
出典:ガンバライジング公式様
総合戦闘力

スペック
スマホウルフフォーム | |
パンチの威力 | 16.6t |
キック威力 | 20.8t |
ジャンプの高さ | 41.6m |
100m走のタイム | 5.1秒 |
引用:仮面ライダー図鑑
基本情報
仮面ライダービルドの派生フォームです。「オオカミ×スマホ」で例に漏れず奇抜な組み合わせです。
巨大なスマホが腕に装着されたビジュアルですが、翌年には「両肩にガラケーをくっ付けたヤツ」まで出て来たので、もう何でもアリなんでしょう。
ただ変身音声の「繋がる1匹オオカミ」という文言から察するに「誰もがSNSで気軽に繋がれるようになった現代」をイメージしていると考えられ、コンセプトとしては社会派なのかなと感じます。
それは「炎上における集団からの誹謗中傷」という悪い側面もあれば「マイノリティ同士が繋がる出会いの場」という良い側面もあり、解釈自体は多種多様でしょう。
「ビルド」自体も「科学は使い手次第」とあるように「兵器にもなり得るし、平和を創る存在にもなり得る」存在として描写されていますから、使い方次第で性質が大きく変化するスマホやSNSは「ビルドらしさ」を特に強く感じさせるフォームでしょうか。
変身に用いるアイテムは主人公が居住している地域ではなく「戦争の敵地域」が保有していたモノであり、それまで自国のアイテムを使用していたビルドとしてはイレギュラーな要素もあるでしょうか。
もちろん他国のアイテムを用いたフォームも複数登場しますが、単体でマトモに戦闘描写が描かれたのは「ローズコプター」と「スマホウルフ」くらいだったと思います。他は戦闘時の繋ぎとして僅かな登場だったので…。
スマホウルフに関しても第18話における初陣で活躍したのみで、その後の登場は無かったはずです。しかも初陣ですら(味方を庇ったからとはいえ)変身解除に追い込まれており、無惨にもスマホの液晶画面がバッキバキにされていた印象が強いです。
とはいえ(番外編ではありますが)ハザードフォームまで実装された事を踏まえると、下手な自国フォームよりは恵まれているでしょうか。それこそ「キードラゴン」なんてアイテムの割にクッソ不遇ですからね…。
強さ解説
火力
打撃の実数値は「ラビットタンク」に若干劣りますがほぼ互角です。平成ライダーの派生フォームとしては悪くない水準でしょう。
加えて右腕に装着されたクローで斬撃や刺し攻撃も可能であり、打撃実数値から推測される腕の筋力等を加味すると威力はそれなりに期待できそうです。
汎用性
打撃と爪による斬撃を活かした格闘に加え「オオカミ型のエネルギー波」による遠距離への攻撃手段も有します。
ただしエネルギー波が確認されたのは「必殺時」であり、通常攻撃として乱発できるかは不明です。威力としても「ライオンクリーナー」の方が強そうだけど…。
機動力
やはり「ラビットタンク」に劣る…と思いきや「必殺時にスピード5倍」という仕様になっており、これは「100mを1秒で走るレベル」ですから相当な速さです。ここまで来ると「レインボーガッチャード」クラスの水準になります。
あくまで必殺時に限定されますが「複数の敵を殲滅」するシチュエーションには向いているかもしれません。
特殊能力
戦闘に役立ちそうな能力としては「SNS上でビルドを応援する人が多いほど頑丈になる」「右足で触れた敵の弱点を瞬時に解析できる」が主となるでしょうか。
ビルド本編では「軍事兵器」「指名手配犯」といった具合で世間が抱く「仮面ライダーのイメージ」が悪かったですが、『平ジェネForever』のように応援されまくる状況下なら結構イケるかもしれません。みんな基本フォームの中で一人だけ「スマホウルフ」で暴れ回る戦兎はちょっと見てみたい。
あとは「戦闘中受けた連絡に当たり障りのないメッセージで返答する機能」「ゲームアプリのデイリーミッションを消化する機能」「激しい戦闘中でも高音質の通話を楽しめる機能」「正確無比なスマホ操作」といった(恒例の)お役立ち能力群です。
葛城巧のビデオメッセージではラビットタンクと並んで何故かスマホウルフが登場しましたが、ひょっとすると「科学者として忙殺されていた彼が日常的に使用した思い入れある姿」という背景でもあるのかもしれませんね。
うっかり変身した場合の戦闘マニュアル
・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。
- インフルエンサーを雇う
- 怪人の悪事を拡散し炎上させる
- 勧善懲悪を実行するビルドをSNS上で応援させる
