
出典:ガンバライジング公式様
総合戦闘力

スペック
| クローズマグマ | |
| パンチの威力 | 56.1t |
| キック威力 | 61.7t |
| ジャンプの高さ | 73.2m |
| 100m走のタイム | 1.3秒 |
引用:仮面ライダー図鑑
強さ解説
火力
打撃の実数値は僅かに「ジーニアスフォーム」を上回り、テレビ本編における味方陣営としては最強火力です。
それ故に「クローズマグマが火力枠、ジーニアスがヒーラー枠」といったイメージがファン界隈では定着しているように見受けられます。
ただし第44話における活躍を参照すると「デバフ要員のクローズマグマ」「トドメを刺すジーニアス」という役割分担になっており、一概に優劣を結論付けることは難しいです。
実数値こそ殆ど互角の水準ですが、純粋な破壊力ならクローズマグマ、中和機能などの特殊能力込みで考えるならジーニアスになるのでしょうか。
クローズマグマの場合、シンプルなパンチであっても「マグマを扱う」という点では、凡庸な炎属性よりも明確に優れていると言えます。
とは言ってもジーニアスは各種ボトル能力をフル活用すればバケモノ火力になるので、クローズマグマとの棲み分けがイマイチ分かりにくい…。
クローズマグマに関しても時期によって強さのブレが激しく、また上ブレた際の実力も測りにくいです。
悩ましいところですが22点とします。
汎用性
基本的にはパンチです。ややシンプル過ぎる印象でしょうか。
ただし「飛行状態から熱風を発生させて地上の敵を焼き払う」という趣旨の記載もあり、一応は遠距離への攻撃手段と考えて良さそうです。
19点とします。
機動力
これは難しいですね。実数値自体も十分に優秀ですが、終盤のエボルト遺伝子活性化時は超スピードへの加速も確認されています。
ただしエボルト遺伝子に関しては安定して発揮できる能力ではないと思うので、あくまでオマケ要素程度に留めたいと思います。
見た目の割に優秀なステータス値、獲得した飛行能力を考慮して24.5点にします。
特殊能力
やはり変身者である万丈の成長スピードにより「実数値以上の実力」を発揮する点は大きいです。
あとは実力のブレをどう捉えるかで印象は大きく変わると思います。
初期→第37話の流れは正統進化と捉えて良いでしょうが「エボルト遺伝子問題」は難儀です。
発動すれば火力とスピードが大幅に向上するため超強いですが、殆ど外的な要因で発動するため安定感に欠けます。自らの感情を抑えられない点も惜しいです。
逆に「優秀な基本能力への付加価値としての遺伝子バフ」という捉え方なら好意的な解釈もできるので難しいところです。22.5点とします。
強い?弱い?
時期によって強さが大きく変動します。
クローズマグマの初陣は第31話ですが、紆余曲折経ての第37話以降のクローズマグマは別物の強さに進化していると考えて良いでしょう。
彼の成長を全て切り取ると長くなるので割愛しますが、ザックリ表現すると
エボル(フェーズ4)>ジーニアス≧マグマ(ハザードトリガー装着)>マグマ(第37話)≧エボル(フェーズ3)>ラビラビ&タンタン≧エボル(フェーズ1)>マグマ(初期)
が個人的なイメージです(エボルトがどの程度本気だったか等の解釈は別れるので異論はあると思います)。
恐らく安定して発揮できる実力としては「第37話時点での実力」だと当サイトでは考えており、流石に最強格とは言えないまでも、単純な炎属性とは一線を画す「マグマ」を活かした能力群を踏まえると中々の実力者であると思います。
うっかり変身した場合の戦闘マニュアル
・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。
- 初手で飛行
- 上空から熱風で牽制
- 敵が怯んだ隙に、上からマグマを浴びせる
- ナックルにゴリラボトルを装填
- 付着したマグマで苦しみもがく敵に全力パンチ
