
出典:ガンバライジング公式様
総合戦闘力

スペック
引用:仮面ライダー図鑑
強さ解説
火力
平成一期のライダー全般に言える事ですが、実数値は非常に低く設定されています。
必殺火力は明示されていませんが、同作品の必殺火力が概ね「20t」程度である事を踏まえると、あまり高火力は期待できないと思います。
必殺の「ライダーシューティング」は格上たる「ウカワーム」を撃破した点で好印象ですが、これは必殺弾2発による挟み撃ちであり、穿った見方をすれば「1発の火力は不足している」と捉えることもできます。カブトに蹴り返されてたし。
『カブト』に登場するライダーの打撃実数値は「マスクドフォーム>ライダーフォーム」となりますが、ドレイクのキックに関しては据え置きとなり優秀です。
銃ライダーでありながら通常キックの実数値は他のライダーフォームと比して最強であり、同作品内に限っては中々ではあるでしょう。
汎用性
「超スピードで動ける」「銃で遠距離攻撃が可能」の時点で相当に汎用的だと思います。
銃の火力が不足気味な印象は拭えませんが、少なくとも「負け筋が生じにくい」とは言えます。
そしてドレイクは「ゼクトマイザー」を所持しており、これが非常に強いです。
端的に表現すると「クロックアップした相手にも追いつく自動追尾機能付きで弾数無限のグレネードランチャー」であり、これを虫の大群の如く乱射できるのはクッソ強いです。
強いて言うなら「斬撃手段を有さない」という弱点はありますが、上記が便利なのでそこまで致命的ではないと感じます。
機動力
言うまでもなく「クロックアップ」による超高速移動が可能です。
後のシリーズでは対抗手段や類似能力も多く登場しているため、一概に「クロックアップが最強で最速」とは言えない時代になりつつありますが、強い事に間違いはないです。
『カブト』という作品のアイデンティティと言える要素であり、跳躍力等を踏まえるとやや甘い採点になりますが25点とします。
「クロックアップ」に関しては「単なる高速移動」として考えるか「時の流れを操る等の特殊能力」として考えるかは難しいところです。
特殊能力
最大の強みである「クロックアップ」は制限時間がありますが、連続使用が可能です(同一能力を持つカブトが第3話で実践してた)。
また「キャストオフ」「プットオン」によって「身軽なスピード型」と「打たれ強いパワー型」を使い分けられる点も便利です。
特にプットオンに関しては「腕だけ部分的にマスクドフォームにする」といった応用も可能であり、瞬時に切り替えられる点は高く評価したいです。
そして地味に強いと思うのが「超スピードの敵を目視できる」という設定です。「自身が超スピード状態でなくとも視認可能」な点は素直に優秀と言えます。
またマスクドフォーム時には水中戦も確認されています。素早く泳げる訳ではなさそうですが、身動きがとりにくい環境だからこそ銃が有利に作用すると言えます。
強い?弱い?
中々強いと思います。
火力こそ控えめな印象ですが「クロックアップ」「射撃攻撃」が便利すぎます。
これに弾数無限の「ゼクトマイザー」まで装備しているのですから性能面は十分です。
ゼクトマイザーに関してはカブトとドレイクのみ使用が確認されており、他ライダーと比して優遇されています。
ただし「ウカワーム撃破」の活躍だけを根拠に「天道より優秀」とは言えないとも感じます。
確かにウカワーム撃破は偉業ですが、撃破時点でのウカワームは「ドレイクに倒される事を半ば望んでいた」ように解釈する余地があり、フルパワー状態の彼女に勝てたかというと微妙です。
とはいえ「2連続ライダーシューティング挟み撃ち」はシンプルに発想が凄いし、超スピードで動けるドレイクならではの個性が活かされたユニークな技だと思います。
うっかり変身した場合の戦闘マニュアル
・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。
- マスクドフォーム状態で威嚇射撃
- ゼクトマイザーで無限に爆弾を飛ばす
基本的に「ゼクトマイザー」が便利すぎるので積極的に活用したいです。
自身は比較的安全なマスクドフォームで良いと思います。
右手で銃撃、左手でゼクトマイザーで突っ立っていれば勝てるでしょう。
あくまでクロックアップはロマン枠なので「敵が瀕死でノーリスクならキャストオフも視野に入れても良いかなぁ」というのが個人的な見解です。
キャストオフ後に関しては劇場版で「ゼクトルーパーに撃ち殺された」事を踏まえると、どうしても脆弱な印象が払拭できないんですよね。
有利な敵
仮面ライダークウガ(ペガサスフォーム)
お互いに銃ライダーです。
撃ち合い対決をするにあたって「クロックアップ」は攻略される可能性が高いですが「マスクドフォーム」に切り替えられる点は非常に有利です。
