
出典:ガンバライジング公式様
総合戦闘力

スペック
ドリアンアームズ | |
パンチの威力 | 不明 |
キック威力 | 不明 |
ジャンプの高さ | 不明 |
100m走のタイム | 不明 |
引用:仮面ライダー図鑑
基本情報
『仮面ライダー鎧武』に登場するキャラクターです。『鎧武』に登場する仮面ライダーは様々なフルーツの力で変身しますが、このブラーボはドリアンの力で変身します。ドリアンの時点で既にクセの強さを放っていますが、加えて変身者が「元軍人で現役パティシエのオネエ」という歴代最強クラスの強烈な個性を持った者であり、視聴者の脳裏に焼きつくインパクトがあります。
変身者の個性があまりにもとっ散らかっている印象も受けますが、実は意外と真っ当な理由があり、「パティシエを目指して本場フランスに渡航した」「本格的なパティシエ修行のためにフランス国籍を取得する必要があった」「国籍取得のためにフランス軍に従軍した」という遍歴で単純に目的から逆算して行動した結果です。ただし乙女心がいつどんな理由で芽生えたのかは不明ですが。
登場初期こそはイロモノ枠として敵対する程度の扱いではありましたが、終盤では頼れる大人という立ち位置を確立していた印象を受けます。『鎧武』という作品自体が若者のダンスサークルをテーマにしており、必然的に変身者の年齢層も若くなりがちでしたが、ブラーボと斬月だけは別枠としての立ち位置にいました。
終盤は斬月が消息不明になっていた時期に安定した大人メンタルで他ライダーを支え導いたり、自業自得とはいえ孤立した者を責めるのではなく「可哀想な子ども」という視点で語るなど、『鎧武』という作品に良い意味でのフックとして機能していました。
あくまでもサブライダーであり、主人公勢の強化フォームには及ばない強さではありましたが「ベテラン」としての風格を最後まで魅せ続けた不思議な存在であり、個人的には結構好きなキャラクターです。
強さ解説
最大の強みは「元軍人」である変身者自体の強さでしょう。これは格闘技術だけでなく、厳しい環境下に耐えうるサバイバル能力も備えており、実際に異世界の危険な森で遭難した際も「軍の鉄則」として空腹を感じつつも危険な果実の誘惑に耐えて生存した描写があります。
加えて軍人としての経験か乙女心に起因するかは不明ですが「勘が鋭い・高い洞察力」といった強みもあります。他の登場人物が見抜けなかった裏切りを前情報無しで1発で見抜いたり、変身者がすり替わったライダーにいち早く違和感を覚えたりする活躍が確認されています。
ライダー自体の能力は基礎スペックが不明なので評価が難しいですが、棘に覆われた装甲でノコギリのような剣を二刀流で振り回す戦闘スタイルであって中々に殺意が高いです。更に彼の剣は敵に投げつけると爆発する凶悪な仕様となっており、ある程度は戦術の幅もあるでしょう。
しかしあくまでも変身者の能力に依存した強さであることは間違いなく、投擲可能な剣も2本しかないのであって遠距離攻撃の手段として大きな期待はできないでしょう。基本的には近接特化のシンプルな性能、緊急回避的に投擲攻撃が可能な程度であり、手放しに強いと言える仮面ライダーではないです。
うっかり変身した場合の戦闘マニュアル
・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。
- 牽制として双剣のうち一本を敵に投げつけて爆発させる。
- 爆発によって発生した煙に紛れてタックルを仕掛け、身体のトゲで更にダメージを与える。
- 敵が体勢を崩し倒れたら、もう一本の剣でトドメを刺す。
素直に接近戦を仕掛けるしかないため、まずは爆発で敵の視界と注意力を削ぎましょう。敵の体勢を崩した上で確実にトドメを刺したいです。③で倒しきれない場合は自身の装甲を活かして「ダイビングボディプレス」をキメても良いかもしれません。
有利な敵
- 仮面ライダーファム
ファムは変身者の美貌で数々の男を騙した結婚詐欺師です。ディエンド曰く「熱血漢は女性に本気を出しにくい」という理由でBLACK相手にファムを召喚して戦わせる描写もありました。
しかしブラーボはそもそも乙女ですので女性による色仕掛けは無効化できます。姑息な真似をするファムに憤慨してボコボコにした挙句、性根を正すためにパティシエ街道に引き摺り込みそうです。
- 仮面ライダーカイザ(草加雅人)