やっぱりマグマは浴びせたいですよね。マグマは単純な高熱だけでなく、粘性による付着も厄介だと思います。
それこそマグマで敵を飲み込む事ができれば、温度低下に伴って石になるため身体活動に大幅な支障が出るでしょう。
理想はマグマが冷えて身動き出来なくなった敵に必殺パンチですが、流石に待ってる時間も勿体無いし、ナックル自体も周囲の熱を取り込んで強くなるのでサッサとトドメを刺しましょう。
有利な敵
仮面ライダーアギト(バーニングフォーム)
これは流石に万丈が上位互換だと言って良いと思います。
炎属性の格闘タイプ、成長や進化の可能性といった要素がほとんど一致する存在です。
万丈の実数値はアギトの2倍以上、更には「飛べる」という長所まであり、明確なアドバンテージと言えます。
成長スピード次第では逆転の可能性も有り得なくはないですが、映像描写を見た感じだと万丈の方が急速に成長している印象です。
仮面ライダーオーズ(ガタキリバコンボ)
上空からの熱風攻撃で地上の分身ガタキリバを一網打尽に出来るのではないでしょうか。
いくらガタキリバであっても飛行は出来ませんし、ジャンプ等で工夫しても宇宙まで飛べる万丈には届かないと思います。
万丈としては分身のうち数体でも焼くことが出来れば、ガタキリバの感覚共有によって大ダメージを与えられるので有利に戦える相手だと思います。
不利な敵
仮面ライダーリュウガ
某海賊漫画の影響で「マグマ>炎」の印象がありますが、単純な温度だけで比べると炎が優れることもあるようです。
参考までにマグマは650~1300℃程度、青い炎は1700~1900℃程度になるようです。
もちろんマグマは周囲の物体を「包み込む」事ができるので単純な温度だけで優劣が決まる訳ではないですが、一瞬の一撃必殺勝負になると怪しいかもしれません。
仮面ライダーZX
クローズマグマはエボルトの遺伝子が活性化する事で大幅に戦闘力を向上させますが、少し暴走気味になってしまいます。
実際に父親ビルドのニンニンコミックによる奇襲には対処出来ておらず、変身解除に追い込まれています。
流石に奇襲なので仕方ない側面はありますが、正面からの殴り合いを得意とする万丈にとって隠密戦法は相性が悪いのかもしれません。
それこそ元祖忍者ライダーであるZXは煙幕を張れるし、その隙に攻撃する手段も豊富です。火力もニンニンコミックは越えるでしょうから万丈としては不利かもしれません。
ベストパートナー
仮面ライダーガヴ(アメイジングミフォーム)
熱い闘志でマグマのように燃え上がるライダーです。格闘主体で戦法も万丈と同じです。
万丈は「自身が高熱になる事で強くなったり回復する性能」ですが、これはガヴの「周囲の空気が歪むほどの高熱エネルギー」と相性が良さそうです。
お互いに経緯は異なりますが「半人外」である点も一致しており、それ故に「あまり自分自身を大事にしない」思想も近いです。
仮面ライダーダブル(サイクロンアクセルエクストリーム)
『ダブル』という作品における主戦力は「左翔太郎」「フィリップ」「照井」の3人でしたが、この中で最も万丈とキャラが被るのは翔太郎だと思います。
仮にシュラウドの思惑通りにサイクロンアクセルが誕生した場合、不足した翔太郎要素を埋める要員として万丈を採用する価値はありそうです。第六感もあるし。
俺のマグマがほとばしる…///
万丈による「力がみなぎる!魂が燃える!俺のマグマがほとばしる!もう誰にも止められねぇ!」のセリフですが、流石に長過ぎない…?
第44話なんかグリスとローグが必死にエボルの隙を作る中で、上記セリフを悠長に述べており、流石に「はよ殴れや…」と思ってしまった自分がいます(笑)。
初見では「厨二病っぽいセリフだな…」という印象でしたが、文字にしてみると官能小説的な表現に見えなくもない気がします。
「俺のマグマがほとばしる…!」は身体から湧き出る情熱的な粘度を味わう表現であり、その段階に達した以上は誰にも止められないです。


コメント