仮面ライダービルド(ゴリラモンドフォーム)の戦闘力

戦闘力

総合戦闘力 

スペック


ゴリラモンド
パンチの威力25.9t ※
キック威力17.3t ※
ジャンプの高さ32.5m
100m走のタイム8.4秒

引用:仮面ライダー図鑑 

※ビルドは左右の能力が異なるため、パンチ力等も左右差があります。ここでは便宜的に強い方の数値を掲載しています。

基本情報

 「仮面ライダービルド」が変身する派生形態です。初登場も第2話で一見すると「まあ典型的なパワー特化やろなあ・・・」という印象を受けますが、まさかの「即死攻撃」持ちです。もちろん即死攻撃は低確率で発生するもので意図的な使用は困難ですが、これは中々にインパクトのある設定と言えるでしょう。

 実際にエグゼイド映画に先行登場した際には、この形態で呆気なくゲンムに勝利しており即死攻撃が発動したと推測されています。また本編開始前の時系列で、絶望的な戦力差のあるラスボスに対処する手段として基本フォームではなくゴリラモンドへの直接変身を試みる描写があり、格上相手に一か八かの勝負を仕掛けるシチュエーションでは有用な形態と言えるでしょう。

 しかし本編で使用されたのは序盤のみであり、活躍度としては控えめです。これは『ビルド』における怪人が「人間に特殊ガスを注入して誕生」する性質があり、殺さずに浄化することで素体となった人間を救うことができるからだと考えられます。瀕死の怪人を浄化することが目的なのに「うっかり一撃で即死させちゃった」はヒーローとしては不味いです。

 そういう意味では「強過ぎる故に封印されたフォーム」とも解釈出来るわけで、インフレに取り残されてフェードアウトしがちな序盤の派生形態としては非常に存在感があります。

強さ解説

 最大の特徴は「低確率で発動する即死攻撃」です。これは右側のゴリラを宿した腕が有する能力であり、必然的に左手で殴っても発動はしません。持ち味を活かすには「右手でパンチを連打して試行回数を稼ぐ」戦法は必須になってきます。

 では左側のダイヤモンドを宿した能力が意味を成さないかというと全くそんなことはなく、こちらも一定の汎用性がある能力となっています。具体的には周囲の物質(炎や敵の低火力な弾丸)をダイヤモンドの粒子に変換し、自身が操ることが可能です。敵の攻撃を無力化した上で遠距離攻撃に移行できるのは中々に有能なスペックです。

 またダイヤモンドによる粒子攻撃は、どういう理屈かは不明ですが「敵の肉体と精神を一時的に切り分ける能力」つまりは「強制的な幽体離脱」を発生させることが可能です。本編では既に助かる見込みのない怪人を幽体離脱させ、怪人にされてしまった被害者と恋人が別れを過ごす時間を稼ぐ活躍が描かれています。

 ビルド全フォームに該当する要素ですが、変身者が物理学者であることから戦術的にも工夫する余地があり、このゴリラモンドに関しても「上手く扱えず宝の持ち腐れ」になる可能性が低い点も大きな強みと言えるのではないでしょうか。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。

  1. まずは地面を全力で殴って砂埃やコンクリートの破片を舞わせる。
  2. 発生させた砂埃等をダイヤモンドの粒子に変換。
  3. ダイヤモンドの粒子を敵に飛ばす。特に目を狙う。
  4. 目に直撃して苦しむ敵に接近し、足払いをキメる。
  5. 体勢を崩して倒れた敵に馬乗りになる。
  6. 低確率の即死パンチが発動するまで殴り続ける。

やはり即死パンチを活用したいです。低確率で発動する性質上、試行回数の確保は必須でしょう。いきなり殴るのではなく、敵の視界を遮断し体勢を崩した上で攻撃を仕掛けたいです。

⑥の馬乗りパンチは本気で殴らなくても大丈夫です一撃の威力ではなく、回数を稼ぐことが重要であるため、軽いジャブ打ちをリズミカルに浴びせ続ければ、そのうち勝てます

有利な敵

  • 仮面ライダーワイルドカリス

 ワイルドカリスの正体は「ジョーカー」という不死身の怪人であり、一般的に倒す手法としては「封印」が挙げられます。もちろん不死身の怪人を平然と殺したヤバいヤツもいますが、基本的には殺すことは出来ません。

