
出典:ガンバライジング公式様
総合戦闘力

スペック
| ニンニンコミックフォーム | |
| パンチの威力 | 11.1t |
| キック威力 | 22.2t |
| ジャンプの高さ | 45.4m |
| 100m走のタイム | 4.2秒 |
引用:仮面ライダー図鑑
基本情報
仮面ライダービルドの派生フォームです。「忍者×漫画」の能力で比較的「ヒーローらしさ」を感じる姿でしょうか。
初陣は第5話という最序盤でありながら、終盤でも登場機会があり、専用武器がある事を踏まえても超優遇フォームと言えるでしょう。
例に漏れず専用武器は自作であり、完成直後に味方で試し斬りしようとする姿は後に登場する「海賊レッシャー」でも見れますが、第5話においては「就寝中の仲間を斬ろうとする」主人公を拝む事ができます。まぁ「寝込みを襲う」は忍者らしいか。
同じく最序盤登場の「ゴリラモンド」が殆ど登場の機会に恵まれなかったのに対して、こちらは中間フォーム登場後の中盤まで活躍しました。
それどころか終盤に登場した主人公の父親が変身するビルドも「ニンニンコミック」を多用しており、インフレが激化した環境でも高い実力を見せつけていました。
ビルドの基本フォームは「ラビットタンク」ですが、これは主人公の名である「戦兎」を象徴する姿と言えます。
一方で父の名前は「忍」であり「ニンニンコミック」はある意味で最も「父親らしい」印象を受けます。そもそも「ラビットタンク」も機動力に若干偏っている性能だし、万人にとっての基本フォームではないのかもしれません。
それこそビルドの派生フォームは16種類以上は存在するのであり、変身者のスタイルによって基本フォームが変わってくると考えても良さそうです。
ニンニンコミックの父親、ラビットタンクの主人公、ゴリラモンドの別人格といった具合に変身者の個性が出てるのは個人的に好きです。
まぁあんな激渋の親父が真顔で「忍びのエンターテイナァー!!ニィンニィンコミック!!イェィ…」とか鳴らしてるのは少しシュールではあります。
強さ解説
火力
打撃の実数値は「ラビットタンク」に劣りますが、パンチ・キック両方とも2桁台に乗っているので決して低すぎる水準ではありません。
基本的には剣を武器に戦うので、打撃の弱体化はそこまで大きな懸念材料にならないでしょう。
また右足の打撃実数値は左足の1/2ですが、尖ったペンをイメージしているためか「刺し攻撃」に活用する事も出来ます。
汎用性
やはり注目すべきは「4コマ忍法刀」でしょう。これ1本で炎属性・風属性の攻撃が可能となり、加えて「分身」「隠れ身」まで出来ます。
こんな万能剣を(恐らく一晩で)完成させてしまうのは流石に天才物理学者過ぎます。描写的には「剣を作る」と宣言して1分後の場面転換で完成してますからね(笑)。
武器としては他にも「電気属性のマキビシ」「手裏剣」があり、狙撃力までは期待し難いとしても攻撃手段は中々に幅広い印象を受けます。
機動力
忍者なので速そうなイメージがありますが「ラビットタンク」に実数値で劣ります。設定を見る限りでは「一時的な高速化」なども無さそうです。
忍者の特性は「素早さ」ではなく「隠密性」で反映されている印象が強いでしょうか。
特殊能力
まず目を惹くのは「分身」「隠れ身」でしょう。基本的には前者を戦闘用、後者を撤退用として運用している印象ですが、父親ビルドは「隠れ身の術で奇襲」という暗殺者ムーブを披露しています。
また忍者の能力として「行動音と気配を消し去る」「光学迷彩で周囲と同化」が挙げられており、性能デザインとしては奇襲前提なのかもしれません。
一方のコミック側に関しては「ペンで描いた絵を実体化」「絵は書き手のイメージ通りの能力・効果を有する」が挙げられてますが、これって描写されてましたっけ?素直に解釈したら中々にブッ壊れな能力ですが…。
うっかり変身した場合の戦闘マニュアル
・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。
- 4人に分身する
- 全員でマキビシを投げつける