- 打撃を主体とした王道なヒーローらしい戦闘を披露して勝利
やはり「SNSで応援された数だけ強くなる」特性は活用したいです。インフルエンサーを雇う金が無い場合は「みーたん」に頼み込めば何とかなるでしょう。
実際に戦闘をリアルタイムで配信する場合は、人々の支持を得るためにも残虐な戦法は避けるべきです。打撃主体の「ヒーローらしさ」を心掛けましょう。
ただし打撃であっても「右足キック」は敵の弱点分析といった特殊性が付与されているため、正々堂々と戦っていると見せかけつつ「弱点責め」戦法を採用できます。
有利な敵
仮面ライダーサウザー
今でこそ愛されキャラなサウザーですが、放送当時はまぁ圧倒的なクドさによって賛否両論な存在でした。それこそ『ゼロワン』の中盤は殆ど「陰湿なサウザー」が占めており「また似たような展開だよ…」という印象が強かったです。
SNSでも大体が「1000%」でトレンド入りしており、良くも悪くも話題性は抜群な存在でした。当然ながら彼のアンチは多く存在しており、彼の擁護派・ファンも「ボコられるサウザーが好き」という趣向になりがちな印象です。
兎にも角にも、ファンだろうがアンチだろうが「サウザー撃破を望んでいる」は共通意識であり、サウザーと対峙した際におけるビルドの支持率は1000%に達するでしょう。
不利な敵
仮面ライダーネクストファイズ
ある意味「スマホウルフ」の真骨頂な存在かもしれません。ウルフオルフェノクがスマホで変身する次世代型のファイズです。
ビルドは「必殺時だけスピード5倍」という強力な性能を持っていますが、ファイズに関しては「10秒間だけスピード1000倍」であり流石に上位互換と言わざるを得ません。
発動までの過程もスマホタッチ1つで完結しており、旧型のガチャガチャした操作は不要となったため隙が減りました。まぁその面倒くさい操作が好きなんだけどさ。
仮面ライダーアマゾン
ガチのジャングルで戦う想定であれば「インターネット圏外」になる可能性があり、ビルドの「スマホ」が無力化されるかもしれません。
SNS上の友達から断絶されたビルドと「ジャングルのトモダチに囲まれたアマゾン」を比較すると流石に明確な有利不利があるように感じます。
ベストパートナー
仮面ライダーヴァレン
SNS戦略を得意とするキャラとしては非常に分かりやすい存在です。『ガヴ』の世界観においても「仮面ライダーは異形の存在」として当初は認識されており、ニセモノによる悪行もあって世間からの印象は微妙でした。
しかし最終的には、徐々にではありましたが「人間を守る存在」としての認知も広がっており、その一因としてフリーライターであるヴァレンの活躍は大きいと考えられます。
ヴァレンの仲間である「幸果さん」に至っては更に「イメージ戦略に長けている」印象であり、「ビルドが世間から応援される環境作り」に大きく寄与すると思われます。
仮面ライダーエグゼイド
ビルドには「ソシャゲのデイリーミッションを消化する機能」が搭載されていますが、これはゲーマーであるエグゼイドとしては願ったり叶ったりでしょう。
まぁゲーマー故に「デイリーミッションすら己で消化せねば気が済まない」可能性もありますが、一応は「医者」でもあるため基本的に多忙です。
仕事・戦闘・ゲームを全て同時にこなすのは至難の技ですから、デイリーミッションだけであっても自動化できれば相当にQOLが上昇しそうです。
強い?弱い?
そこそこ優秀な基礎スペックと「応援されるだけ強くなる」という特殊性を併せ持っており、設定を見る限りでは非常に強そうではあります。
特に後者に関しては「劇場版限定フォーム」とかの最強クラスに付与される能力であり、場合によってはチート性能に化ける可能性すらあるわけです。
ただし「スマホウルフ」に関しては「初陣でスマホが大破」という活躍ぶりであり、流石にこれで強い印象は抱けないでしょうか。
そもそも「応援依存」は戦闘力として安定感が期待し難い側面もあり、ビルドの世界観的にどうしても下振れた際の活躍しか出来なかったのかもしれません。
逆に言えば劇場版の最強フォームであっても「応援されない状況」ならスマホウルフみたいな境遇に遭う可能性もあるという事であり、ご都合主義の光と闇を感じさせる存在です。
まぁ下振れであっても「一時的にスピード5倍」や「そもそも身体能力が高め」という要素に関しては安定して発揮出来ますから、総合的には「やや強い」部類になると思います。
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