学生の私はニート部屋で昭和ライダーを履修したものです。

その結果「超前傾姿勢で自転車に乗る少年」が誕生してしまい…。流行りだった「イナズマイレブン」が話題の教室で、子門真人を熱唱してしまう少年に友人ができるはずも無く、文字通り「ロンリー仮面ライダー」となってしまいました。独身です。

あの頃は「いつか自転車が変形してサイクロン号になる」と本気で信じてましたから。

自転車のグリップは回りませんでした。

スペック


旧1号
パンチの威力15.5t※
キック威力22t※
ジャンプの高さ15.3m
100m走のタイム12秒(時速30kmと記載)

引用:仮面ライダー図鑑(※サイト上記載なしの項目有り。Wikipediaに記載されている数値を参考にしますが、明確な公式データではありませんのでご注意下さい。)

強さ解説

火力

恐らく昔の書籍に記載されていたと推測される実数値を素直に解釈すると「標準的な火力水準」だと思います。

平成以降のライダーと比べると概ね「基本フォームよりは強い」くらいの水準と言えるでしょうか。

明確に火力不足が露呈したのは第13話の「トカゲロン戦」でしょうか。必殺のライダーキックでは勝てない強敵相手に1号は特訓をするのですが…。

特訓中、まるで思い付いたかのように「そうだ、ライダーキックのエネルギーを倍にすれば!」とか言い出し、そのまま実現させる雑な強化技「電光ライダーキック」を披露しています。

第11話でもライダーキックの火力不足が露呈しましたが、この際は「バイクで撥ねる」で解決しています。殺意が高い。

あとは「風の吸収量」や「人工筋肉の成長度」といった要素に左右されるのでしょうが、概ね標準的な水準になると思います。

汎用性

基本的には格闘戦を主体に戦います。専用装備は特に無く、とりわけ遠距離への攻撃手段を有さない点は厳しいです。

ただし近接戦においては「敵の武器を奪う」ことで剣を扱う場面も多い印象です。

格闘に関しても「ライダーキック」だけでなく派生した「ライダーシザース」、他にも「投げ技」が目立ちます。

特に「ライダーシザース」は映像こそショボいですが「敵の頭部を足で挟んで吹っ飛ばす」内容であり、現代におけるプロレス技のような感じになるのだと思います。

機動力

バッタの改造人間なので跳躍力に優れている先入観を抱きますが、実は非常に低い部類となります。

作品単位でステータス値が低く設定されている「ファイズ」であっても35mはジャンプ可能ですから、旧1号の15mは相対的に低いです。

まぁ15mもジャンプできれば「一般的なマンションの5階」くらいの高さまで到達するので充分すぎるんですけどね。

スピードも非常に遅い部類です。これも歴代ライダーを見渡すと「100mを5~6秒で走る」が標準的なラインであり、鈍重な「サゴーゾコンボ」であっても「6.5秒」です。

これも「当然のようにウサイン・ボルトより速く走るライダーがイカれている」のであって、旧1号であっても「運動神経の良い男子高校生」くらいの走力ではあります。

機動力に関しては総じて「最大パフォーマンス」は低いですが、一方で「持久力」に関してはかなり期待できます。

というのも旧1号は「風を浴びるとエネルギーチャージ」という仕組みなので「走る=回復」の図式が成立する可能性が高いです(旧1号を倒す罠も「走れない環境」を念頭に置いていた)。

男子高校生の最大スピードはインパクトこそ弱いですが、これを「バテず持続できる」と考えると中々だと思います。

特殊能力

流石に映像描写が古すぎるのでイメージを抱きにくいですが、真面目に見ると結構メチャクチャな事をやっています。

一例ですが

  1. 変身者はIQ600の超天才
  2. ノーヘルメットで爆走
  3. 改造手術を受ける前なのにバイクで飛ぶ(第1話)
  4. 改造手術後は5万ボルトの電流で無傷(第1話)
  5. 生身で高所から落下しても風圧で変身(第2話)
  6. 生身で爆発に巻き込まれても爆風で変身(第5話)
  7. 回復力が常人の10倍(第6話)
  8. 地中に謎の潜伏(第7話)
  9. 敵の透明化を一撃で処理(第7話)
  10. 優れた聴覚(第8話)
  11. 雑にライダーキックのエネルギー2倍(第13話)

