仮面ライダーアギト(フレイムフォーム)の戦闘力

戦闘力

総合戦闘力 

スペック


フレイムフォーム
パンチの威力10t※
キック威力7t
ジャンプの高さ20m
100m走のタイム5.5秒

引用:仮面ライダー図鑑

※パンチの威力は左右で異なりますが、ここでは強い方を掲載しています。

基本情報

 仮面ライダーアギトの派生フォームです。文字通り「炎」の力を扱う形態ですが、アギトの進化ツリーを考慮すると「フレイムフォームこそが基本形態ではないか」という議論が定期的に行われる印象です。

 というのもアギトの強化形態はバーニング→シャイニングという進化を辿っており、それぞれ爆炎の力、太陽の力を宿すことから「フレイムフォームからの正統進化」と解釈する方が自然だとする考え方があるようです。

 『アギト』に登場する上級怪人は「”水”のエル」というように属性+怪人名で呼称されますが、アギトの変身能力を授けた怪人は呼称が不明です。他の上級怪人には水、地、風属性がそれぞれ存在し、そのうち地はグランドフォーム、風はストームフォームに対応していますが、フレイムフォームに対応した名称の怪人は存在しません。

 先述のようにアギトの進化が熱を伴う太陽に向かって行ったことも加味すると、アギトに変身能力を授けた怪人は「”火”のエル」だったのではないか、とする説が有力です。であればアギトの基本形態としてはフレイムフォームの方が整合が取れることになり「本来はグランドフォームが派生形態ではないか」という意見に繋がります。

 その割には登場回数が控えめな印象のフレイムフォームですが、これまた戦闘スタイルが渋くてイイんすよねぇ。敵の動きを見切った上で、最低限の動きで繰り出す「居合斬り」が良い意味で静かでカッコいいです。夜の戦闘シーンにおいて低姿勢で剣を構えるフレイムフォームは本当に映えます。

強さ解説

 「超越感覚の赤」と呼ばれるように五感が研ぎ澄まされており、加えて機動力を犠牲にしてパワーを重視した剣を扱う形態ということで「ペガサスフォームとタイタンフォームの中間」というイメージの性能です。

 タイタンフォームほど動けない訳ではないのですが、基本的に派手な動きはせず、カウンターで勝負を決める戦法を得意とします。その際に研ぎ澄まされた五感を活かすことで素速い敵や飛行可能な敵に対しても高い命中率で必殺技を当てています。

 また炎属性であり、剣に炎を纏わせることが可能ですが、この温度は7000度に到達します。これは歴代ライダー界でも強大な敵と名高い「仮面ライダーコア」を構成する炎の6000度という数字を超えており、数字としてはメチャクチャな水準です。一撃必殺の火力としては申し分ないでしょう。

 近接での戦闘においては非常に優秀ではありますが、遠距離攻撃に対する耐性が皆無である点は気になります。特にフレイムフォームの場合は自ら接近することも得意ではなく、基本的に敵が接近してくるのを待ってから攻撃を仕掛ける戦法を得意とします。そのため「そもそも敵が近寄って来ない」状況ではどうしようもないです。

 加えて炎の火力自体は高くても、斬撃としての火力は怪人の盾を破れない程度の水準であり、絶対的な決定力を有するとも言えません。敵の肉体に命中すればほぼ勝ち確だけど対策されてしまうと厳しい、といった具合でしょうか。

 敵を見切ったカウンター攻撃という得意分野はあるものの、やはりある程度は敵を選んでしまうので「汎用的に強い」とは言えない性能です。

 

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。

  1. まずはドッシリと構えて敵の動きを見切る。
  2. 敵が接近して来たら斬り掛かる。
  3. 万が一盾や装甲で弾かれた場合は、剣をもう1本生産する。
  4. 敵が片方の剣を防いでいる隙に、2本目の剣で突き刺す。

基本的には②の時点で倒せると思います。少なくとも超越感覚によって敵の見切りは出来ているので躱されることはないでしょう。その上で敵が剣を防ぐ等の対策をした際には剣をもう1本生産し、不意を突いて刺しましょう。因みにベルトから排出される剣は複数生産が可能となっています。

