クロックアップ連続使用が無法!仮面ライダーカブトの戦闘力

戦闘力

総合戦闘力

スペック


マスクドフォームライダーフォーム
パンチの威力8t3t
キック威力10t7t(必殺は19t)
ジャンプの高さ20m37m
100m走のタイム8.9秒5.8秒(通常時)

引用:仮面ライダー図鑑

強さ解説

火力

『カブト』作品単位で実数値は低めに設定されています。

必殺火力についても数値が明確に設定されているため「必殺だけは高火力かも?」という期待も抱きにくいです。

ただしカブトに関しては専用バイク「カブトエクステンダー」による突進戦法が可能であり、その殺傷力は中々に高そうに見えます。

必殺キックに関しても「バイクとの連携」で火力向上を図っている描写(第10話)があるため、実数値が低いからといって一概に「弱い」と断言する事はできないかと思います。

汎用性

高い格闘技術を基本としつつ、斧・短剣・銃として使用可能な「カブトクナイガン」を装備しています。

短剣モードに関しては「10m圏内の敵に斬撃」という趣旨の記載があり、小規模ですが範囲攻撃が可能な点で優秀です。

またカブトドレイクのみ所有している「ゼクトマイザー」が非常に強いです。

端的に表現すると「クロックアップした相手にも追いつく自動追尾機能付きで弾数無限のグレネードランチャー」であり、これを虫の大群の如く乱射できるのはクッソ強いです。

上記に「クロックアップ」「2フォームを瞬時に使い分けられる」という要素が加わるため、戦略性は十分に確保されていると言えます。

あえてケチを付けるなら「武器のリーチが短い」くらいかなぁ。

武器の火力も決して低い訳ではなさそうですが「メダジャリバー」のようなブッ壊れ枠とも言えないため、ここは23点としておきます。

機動力

言うまでもなく「クロックアップ」による超高速移動が可能です。

後のシリーズでは対抗手段や類似能力も多く登場しているため、一概に「クロックアップが最強で最速」とは言えない時代になりつつありますが、強い事に間違いはないです。

加えてクロックアップによる超スピードは「連続使用」が確認されている点も高く評価できます。

超スピードライダーは他作品にも一定数存在しますが、大体が「制限時間」などの事情で限定的な発動になりがちです。

クロックアップにも制限時間は存在しますが「時間切れ直後にまた発動」という無法プレイを第3話で実践済なので「制限時間という概念が仕事してない」と言えます。

またカブトの場合は「専用バイクで飛行可能」であり「クロックアップ」との併用も考慮すると機動力に関しては27点くらいあっても良いかと思います。

特殊能力

やっぱり天道ですよね。

カブト自体の性能も優秀ですが、それ以上に「天道が強い」という要素も大きいと思います。

一例を挙げるだけでも

  • 超スピードの敵をマスクドフォームで攻略(第1話)
  • 腕だけ部分的にマスクドフォームにする戦略性(第24話)
  • 未来の自分(最強フォーム)が手助けしてくれる(第28話)
  • 腹を貫かれても変身維持(第49話)

があります。

そもそも「クロックアップ」を扱える時点で相当に強いですが、天道の場合は「マスクドフォーム含めた全機能をフル活用している」点で優秀な印象があります。

それに加えて「ハイパーフォーム(未来)が加勢してくれる」がズルいです。もはや何でもアリじゃん。

ただしカブトには「赤い靴」なる暴走機能が搭載されており、安定感に欠けてしまう場面がありました(第36話で暴走)。

天道にように「冷静であってこそ強いキャラ」は暴走で明確に弱体化と言えるでしょう。

まぁ「赤い靴」による暴走条件はイマイチ謎なので評価が難しいですが、ひとまず「ハイパーカブト加勢」が無法すぎるので24点とします。

強い?弱い?

平成以降の基本フォームとしては最強クラスの存在だと思います。

クロックアップ連続使用を始めとする性能面の強さもありますが、それに負けず劣らずの天道自身の強さも大きいです。

全49話の作品において「本気で戦って敗北した初めてのケースが第26話」という遅さであり、最初から最後まで「作中No1の強さ」であり続けた点も彼の強さを印象付けています。

他作品に例えるなら「貴虎が主人公として無双しまくるIFの『鎧武』」みたいな感じです。

一応は第9話以降で「ザビー」等に敗北する描写もありましたが「人命救助を優先した隙を突かれて負ける」といった理由のある敗北なので「実力で負けた」描写は殆どありません。

それこそ1年間も放送していれば「2号ライダーの方が強い時期」なんてのも他作品なら普通にある訳ですが、カブトの場合は「新ライダー?まぁどうせ天道の方が強いやろ…」くらいのテンションだったので異質です。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。