- 2人は風遁の術・火遁の術で熱風攻撃
- 残りの2人は手裏剣を投げまくる(敵が力尽きるまで)
分身は最大で9人まで描写されましたが、変身者のスキル依存である事を踏まえると4人が現実的なラインでしょう。(そもそも変身できるのかという疑問は抱かない)
②のマキビシはスタン・気絶効果があるので便利です。足から撒かれる仕様なので拾うのが手間ですが4人で協力すれば何とかなるでしょう。
苦戦して本当にどうしようもない場合は「パンドラボックス」をペンで描いて実体化させましょう。
有利な敵
仮面ライダーアギト(フレイムフォーム)
やはり分身キャラは「一撃必殺キャラ」に対して有利に戦えると思います。アギトは敵が接近してきたタイミングで一撃必殺のカウンター斬りを狙うライダーです。
アギトの一撃は「7000度の高熱」を纏った強烈な威力であり、加えて「超感覚」によって高い命中率を誇る事も踏まえると中々に優秀です。
しかし超感覚で敵の位置を正確に特定出来るにしても「そもそも敵が複数で四方から襲ってくる」状況には対処しにくいです。
1体は切り倒せたとしても残りの3体を処理するハードルが高く、それこそ剣のリーチ圏外から手裏剣を投げられてしまうと厳しい戦いになりそうです。
仮面ライダーバロン
「ヘルヘイムの森」で戦う場合は有利に立ち回れるでしょう。やはり足場が悪いのでマキビシを踏ませやすく、自身の光学迷彩も大自然の中で活かせそうです。
バロン自身は「数歩歩くだけで足を挫く」程度には自然環境が不得意であり、特にビルドから奇襲を仕掛けなくても何とかなりそうです。
とりあえずマキビシを撒いて様子見をし、勝手に自滅するのを待ちましょう。
仮面ライダーファイズ(アクセルフォーム)
「マキビシ+光学迷彩+隠れ身の術」で10秒耐えればワンチャン…?
不利な敵
仮面ライダーオーズ(ガタキリバコンボ)
分身キャラとしての高い壁です。ビルドが精々9人程度の分身であるのに対し、オーズは50人規模です。
分身の数だけでなく、オーズは「頭から放電」も可能であり、特に動かなくても攻撃できます。マキビシを踏ませようにも「そもそも動かない」をされてしまうと厳しいです。
ベストパートナー
仮面ライダーゼロワン(フレイミングタイガー)
漫画という言葉で連想するのはコイツですかね。こちらも物語序盤で登場した派生フォームで、戦闘演出が「漫画のコマ割り」を意識したもので見応えがあります。
実質的に忍者全開で漫画要素が殆ど描写されなかったビルドと比べると、ゼロワンの方が漫画らしさは感じられたでしょうか。
仮面ライダータイクーン(ニンジャフォーム)
忍者同士で性能が似ており「隠密行動」を重視するのであれば好相性と言えるでしょう。
また「見返りを求めない」というスタンスから変身者の奉仕性が強く、ラブ&ピースや世界平和といった壮大な目標に突き進んでいける者同士です。
ただし「身内関連で動揺すると判断が鈍る」という点でも似ており、普段の善性が強いだけに軸がブレると悪目立ちするキャラです。
強い?弱い?
隠密行動で奇襲を仕掛けるスタイルに特化した性能であり、中々に便利だと思います。
ただしビルドは「変身者の経験値によってステータスも変動する」類の設定があり、ニンニンコミックに関しては特に性能差が顕在化していたと思います。
隠れ身の術に関しても、戦兎ビルドは「煙で目眩しした隙に別フォームで逃げる」運用だったのに対し、父親ビルドは「煙で包んだ対象を別の場所にワープさせる」を披露しており、これは練度の差であると個人的に解釈しています。
それこそ「ホークガトリング」なんかは「ただ飛びながら撃ちまくれば良い」ので顕在化するほどの性能差は出なさそうではありますが、ニンニンコミックに関してはガッツリ顕在化してます。
悪く言えば「変身者毎に性能が安定しない」ですが、披露されてない能力も含めて優秀である事は間違いなく、磨き甲斐のある姿だと思います。





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