といった具合になります。

まずブッ壊れなのは「IQ600」の頭脳です。どこから生えて来たんだよ、その数字は。推測されるアインシュタインのIQが「165」、一般人のIQは100程度です。

これライダーに改造される前の時点における頭脳ですよ。彼が所属する大学研究室の同期含めて超優秀です。本編では「敵の細胞分析」などの頭脳派な活躍を見せています。

また聴覚が優れており、これによって「敵による催眠超音波」の存在に気づき早期対処しています(毒殺を防止)。

優れた聴覚自体は多くのライダーに搭載されていますが、1号の場合は「音波の音域から不自然な要素に気付く」点で明確に活用出来ています。

③の電気耐性は雑に強いですね。一応は苦痛を感じている様子でしたが無傷だもんねぇ。

④~⑤は便利ですよね。「爆風で変身」はちょっとズルくないか?本気で殺しにいくなら毒を用いた暗殺前提になるというショッカーの判断も理解できます。超音波で理不尽にバレたけど。

⑥は「催眠ガス」からの復活で明らかになりました。ガスで眠る本郷猛が描写される中で突如として流れる10倍回復解説ナレーション、速攻で目覚めました。

その翌週には透明化した怪人を何の説明も無く一撃目から命中。理不尽にも透明化を破ぶられた怪人は半ば戦意喪失気味でしたからね…。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。

  1. 最高時速400kmの「サイクロン号」で敵を撥ねる
  2. 撥ねた敵にサイクロン号を投擲
  3. サイクロン号に対して電光ライダーキック
  4. 全力で撤退

どうしても自身の能力だけでは派手な火力を期待しにくいです。

そこで目を付けたいのは専用バイクの「サイクロン号」です。

このバイクですが「原子力エンジン」が搭載されています。これにライダーキックを命中させる事によって大爆発を狙う作戦となります。

最高時速で走り、エンジンをフル稼働させた直後を狙うことで「加熱状態の原子炉を破壊する」が成立します。

原子炉というだけでは「核爆弾」と同様の火力は期待できませんが、一定のダメージを上乗せ出来る可能性はあると思います。

仮に大爆発が発生した場合に自身が巻き込まれるリスクはありますが「爆風によるエネルギーチャージ」である程度は相殺されることを祈りたいです。

有利な敵

仮面ライダーベルデ

透明化が可能なカメレオンのライダーです。

先述の通り旧1号はアッサリと透明化を攻略しています。

どのように見破ったのかは不明ですが「足音で察知した」可能性はあるかもしれません。

カメレオン男と同様にライダーチョップで脳天を叩き割りたいですね。

仮面ライダーゲンム(アクションゲーマー レベル2)

初期のゲンムは「仮面ライダークロニクル」の完成に向けて「人類にウイルスを感染させる」という悪事を働いていました。

「大規模な悪事のために裏で着々と作戦を遂行する」という姿勢は「ショッカー」に近いです。

流石に旧1号が「仮面ライダークロニクル」を攻略できるかというと微妙ですが「完成を未然に防ぐ」適性は高いのかなと感じます。

やはり1号はライダーである以前に「科学者」である側面も強調されており、IQ600の頭脳を有する事も踏まえると「バグスターウイルスに一定の対策」ができる可能性があるのではないでしょうか。