こちらも性根の腐ったライダーです。草加は他ライダーに変身して意図的に誤解を生じさせる陰湿極まりない行動をする男ですが、ブラーボは見抜く可能性が高いです。実際に『鎧武』本編においても変身者がすり替わったライダーを「エレガンスが無い」の一点張りで偽物だと断言した描写があります。しかも相手の声まで偽装された状態で見抜いているため、彼の洞察力は非常に高水準にあると言えるでしょう。
こちらも憤慨したブラーボが草加のベルトを没収、またしても強制的にパティシエ修行となりそうです。
不利な敵
- 仮面ライダーエターナル
非常に精神的に成熟したブラーボですが、乙女心に抗えない側面があり「イイ男」である斬月にはアッサリと敗北しています。そしてライダー界で乙女を惹きつける屈指の「イイ男」が仮面ライダーエターナルでしょう。彼は悪のライダーですが、草加等とは異なり「小物」ではなく大悪党としての「カリスマ性」があります。
ブラーボは基本的に悪役では無いですが、善悪の判断が「プロフェッショナル性を感じるか」に依る側面があり、中途半端に性格が良い奴よりも「清々しいまでの徹底した悪」に恋してしまう可能性がありそうです。ただし元軍人である以上は、エターナルのような「テロリスト」は絶対に許容してはならない存在であり、ブラーボ自身のプロフェッショナル魂を燃やした結果、己の恋心に打ち勝ちマトモに戦える可能性もあるでしょう。
- 仮面ライダービースト
ビーストはライダー界屈指の「マヨラー」です。マジで何にでもマヨネーズを掛けます。劇中ではドーナツにマヨネーズを掛けて食べてました。多分ブラーボが作った一流のケーキも容赦無くマヨネーズの餌食にされるでしょう。プロ精神を込めた魂のデザートがマヨネーズまみれにされた挙句、指摘しても話の通じないビースト相手では、流石にブラーボの心も折れそうです。
ビースト「ケーキにはマヨネーズが合うんだ!(ビシャがけ)」
ブラーボ「Arrête!(やめて!)」
ビースト「分かってる!皆まで言うな!お前のケーキとマヨネーズの相性バッチリだぞ!」
ブラーボ「あぁ・・・(意気消沈)」
ベストパートナー
- 仮面ライダーガヴ(ケーキングフォーム)
まさにケーキの仮面ライダーです。手作りケーキを食べた幸福感で誕生したガヴの強化形態ですが、美味し過ぎるプロのケーキを食べたら更に強いゴチゾウが誕生するかもしれません。それこそモンブランやチーズケーキといった別形態を生み出すキッカケも期待もできます。
ガヴはお菓子を食べて「幸福感を感じる」ことで強化アイテムを排出する仕組みなので、変身者のメンタルが不調だと強化されません。しかしブラーボは味だけでなく店内全てにこだわり、最大限のオモテナシで客を満足させるプロ精神を持っています。洞察力も優れている乙女ですから、ガヴに必要なメンタルケアも期待できるでしょう。それでもダメならパティシエ修行で強靭なメンタルに鍛え上げるのみです。
- 仮面ライダー1号
「戦闘のプロフェッショナル性」「もてなし精神のプロフェッショナル性」「サバイバルへのプロフェッショナル性」の全てを兼ね備えた存在であり、ブラーボと全ての要素で合致した存在でしょう。戦闘面は言うまでもありませんが、「藤岡珈琲による魂の一杯」はブラーボのケーキに合うかもしれないし、「ジャングルの奥地で謎を解明」出来るかもしれません。
ブラーボ「私の魂のデセールよ!Bon appétit!(召し上がれ!)」
1号「では私も魂を込めた珈琲を淹れよう。オイシクナレヨ、アリガトウ・・・アリガトウ・・・」
田中信夫『二人の魂を込めたペアリングは功を奏すのか。その謎を解明するため、彼らはヘルヘイムの奥地へと向かった。』
鎧武「・・・美味しい(ヘルヘイムの実を貪りながら)」
ブラーボ「正体不明の動植物は食料にしちゃダメ!プロ失格よ!」
1号「ガイムゥ!!お前のようなヒヨッ子をライダーとして認めるわけにはいかん!ハァァァンッ!!!!!!!o(`ω´ )o」
強い?弱い?
戦闘力は変身者の能力に依存した側面が強い特徴があり、ライダー自体の能力はそこまで大きな特徴を持っているとは言い難いです。近接戦に特化した武器構成でもあり不利な敵もそれなりに存在しているでしょう。
ただし変身者に関してはかなり優秀な部類であり、単純な戦闘技術に加えて「戦闘における勘」や「鋭い洞察力」といったベテラン特有の強みを持っています。基本的に若年層が活躍するライダーシリーズにおいて、ベテランの存在は少数派であり、他とは差別化された力がある点では魅力的な存在です。
ライダーシステムの能力と変身者の実力を総合的に考慮すると「標準的な強さ」と言うレベルに落ち着くキャラクターとなるでしょう。
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