  1. ゼクトマイザーで継続ダメージ&目眩し
  2. キャストオフによる破片ダメージ
  3. 速攻でクロックアップ発動
  4. 斧で敵の四肢を潰す
  5. 専用バイクに搭乗し敵を撥ねる
  6. 瀕死の敵が完全に絶命するまでゼクトマイザーを乱射しまくる

やはり「弾数無限で超スピードの敵にも対処可能なゼクトマイザー」が優秀すぎます。

初手から小型カブトムシを撒き散らし、ダメージを与えつつ視界を奪いましょう。

クロックアップは連続使用が可能なので躊躇なく使っていきたいです。

必殺のカウンターキックを発動したくなりますが、殺傷力としてはバイクで突撃した方が期待できると思います。

バイクで倒し切れない場合であっても流石にダメージで怯むと思われるので、容赦無くゼクトマイザーの大群を浴びせてやれば勝てます。

反撃リスクを極限まで低減するなら⑥に移行する直前に「プットオン」することで安全に立ち回れるでしょう。

有利な敵

仮面ライダーゼロワン(リアライジングホッパー)

ゼロワンの最終形態にして超スピードを発揮する性能です。

カブトの「クロックアップ」を「時間の流れを操る特殊能力」と捉えるか「単純な加速能力」として解釈するかは難しいですが、一旦は後者として仮定しましょう。

そうなると「カブトとゼロワンは互角のスピードで戦う」という前提になりますが、一見するとカブトの10倍近いスペック値を誇るゼロワンが有利に見えます。

しかしゼロワンに関しては「変身自体に時間制限あり」という設定なので、必然的に「超スピードで戦える時間も限られる」ことになります。

一方のカブトに関しては「クロックアップ連続使用」が確認されており、特段のデメリットが描写されていない事を踏まえると流石に便利です。

では「10倍近い実数値の差をどう考えるか」ですが、カブトの必殺キックには「時空を自在に動き回る(超スピードで動く)敵に命中すると原子崩壊」という趣旨の記載が存在します。

上述の通り、ゼロワンは超スピードキャラになるのでカブトの必殺キックに実数値以上の特殊効果が上乗せされる可能性はあります。

現実的に考えてもカウンターキックは「敵が自身に向かってくるスピードが速いほど高ダメージ」になると考えられます。

まぁ流石に「基本形態のカブト」と「最終形態のゼロワン」という勝負なのでカブトが敗北する展開も十分に考えられますが、少なくとも「最終形態相手に勝ち筋を見出せる」という意味で評価したいです。

仮面ライダーオーディン

『龍騎』におけるラスボスで、言わずと知れた「タイムベント」の使い手です。

このタイムベントが中々にチート能力でして、端的に言うと「時間の巻き戻し」が可能となります。

つまりカブトがオーディンを追い込んだとしても、時間の巻き戻しによって「戦闘開始時に戻されてしまう」という事になります。

オーディンとしては「カブトに勝つまでリセマラ」をすれば良いので、カブト側からしたら理不尽極まりない戦法です。

しかし「時間を巻き戻すオーディン」に対して「既に未来を掴んでいるカブト」はある意味で特効キャラと言える側面があると思うんですよね。

それこそ「オーディンがタイムベントを試みた瞬間に未来のハイパーカブトが現れて阻止してしまう」なんて展開もあり得るでしょう。

理不尽な戦法に対して「もっと理不尽な戦法」で対抗してしまうのが「天道イズム」なのかなぁと思ったりします。

不利な敵

仮面ライダーガヴ(オーバーマスター)

