美女の残飯窃盗!仮面ライダーキバ(キバフォーム)の戦闘力

戦闘力

総合戦闘力

スペック


キバフォーム
パンチの威力6t
キック威力8t
ジャンプの高さ85m
100m走のタイム6.5秒

引用:仮面ライダー図鑑

基本情報

 2008年より放送された『仮面ライダーキバ』の主人公にして基本フォームです。演じたのは瀬戸康史さん、主題歌は川村隆一さん(LUNA SEA)で、ぶっ飛んだ豪華さです。

 ゴリゴリロックのOP映像後に「野良猫に土下座する瀬戸康史」「美女が食した魚の骨を窃盗する瀬戸康史」を拝める衝撃の第1話はYouTubeで無料公開されているので一見の価値ありです。

 モチーフはコウモリ、作風も日曜朝の子ども向け番組とは思えないほどのドロドロとした人間関係を主軸としており「昼ドライダー」の異名を持ちます。

 複雑な血縁関係を題材にした群像劇を2つの時代で同時進行させる、という中々に攻めた内容となっており当時まだ幼かった頃の私にとっては少々理解が難しかった記憶です。

 加えてこの複雑なシナリオを1週間ごとに30分ずつ小出しにされるため本当に子供にとっては厳しかったと改めて感じます。

 ただし内容の作り込みに関しては歴代でもトップ水準であり、大人になって見返すと信じられないくらい面白いです。ファン界隈でも「一気見すると化ける」が定説であり、個人的にも下手な大人向け作品よりずっと大人向けな印象があります。

 近年の「ただグロければ大人向け」という安易な図式に一石を投じ得る完成度の高さと言えるでしょう。

 その割に「影がうすい」と言われがちなキバですが前作が『電王』であったために温度差が大きすぎて視聴者がついて来れなかったのが原因と言われています。

 本当に「時代が追い付いていなかった」特殊なライダーであり、仮にSNSで毎週のようにトレンド入りする現代で放送されていたら伝説になり得た作品だと思います。

強さ解説

火力

平成ライダーの基本フォームとしてスタンダードなスペックです。火力スペックは至って標準であり、必殺火力30tも「マイティキック」と互角で、飛び抜けて強くも弱くもないです。

汎用性

基本攻撃は「一撃が重いタイプ」ではなく「手数を稼ぐタイプ」で特に連続パンチを披露しがちです。客演時こそ剣を装備する事もありますが基本は素手であり、悪くいうと攻撃が単調になりがちです。

一方でモチーフである「コウモリ」のように逆さ吊りの体勢でも自由自在に動ける身体能力が確認されており、ある程度はトリッキーな戦術も可能でしょう。

機動力

ジャンプに関しては非常に優れています。ジャンプに特化した「青のクウガ」が30m、バッタの跳躍力を活かした「ゼロワン」が60mですので、キバの85mは卓越した水準と言えます。

劇中でも必殺キック時には「片足で月をバックに出来る高さまで飛ぶ」のがお決まりであり、脚力の強さは相当なレベルであると思われます。

特殊能力 

頭部は「120tまでは耐えられる」とされており、流石に無傷では無いでしょうが100t前後の打撃に耐え得る点は評価に値します。

加えて「真空環境でも活動可能」という設定も存在し、単純な耐久性だけでなく一定の環境適応力もあると言えます。

変身者も「人間と怪人のハーフ」であり、序盤は非力ですがメンタルが安定した終盤では「生身で怪人を撃退する」ほどの強さを見せており、単なる装着変身タイプよりは地力の高さが期待できます。

また「キバット」や「キャッスルドラン」のサポートを受けられる点は非常に大きなアドバンテージです。キバットは「敵による貫通攻撃を防ぐ」、巨大竜のキャッスルドランは「ビーム弾」等の攻撃はもちろん「タイムスリップ可能な扉」が存在するといった特殊性も強いです。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。

  1. キバットを駆り出し敵の注意を引いてもらう
  2. 自身はキャッスルドランを召喚、ビーム等で範囲攻撃
  3. キャッスルドランの上に乗り高度を上昇させる
  4. 最大高度で必殺キック発動
  5. 既に範囲攻撃で弱った敵に、落下加速で超威力となったキックをぶつけて勝利

