
出典:ガンバライジング公式様
総合戦闘力

スペック
バーニングファルコン | |
パンチの威力 | 34.6t |
キック威力 | 90.3t |
ジャンプの高さ | 47.6m |
100m走のタイム | 1.4秒 |
引用:テレビ朝日公式
基本情報
仮面ライダー迅が生まれ変わった姿です。いわゆる「強化フォーム」の扱いではありますが、実態としては変身ベルト自体が全くの別物になっており元々のフライングファルコンを経由して変身する事はありません。イメージとしては「BLACK→RXの進化」に近いでしょうか。
『ゼロワン』第16話で退場した迅は「無邪気な子供」のような人物でしたが、第25話にて復活した際には「理知的な青年」と言える性格になっており、自らの信念を持った上で最適な手段を模索出来る存在として進化しています。それを表すかのように衣装もスーツに変更されており、やはり大幅なイメチェンを印象付けています。
そんな彼が目指すのは「AIロボットの自由を実現すること」です。16話までの無邪気な迅は「人類滅亡によってロボットの世界を作る」といった理想を掲げていましたが、これはロボット側の親玉であるAIにプログラムされた理想に過ぎず、自分自身の意思とは言えないものでした。
それを踏まえてか、復活した25話以降は「人類VSロボット」の構図そのものからロボットを解放し、彼らが自律的に誰にも支配されない自由を獲得する未来を目指します。当初は主人公であるゼロワンに疑念を抱いていましたが、彼も「人類が都合よくAIロボットを酷使することに反対」の立場であることを知ってからは態度を改めます。
紆余曲折を経て、最終的に争いや支配の根源にあるのは「悪意」であり、これは人類にもロボットにも共通で存在し得るものであると考えます。その上で「悪意」をなくす事が出来れば「人類と争う必要は無く、お互いに共存できる」という結論に至り、その悪意を象徴するAI「アーク」を打倒するために奔走します。
終盤ではアークの実力を見誤るなどの失態もありましたが、自らの身を挺して「父が悪意を脱するキッカケ」を作るなど「深い思考あってこその」有能な活躍をしており、口調こそは無邪気だった頃を思わせつつも精神面は当初の対極とも言えるレベルで成熟したと言えるでしょう。
そういう意味では「フライングファルコン」として戦っていた迅とはほぼ別人とも言える立ち回りをしており「バーニングファルコン」として同じ「迅」という名でありながら、全く別のベルトで変身するライダーに生まれ変わった過程は、彼の成長を象徴していると感じられます。
強さ解説
マッハ3.4で飛べます。
は?
進化前のフライングファルコンがマッハ1.7で飛べた時点で相当にイカれていた訳ですが、進化したら2倍になっちゃいました。脳筋すぎるだろ。
その上で基礎スペックも一部は歴代ライダー最強フォームと比べてもかなり上位に入る水準ですから本当に頭がおかしいです。パンチの威力こそ「ローグ」と同程度で飛び抜けた水準ではありませんが、キックに関しては「響鬼装甲」を超えますから相当なレベルです。
マッハ3.4がヤバいのは言うまでもないですが、これを飛びながら実践出来るのが本当に強いです。実際には「クロックアップ」等の更なる高速移動を実現する者は存在しますが、彼らは基本的には飛べません。飛んだ上で超速い、というのは迅ならではの強みと言えるでしょう。
ただし遠距離攻撃をする手段は限りなく少ないです。フライングファルコン時代には遠距離攻撃用の銃を所持していましたが、バーニングファルコンに進化して以降は使用されておらず、主に短刀を用いた接近戦を得意とします。
またタジャドルコンボのように炎を飛ばす技も披露されていないはずで、全体的に「飛行能力が超優秀なのに攻撃手段が噛み合っていない」という惜しさが非常に目立ちます。「超高速で飛行して狙撃可能」であれば間違いなく最強格だったのに…。
とはいえ飛行速度については本物であり、味方を緊急脱出的に救ったりする場面では必ず成功しています(自分が身代わりになって死んだけど)。更に肉体が機械であるため、自身の肉体が破壊されてもデータのバックアップがあれば復活出来るため、残機無限でお手軽な高速身代わり肉壁要員として非常に優秀な存在と言えるでしょう。
うっかり変身した場合の戦闘マニュアル
・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。
- 一旦撤退。
- 後日、背後からマッハ3.4で急襲し短剣で急所を刺す。
- 刺したまま全速力で飛ぶ。
- 敵が空気抵抗で消滅するまで飛行し勝利。
マッハ3.4で飛べる迅ですが、飛行音を消すステルス機能が搭載されています。お前もう「暗殺ちゃん」だろ。敵が勝負を忘れた頃に「無音のマッハ3.4で奇襲」という鬼畜ムーブが可能です。