パワー型とスピード型を瞬時に切り替えられる存在です。

カブトも「マスクドフォーム」に切り替えることで似通った性能を発揮できますが「マスクドフォームは防御特化であって高火力フォームではない」点が痛いです。

ガヴのオーバーモードに関しては開示された実数値こそ控えめなものの、描写から推察される必殺火力は非常に高いと見受けられます。

防御力も高そうであり、加えて「カブトに接近する瞬間は加速していない」ため、カブトのカウンターキックが真価を発揮しにくいと思われます。

もちろん長期戦に持ち込めれば「ゴチゾウ昇天」によってカブトが勝利する展開もありますが、どうしても「オーバーモードへの対処」に難しさを感じます。

仮面ライダーアマゾンオメガ

「妹をキッカケに強くなるか否か」という視点です。

カブトに変身する天道は平常心であれば非常に優秀ですが、妹が絡むと途端に冷静さを失います。

「妹を守ってやるぜ!」というより「妹が助かるなら自分は死んでも良いです」というタイプであり、結構余裕がなくなってしまう場面が目立ちます。

まぁ親族が危険な目にあって焦るのは当然ですが、天道のように「冷静であってこそ強い」キャラに関しては明確に「メッキが剥がれた」印象を抱きます。

一方のアマゾンオメガに関しては、妹に危機に瀕してブチギレると「全身から棘を発現させて周囲を串刺しにする」という事が明らかになっています(第6話)。

全身のトゲは「範囲攻撃」としての性質も有するので「クロックアップ」への対抗策としては成立し得るでしょう。

ベストパートナー

仮面ライダーBLACK

「未来の自分が助けに来る」「太陽のライダー」という点で共通した存在です。

まぁ2人とも性能からして優秀なのですが、それ以上に「御都合主義で理不尽に勝つ」をやってしまう存在と言えるでしょうか。

滅茶苦茶な展開で雑に勝利しても「まぁ天道だし」「まぁキングストーンだし」「”てつを”なら仕方ない」という妙な説得力を持っていると感じます。

仮面ライダー轟鬼

俺様キャラとして尊大な態度を取る天道ですが、意外にも面倒見は良い性格です。

「”友情”とは友の心が青い=青臭い」という理屈で嫌ってはいますが、自身を慕ってくれる存在には結構甘いです。

それこそ「加賀美」に対しては態度こそ冷たいですが「ザビーによる必殺を避けずに加賀美を救う」「加賀美が怪人を撃破したと錯覚するように立ち回る」という具合に結構優しいです。

また天道は「自身の料理を振舞いたがる」傾向があるため、それを喜んで食べてくれる存在とは相性が良いでしょう。

轟鬼なんかは弟子キャラの代表格であり「態度が誠実で食事もたくさん食べる」ので、天道に気に入られる可能性は高そうです。

天道伝説

  • フランス料理屋の厨房から漂う「鯖の味噌煮(賄い)」の匂いを嗅ぎ分け、メニュー外にも関わらず提供を強要(第2話)
  • 留置所に堂々と侵入し逮捕された女を脱獄させる(第3話)
  • 高級なブランド鯖を他人名義かつ着払いで大量に購入する暴挙に及ぶ(第4話)
  • 中学生の妹を使役し鯖を回収させる(第4話)
  • 自宅前で彷徨くヒロインを収容し、強制的にポトフを作らせる(第5話)
  • 捕虜になるもカツ丼をモリモリ食べて逆尋問を展開(第6話)
  • 「二兎を追うものは二兎とも取れ(強欲)」(第7話)
  • 入院中の患者の身で看護師を逆診察。ストレスによる胃腸不調を指摘する(第9話)
  • なぜか病室で炊き出しを実施し長蛇の列を作る(第9話)
  • 合コンに参加(第11話)
  • 合コン会場で提供された天麩羅が不味いとキレ散らかす(第11話)
  • 厨房に殴り込み自ら天麩羅を揚げる(第11話)
  • 女子大生に崇拝されるほど有名人であった事が発覚する(第12話)
  • ヒロインが作るロールキャベツに対して不味いと激昂(第14話)
  • リボルバー式のヘアドライヤーを装備(第15話)
  • 幼女に振る舞った味噌汁が不味いと言われ激しく動揺する(第17話)
  • 11種類の味噌汁を幼女に飲ませる(第18話)
  • 超次元サッカー(第19話)
  • 中間管理職の辛さに想いを馳せる(第22話)
  • 警察上層部の心を掌握(第25話)
  • 光の料理人へ進化。白包丁を入手(第30話)
  • 「(怪人である妹を倒す可能性があるので)俺以外のライダーを全て消す!」(第33話)
  • 妹の中学校に潜入し「焼きそばパン」を売る(第37話)
  • 幽霊の対処を他人に押し付けようとする(第37話)
  • 「…と、奴が考えているのは分かっている」(第47話)
  • パリで豆腐を購入(最終話)

思いつく限りの描写を挙げてみましたが、多分まだまだ出てくると思います…。

文字だけ並べると「飲食店にイチャモンつける厄介クレーマー」であり、その代金も基本的にツケにしているため悪質です。

コイツ本当に正義のヒーローなのか…?

水嶋ヒロ演じる「天道」は本編終了後の客演が一切ありませんが、これもまた良い意味で彼を神格化させる所以だと感じます。

他に客演がない平成主人公は「クウガ」「響鬼」くらいしかおらず、かなりの少数派と言えるでしょう。

やっぱり天道は「主役であってこそ輝くキャラ」であり、脇役としての登場はイメージしにくい気はします。

中途半端に噛ませ犬にしたら炎上するだろうし、逆に天道らしさ全開で描いたら現行ライダーを喰ってしまうので扱いは難しそうです。

他にも色々な大人の都合があるのでしょうが、いつかまた「天道がやりたい放題するカブト」を観られる日が来ると良いですね。

コメント

  1. こうみるとカブト自体優秀なんでしょうけど天道が凄いですね。正直スペックや装備だけ見ると攻撃範囲が優秀で強そうな武器があるサソードやガタック、ドレイクと違って弱く見える筈なんですけどね。
    ザビー?ナニソレオイシイノ(゚⊿゚)

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