①のキバット囮作戦ですが、ここでキバットが死んでしまうと④の段階で必殺技を発動できないので程々にしておきましょう。

また素の跳躍力が優れたキバですが、飛行可能なキャッスルドランを足場に飛ぶことで超高度からのキックが可能となり破壊力の底上げが図れると思われます。

有利な敵

仮面ライダーリュウガ

 こちらも「ドラグブラッガー」という火龍を召喚するライダーです。唐突に現れては敵が女性だろうと容赦無く噛みつく厄介なモンスターですが、決して巨大なサイズではありません。

 一方のキャッスルドランは体長40mで「仮面ライダーJ」と同じ水準、重さに至っては18000tという超重量級のモンスターであり、スケール感の違いは歴然でしょう。

 リュウガとキバは「夜に映える」外見をしており、個人的に闇夜で戦いを繰り広げる2人を見てみたいものです。

仮面ライダーグルービー

 犬をモチーフにしたライダーです。嗅覚に優れているのが特徴です。

 一方のキバに関しては「ヴァイオリン制作のためなら魚の骨やムカデも煮込む」奇天烈っぷりを発揮しており、異臭騒ぎで近隣住民が押し寄せて来るほどの部屋で平然と生活するほどに嗅覚が死んでいます。

 自宅に招くなり、持参した劇物を武器にすることで嗅覚過剰な犬の能力を有するグルービーは卒倒するでしょう。

不利な敵

仮面ライダーリバイ&バイス(レックスゲノム)

 キバを常にサポートするキバットは優秀な存在ですが、あくまで小型のコウモリであり決定打を与えたりする程の戦闘力は有しません。

 一方でリバイの相方である「バイス」はサポートモンスター的ポジションでありながら「もう一人のライダー」として戦い抜く強力な存在です。こちらはリバイと共にフォームチェンジも可能であり、あくまで基本は一人で戦うキバと比べると流石にリバイ&バイスが有利でしょう。

仮面ライダーアクセル

 「この世アレルギー」と称し怪し過ぎる服装で街を徘徊するキバですが、普通に職質されてもおかしくないレベルで不審者です。「野良猫の餌を奪おうとする」はギリギリセーフかもしれませんが「女が食した魚の骨を窃盗する」は流石にアウトでしょう。

 キバとしても、決して「美女の残飯が欲しい」という変態的発想に基づくものではないのでしょうが、照井刑事はそんな細かい話は聞いてくれないので普通に豚箱行きでしょう。

ベストパートナー

仮面ライダーメテオ

 「弱攻撃を連打するタイプ」という点で戦闘スタイルが似た存在でしょうか。メテオは土星や火星といった惑星の能力を駆使するライダーで、これまた夜に映える見た目をしています。

 キバに関しては宇宙属性ではありませんが、必殺発動時には「月」が現れるライダーであり、こちらは地球の衛星ではありますが「星」という共通点は見出せるでしょうか。

 てかキバの「強制的な夜演出」って無理矢理地球を自転させているんですかね?彼の必殺発動はブラジル人にとっての「ウェイクアップ」を意味するのでしょうか。迷惑すぎないか?

仮面ライダーオーズ

 引き籠りの人間を社会に引き摺り出す能力があります。伝説の「キタムランド回」は「不登校の北村くんに学校の手紙を渡しに行ってたら歪んだ愛情を向けられた」という内容であり、引き籠りの同性に好かれる何かが映司にあるのかもしれません。

 一緒に入浴した末にお揃いのパンツを履く2人の同人誌とかありそうなもんですけど、実際にあるんですかね?

強い?弱い?

 攻撃手段の乏しさは「コウモリの能力を活かしたトリッキーな動き」や「必殺時に周囲を夜にして混乱させる」等の特殊性で多少は誤魔化せますが、他ライダーに比べてアドバンテージと言える水準ではないでしょう。

 初登場時点で人外であり一定の生存・戦闘力が担保されている、戦闘アシストやタイムスリップ可能なキャッスルドランの存在といった見所はありますが、実際の戦闘描写やスペック数値を加味すると「平成基本フォームの域は出ない」水準であり、至って標準的な強さと言えます。

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