不利な敵

仮面ライダーギンガ

旧1号は「パワーでゴリ押し」というタイプではなく、どちらかというと「工夫して勝つ」タイプに近い印象があります。

明確な弱点を有する敵であれば、格上であっても一定程度は対抗できる可能性がありますが、逆に「弱点が無くシンプルに強いタイプの敵」には苦戦するイメージです。

『ジオウ』の後半で突然生えてきたギンガですが「純粋な力」と評される程であり、撃破するには非常に高い火力が要求されます。

一応は「太陽が隠れて活動を停止した隙に倒し切る作戦」で勝てる可能性もありますが、旧1号は天候操作が出来るわけでもないし中々に厳しいのではないかと思います。

仮面ライダーゼロワン

令和の1号ライダーです。お互いにバッタ由来の能力であり「跳躍力を活かして戦う」スタイルも一致してきます。

ゼロワンのステータス値は脚力特化であり、上記の戦闘スタイルに沿っていますが、旧1号に関してはステータス値と戦闘スタイルが噛み合っていない印象が強いです。

また「周囲との連携」、特にヒロインとの協力関係に関しては明確にゼロワンが恵まれています。

一方の旧1号は「ヒロインに自身の正体を明かしたくない」を貫いており、微妙な距離感は最後まで埋まりませんでした。

「女性は守るべきもの」という古風なステレオタイプを払拭出来なかった印象です。

ゼロワンに関しても、劇場版ではヒロインを戦闘現場に近づけない」という思想に陥り、若干のすれ違いが生じましたが、それを乗り越えたことで「最強のゼロツー」を相棒にしています。

ヒロインを「ただの守る対象」と捉えるか、一歩進んだパートナーとして信頼できるかの差は大きいと感じます。

ベストパートナー

仮面ライダーガヴ

『ガヴ』の世界観において、旧1号は最も求められる人材と言えるのではないでしょうか。

全体的なスペックも控えめな作品なので火力不足が露呈する場面も少ないだろうし、何より「闇バイト」の暗躍を阻止・撲滅する上で有能な活躍が期待できると思うんですよね。

「尋問」「敵のアジトに殴り込み」「拉致被害者の解放」は彼の十八番です。

ショッカーに関しては「倒された敵は消滅」「尋問に屈した構成員は即処刑」という具合に秘密保持には組織単位で管理する姿勢が見受けられました。

一方の「ストマック社」は組織単位での統制は微妙であり、特に末端のバイトは「組織への忠誠心」を有する訳でもないです。

闇バイト、エージェントの順に尋問して行き「グラニュート世界」に突入、そのまま闇菓子生産工場を壊滅させるストーリーRTAは割と出来そうではあります。

ただし「ランゴ」に関してはスピード面で対抗できない可能性が高いので、ここはガヴとの協力が必須になると思われます。

仮面ライダービルド

ビルド世界におけるストーリーRTAにも高い適性がありそうです。

なんなら前日譚において葛城巧と出会うことが出来れば「ビルドドライバーが偽物にされている事に勘付く」可能性があります。

やはり1号は敵による暗殺や細工への対応力が非常に高い印象なので…。

1号の頭脳と葛城が協力出来れば「改めて本物のベルトを作る」「当時の試作品だったベルトを完成させる」くらいは出来そうであり、そのままゴリラモンドと旧1号のゴリ押しでスターク撃破であれば実現性はあると思います。

流石に旧1号ではエボルトを倒すのは無理でしょうが「そもそもエボルト復活の芽を摘む」という命題であれば活躍出来るのではないでしょうか。

強い?弱い?

派手な強さはないと思います。旧1号の強みは「強敵を正面から倒す」というより「敵の作戦を潰す」にあります。

「強い」というより「優秀」とすべき性能かもしれません。

それこそ敵の狙いは「原子力を悪用して核爆発」といった大規模なものもあり、これを実現させる事なく未然に防いだ功績は大きいです。

敵の攻撃に関しても「人間を文字通り消炭にする火炎放射」といった恐ろしすぎる内容がありましたが、旧1号は「回避して被弾しない」を徹底する事で解決しています。

流石にマトモに被弾して無傷でいられるかは怪しいですが「そもそも被弾しなかった」実績は高く評価して良いでしょう。

個人的なイメージですが「歴代作品の物語を攻略する」という命題においては非常に高い適性を有すると思っています。

先述した『ガヴ』『ビルド』もそうですが、旧1号は「問題が深刻化する前に全て解決する」印象です。

また、物語を進行させる能力も抜群です。主演俳優が登場しない事態であっても過去映像の再利用や代役を活用する事で強引に物語を進行できます。

地味なステータス値ですが「IQ600」等をはじめとするトンデモ設定によって理不尽な勝ち方をする印象であり、総合的には「堅実に強い」という評価に落ち着くのではないかと思います。

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