②の時点でほぼ勝てるとは思いますが、ダメ押しで飛んでも良いかもしれません。マッハ3.4で動けば空気抵抗が半端ない事になり、並大抵の肉体では耐えられません。
有利な敵
スカイライダー
空飛ぶライダーの元祖ですが、その速度は時速800kmです。いや時速800kmも相当に速いのは間違いないのですが『Movie対戦2010』で撃墜されてましたから比類なきスピードとは言えません。
ましてや迅のマッハ3.4が襲って来た日には手も足も出ないでしょう。時速にして3000kmを軽く越えてくる訳ですから。またしても火だるまスカイライダーにされそうです。
スカイ「まだ発見できn…」
スーパー1「スカイライダァァァァ!!!!!!!!!」
カブト「…」
仮面ライダークウガ(ライジングペガサス)
超人的な視力や聴覚を活かす事で上空や高速で行動する敵を撃ち抜くクウガですが、「ステルス飛行」によって飛行音が消されてしまうと、迅の位置を特定出来ない可能性があります。クウガとしてはマッハ3.4の速度で動く迅を「接近される一種の間」で見抜いて撃つ必要があり、これを自身の聴覚を活かせないとなれば流石に条件が悪過ぎるでしょう。
不利な敵
仮面ライダーオーズ(シャウタコンボ)
水×電気属性のシャウタですが「水中で迅を迎え撃つ」戦略が可能です。炎属性かつ飛行速度が速過ぎる迅と地上で戦うのはそもそも得策ではありませんから開幕早々に水中に飛び込みます。
迅がシャウタを倒すには水中に潜る必要がありますが、これで彼の炎と飛行という強みを完全に無力化できるでしょう。シャウタ側は迅の着水タイミングで全力の放電を披露することで一方的に感電させる事ができ、後は深海に引き込みつつボコれば勝てます。
もっともこの2人の戦いは「相手のフィールドに攻め込んだ方が負ける」類のものであり、迅が諦めて撤退すればシャウタ側から攻撃を仕掛けることも出来ませんし、その逆も然りですから中々決着が付かない展開になりそうです。
仮面ライダーBLACK RX
最強議論常連のRXですが「奴には0.1秒の隙がある!!」とか言っちゃう男です。更には他フォームへのチェンジがノーモーションで可能です。迅が高速で攻撃を仕掛けてくる一瞬の間だけバイオライダーの液状化、迅がすり抜けた瞬間にリボルケインとか出来てしまう訳です。
そもそもバイオライダー状態で待機しておけばまず被弾しないし、液状化したまま迅の行動パターンを見切ってから戦法を練ることも可能です。マッハ3.4の敵を前に悠長に考えられるのは流石の一言に尽きます。
まぁRXは昭和チートの代表格みたいなモノなので勝てなくとも仕方ないです。
ベストパートナー
仮面ライダー新1号/新2号
敵組織に忠誠を誓ったフリをして潜伏していた2人です。『レッツゴー仮面ライダー』では約40年もの期間、敵にバレる事もなく洗脳されたフリをし反撃の機会を窺っていました。
一見すると地味ですが「40年も自身の信念に反する汚れ仕事を引き受けて壊滅していく人類を眺める」のは並の精神力では難しく、それでも「確実に勝てるチャンスが来るまで待つ」ことを優先した冷静さは、初代としての貫禄を感じさせます。
迅も敵組織と手を組んでいるように見せかけて別の目的で行動するといったクレバーさが描かれましたが、後一歩のところで失敗したり看破される場面が目立ちました。感情を押し殺しつつ冷静に勝機を掴む上で、ダブルライダーが側にいれば大きな戦果を挙げられそうです。
仮面ライダーアマゾンオメガ
人類と怪人の共存を望む一方で「そのどちらか一方には加担しない」というスタンスを持ったキャラクターです。人類であっても怪人であっても「悪は潰す」という平等な行動指針を持っています。
迅も紆余曲折ありましたが「悪意は人類だけに起因するのだろうか」と自身がロボットでありながらも熟考しており、最終的には相方と共に「種族に関係なく悪意と戦う」方針に落ち着いています。
「身近なライダーの思想が極端である」という意味でも似ており、そんな状況下でも自分なりの信念に従った正義を貫いた姿勢はお互いに通じるところがありそうです。
<強い?弱い?>
飛行速度に関しては言うことがありません、満点です。これに強力な狙撃手段があれば本当に完璧でしたが、残念ながら近接縛り…。これが本当に惜しいです。基本スペックは高いですが最強レベルではないですし、真正面から殴り合いたい性能とまでは言えません。
肝心の飛行能力も戦闘手段としてではなく「味方を守る」目的で使用する事が多く、結構地味です。味方がピンチの場面で突如として現れるのは頼もしいですが、最終盤や映画では仲間を庇って自分が身代わりになる為に飛び込む手段として描写されており、直感的に強い印象を抱き難い側面は否めません。
ただ彼はそもそも人間ではなくロボットであり、データさえあれば何度でも復元出来る意味での不死性もあります。攻撃手段こそ惜しいですが、「高速飛行で死に難い」「死んでも蘇る」という二重の意味でのタフさは間違いなく「強い」と言えるでしょう。
コメント