有利な敵

 アギトが扱う7000度の炎を最大限に活かせる相手でしょう。シンは非常に回復力が高い事に定評のあるキャラクターですが、炎には弱いです。それこそシンの炎耐性は「700~800度の炎には5分しか耐えられない」と公式に明言されていますから、その10倍近い火力を扱うアギトであれば瞬殺できるでしょう。

  • 仮面ライダーベルデ

 ベルデは透明化によって敵の不意をつく戦法を得意とするライダーです。アギトに透視能力があるかは不明ですが「超越感覚」のフレイムフォームであれば足音や気配で敵の位置を探ることは出来るでしょう。特にベルデは透明化以外に強みが無いので、これを対策できれば簡単に捻り潰せるでしょう。

不利な敵

  • 仮面ライダーオーディン

 まず「タイムベントを破れるか」という問題ですが、これはアギトの進化がどこまで及ぶか次第だと思います。例えばフレイムフォームの「超越感覚」が進化の果てに「第6感」に及んでタイムベントに対応する可能性はゼロではないと思います。

 ただしオーディンの場合はタイムベントに加えて「ガードベント」の盾が厄介です。公式設定では「ファイナルベントを含む他ライダーのあらゆる技を無効化する」とされており、これを素直に読み取ると「撃破率の高い龍騎ドラゴンライダーキックも盾で弾く」という事になります。

 流石にフレイムフォームの斬撃より龍騎のファイナルベントの方が圧倒的に高火力でしょうし、そもそもアギトは劇中で怪人の盾に剣を弾かれてますから、オーディンを攻略するのは難しそうです。

 

  • 仮面ライダーフォーゼ(ファイヤーステイツ)

 遠距離攻撃可能な銃ライダーです。何より厄介なのが「水を撃つことが出来る」能力です。消防士をモチーフとしたライダーですから、炎の消火に適性があります。「炎属性は水属性に弱い」と相場は決まっているし、これを遠距離から仕掛けられるとアギトとしては厳しいです。

ベストパートナー

  • 仮面ライダー斬月

 仮面ライダーシリーズには数多くの剣ライダーが存在しますが、とりわけ戦闘スタイルが似ている存在でしょうか。斬月は戦国武将をモチーフにしたライダーで「無闇に剣を振り回さずに確実に斬る」スタイルが目立つキャラです。

 一方のアギトも先述のように「カウンター主体」であって無闇に剣を振り回す戦法ではありません。時代劇における武士の殺陣に近いアクションが多く、そういった意味でも斬月とのコンビネーションは個人的に是非見てみたいです。

  • ロボライダー

 炎属性の銃ライダーですが、もはや属性云々抜きにして強過ぎるキャラクターです。とにかく一撃の威力が非常に高く、銃弾1発で敵の腕が吹き飛びます。怪人を撃破する際も大体は数発の射撃で爆散させており、にも関わらずルナトリガーのような自動追尾機能付きで段数無限という、ぶっ壊れ仕様です。

 ロボライダー曰く「炎は俺のエネルギーだ!」なのでフレイムフォームが扱う7000度の炎を吸収した際には手が付けられないことになるでしょう。加えてアギトとRXは能力が太陽に由来している共通点があり、共に進化の可能性を残している点でも相性は良さそうです。結構濃い面識もあるし。

強い?弱い?

 超高温の炎を”近接戦であれば”躱されない、という明確な強みはあるライダーです。敵に命中さえすれば高い撃破率を誇る印象ですし、絶対的な火力不足ということはないでしょう。

 しかし遠距離攻撃に対する対抗手段の少なさや、堅牢な盾に対策されてしまう等の弱点はそれなりに目立ちます。決して鈍過ぎる訳ではないですが、公式が「機動力を犠牲にパワー重視」としている以上はどうしてもカウンター特化のイメージです。これに超越感覚が加わることで「クロックアップ」等に対処する可能性もありますから一概に弱いとは言えないので難しいところです。

 得意分野においては非常に優秀だけど、汎用的な強さという観点では平均的な強さを若干下回る程度の実力に落ち着くでしょうか。

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