 しかしここで「即死攻撃」をぶつけた場合、「不死」の設定が勝るのか「即死」の設定が優先されるのかは不明です。不死身の敵を倒すハードルは非常に高いですが、自信が持つ設定がメタ的に作用した結果、他キャラクターと比べて相対的に勝利する可能性が高い点がゴリラモンドの魅力です。

  • 仮面ライダーオーズ(プトティラコンボ)

 『ビルド』第2話で怪人と人間体を分離させたゴリラモンドですが、これは最恐と云われるプトティラコンボに対しても有効かもしれません。プトティラコンボは変身者の体内にメダルが埋め込まれることで変身可能となりますが、ゴリラモンドはこのメダルを体内から分離させられる可能性があるように感じます。

 実現可否は検証してみないことには不明ですが、映司くんとしても自身を暴走させる恐竜メダルを除去出来るなんて嬉しい話だろうし、試してみる価値はありそうです。無理そうだったら一か八かで殴りに行きましょう。

不利な敵

  • 仮面ライダーウィザード(フレイムドラゴン)

 いくら「即死攻撃」とは言っても低確率であるため試行回数が必要です。敵が一人であれば「確率を当てるまで殴る戦法」が成立し得ますが、敵が複数となると厳しいでしょう即死発生率が5%だと仮定すると、これが2回連続で発動する確率は0.25%になってしまう訳です。

 フレイムドラゴンはコピーリングによる分身も厄介だし、「ドラゴタイマー」による各形態の同時召喚もゴリラモンドにとっては相性が悪いです。先の仮定を前提に、最速で4人連続で倒すには0.00063%の確率勝負に勝つ必要があります

  • 仮面ライダーバルキリー(ラッシングチーター)

 高速移動可能かつ遠距離攻撃手段を持つキャラクターです。即死パンチは命中してこそ真価を発揮するものである上、複数回命中させる必要があることを考慮すると機敏なバルキリーは不利な相手かもしれません。

 ビルドはダイヤモンド粒子による攻撃手段もありますが、バルキリーも銃による射撃が可能であり、実際に高速で敵を翻弄しながら銃撃する戦法をとっています。バルキリー側がダイヤモンド攻撃の射程距離まで接近した場合には迎撃可能性も期待できますが、ビルドの射程圏外から撃ち続けられてしまえば対処できないでしょう。

ベストパートナー

  • 仮面ライダージョーカー

低確率の即死パンチを「確率アップ」というアプローチで発生させる狙いです。

 ジョーカー自体が「切り札」の記憶を特性とする能力であり、その適応者である左翔太郎も「切り札」としての性質があり、解釈によっては「運を持っている男」と言えるでしょう(女運は悪いけど)

 変身アイテムが天井から降って来たり都合良く風が吹いて金色になったり「ここぞという時に」奇跡を起こすという意味では、ビルドの確率アップにも寄与するかもしれません。

低確率の即死パンチを「試行回数」というアプローチで発生させる狙いです。

  1. サゴーゾコンボによる重力操作で敵の攻撃を封じる。
  2. 動けない敵に軽いジャブを素早く撃ち続ける(確率を引くまで)。

サゴーゾコンボがどの程度まで器用に重力操作出来るのか不明ですが、場合によってはビルドのみ重力低下させる事で身軽にし、よりパンチの回数を稼がせることもできるかもしれません。

 お互いにゴリラの能力を秘めているし相性もバッチリでしょう。

強い?弱い?

 素早さは他ライダーと比べて劣りますし、基本的なスペックとしても概ね標準的な水準ではあります。しかし「低確率の即死攻撃」は非常に強いです。当然シチュエーションや相手を選びますが、条件が整えば格上の敵を一撃で倒す可能性もある訳です。ある意味で「最強のロマン砲」と言えるかもしれません。

 ただ実戦を想定するとやはり確率勝負に依存する側面は否定できず、試行回数も要求される事から「安定した勝利」は期待し難いです。

 勝ち目の無い格上に対する対抗手段としては心強いフォームですが、同格・格下の相手と戦う際にわざわざ採用する価値があるかというと微妙と言わざるを得ないでしょう。

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