クウガ側は「感度が向上」している状態なので痛覚も強烈であり、お互いに被弾ありきの銃撃戦を想定すると流石に防御の固いドレイクに軍配が上がるのではないでしょうか。
仮面ライダーギルス
DVにブチギレるドレイクの姿は想像に難くないです。
不利な敵
白い魔法使い(コヨミ)
ドレイクは余程の理由がないと女性とは戦えないです。
強敵だった「ウカワーム」を撃破しましたが、あれは「幼女の危機」「ウカワーム自身が死を望んだ」という条件が重なっての展開です。
やはり「女性に攻撃する」という行為には抵抗がありそうで、躊躇している隙に致命傷を受けそうです。
一応は「メイクアップで心を掌握する」という解決法もありますが、コヨミの場合は別の怪人によって模倣された存在に過ぎないので「一般的な乙女の感性」を持ち合わせているかは怪しいです。
ライオトルーパー(集団)
劇場版で雑魚集団に撃ち殺された描写を見るに、耐久力は心許ないのだと思います。
流石に2~3人のライオトルーパーに敗北するとは思いませんが、数十人規模を相手にするシチュエーションを想定すると不穏な雰囲気を感じます。
それこそ場合によっては「1万人部隊」という負けイベントを突き付けてくることもあるし…。
ベストパートナー
仮面ライダー威吹鬼
「年下の女を連れ回している」「青色の銃ライダー」という点で一致しています。「風」に関連する点でも共通するでしょうか。
ドレイクは同性の仲間と協力する場面は少ない存在でしたが、そもそも『カブト』に登場するライダーが変人・奇人揃いだったので仕方がない側面もあります。
威吹鬼のように常識的で下手に出てくれるタイプであれば、ドレイクと揉める事も少なそうではあります。
まぁ威吹鬼に協力すると見せかけて内心は「アキラ可愛いな…」が実態になる気はしますが。
てかドレイクにとってアキラはストライクゾーンに入るのか…?
幼女はNGだけど、女子中学生は「美しい」判定でした(厳密には擬態による発言だが性格までコピーする性質上、ある程度は近しい感性だと推測できる)。
仮面ライダーアマゾンアルファ
「愛した女性を自らの手で殺した」という点で共通する存在です。
悲惨度合いで言えばアマゾンアルファの方がキツいでしょうか。同棲していた仲で子作りまで完了した相手だし。
またドレイクは引金を引いて殺したのに対し、アマゾンアルファの場合は「手で腹をブチ破る」です。
まぁアマゾンアルファも失明してたという点では救いがあるんですかね(白目)。
神回にしか登場しない男
本作品の主要ライダーとしては出番が少なめです。第18話で活躍したと思ったら次の登場は第25話、第28話でライダーリンチに遭ったと思ったら次の大活躍は第39話以降と空白期間が長いです。
ザビーやサソードは自身がメインでなくとも脇役として頻出しましたが、ドレイクに関しては「自身が主役の回しか出てこない」印象が強いです。
そしてドレイク主役回は基本的に神回なんですよね。
他ライダーにも活躍する回はあるのですが、結局は「天道が主役」になりがちです。例えばサソードのメイン回も結局「天道総司~サソードを添えて~」になっちゃう感じ。
しかし唯一ドレイクに関しては「風間大介~天道ソース~」になっている印象があります。
やっぱりキャラの奇人っぷりが丁度いい塩梅だったんですかね。サソードはちょっとやり過ぎ感あったし。
ドレイクに関するエピソードも強烈で
- 強盗に襲われた男は助けないが女は全力で助ける(第11話)
- あらゆる合コンに参加する主義なんです発言(第11話)
- 女子大学の部室に凸って否応なしに強制メイクアップ(第12話)
- 女の外見に優劣をつける(第12話)
- 女怪人に戦意喪失、天道に諭されるも逆ギレ(第12話)
- ライダーバトルに乱入した幼女にボロクソ言われる(第13話)
- 女なら誰でも良いと認める(第16話)
- 女子トイレの中でナンパをし通報される(第17話)
- トラウマを抱えた幼女を雑に扱う(第17話)
- 幼女に対して公衆の面前でブチギレる(第17話)
- 呑んだくれになる(第18話)
- 食べ物に睡眠薬を入れようとする(第18話)
といった具合で一例を挙げるだけでも中々です。コイツが登場する回の30分はマジで濃厚。
基本的に女好きなキャラとして描かれるだけに「いざ女と戦わざるを得ない場面」で良い感じに綺麗で盛り上がるドラマへと仕上がるのは若干のズルさを感じますが、やっぱりキャラの個性として分かりやすいです。
本筋にこそ大きくは関わりませんでしたが「戦う理由が明確なライダー」であり、天道に次いで主役適性が高いキャラだと思います。




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