仮面ライダー1型の戦闘力!プロトタイプなのにゼロワン越えの基礎スペック!

戦闘力

総合戦闘力 

スペック


1型
パンチの威力14.2t
キック威力60.6t
ジャンプの高さ68.4m
100m走のタイム2.8秒

引用:仮面ライダー図鑑には記載されていませんでしたが、@wikipixiv百科事典に共通の数値が記載されていましたので参考として採用します。

基本情報

 劇場版『仮面ライダーゼロワン』に登場した、主人公の父親が変身する仮面ライダーです。山本耕史さんが演じています。

 ただし主人公の父親といっても「Aiロボット」です。

 主人公は幼少期に両親を亡くしている設定で、その後は実父を模して制作された教育ロボットに育てられた経歴を持っています。ただし育ての父親型ロボットも少年時代に事故で破損しており、大人になるまで共に過ごした訳ではありません。

 1型が登場する映画では、過去にタイムスリップし「事故の真相」を暴く内容となっており『仮面ライダーダブル ビギンズナイト』と同程度には本編と深い関わりがあります。

 前日譚におけるプロトタイプキャラがカッコいいのはライダー界のお決まりですが、この1型も例に漏れず渋くて最高です。初代仮面ライダー要素を随所に感じさせる『ゼロワン』ですが、過去時空で「旧1号」モチーフはズルいです。

 1型と言ったら「首元の赤いカラーが超スピードの残像でスカーフに見える演出」がまず語られますが、これ本当に天才ですよね。

 いくら初代リスペクトとはいえ『ゼロワン』の最先端Aiロボットが普及する世界で本物のスカーフを巻いていたら違和感があります。あくまでも一連の動きで表現することにより「令和のデザインと昭和の意匠」を融合させたのは見事です。

強さ解説

 スペックはライジングホッパーの完全上位互換です。同型のベルトを使用した001もライジングホッパーを超えたスペックですが、こちらは自壊ダメージを伴うデメリット持ちなので一概に上位互換とはいえません。

 1型に関しては「変身者がロボット」であるため、ベルトとも問題なく適合し自壊ダメージ等のデメリットはありません。加えて001が必殺発動時のみ高速移動が確認されているのに対し、1型は特に制約なく超スピードでの移動・戦闘が可能です。

 同作品における強さとしては「アサルトウルフ」に近い水準でしょうか。スペック自体は殆ど同格であり、あちらは自壊ダメージ持ちですから総合的には1型が若干有利になる程度のパワーバランスを個人的にイメージしています。

 全体的なパワーは旧世代の存在として十分すぎるレベルですが、攻撃手段が格闘に限定される点はマイナス要素でしょうか。対になる001も一応は剣を装備しましたが、こちらは最後まで素手による格闘です。

 もちろん優れた脚力による超スピードや一定の火力が期待できるので決して弱くはないですが、どうしても「素直すぎる性能」という印象は抱いてしまいます。

 ただ登場したのは「ベルトの試作がようやく完成した」タイミングであり、武器の制作まで着手するのは流石に困難でしょうから仕方ないです。むしろ自らの手で開発した技術力も注目に値する点であり、総じて過去の時系列で戦い抜いた存在として有能と言えるでしょう。

うっかり変身した場合の戦闘マニュアル

・敵は一般的な怪人(シリーズ序盤の敵くらいの強さ)で、変身した時点で対峙している想定。

  1. 超スピードで敵に接近しスライディングキック。
  2. 敵の体勢がグラついたら足払い。
  3. 倒れた敵をパイルドライバーの要領で掴む。
  4. そのまま全力でジャンプ。
  5. 高さ60mより脳天杭打ちをお見舞いする。

武器がない中で確実に敵を仕留めるならパイルドライバーは結構アリです。それこそ高いジャンプを活かして勢い良く頭から落下すれば並大抵の敵なら即死でしょう。

有利な敵

仮面ライダーアマゾンアルファ

 同じ父親ライダーとして成敗しなければなりません。1型自身は「父を模したロボット」ですが息子の幸せを第一に行動しており、正史では身を犠牲にしてでも同胞であるAiの暴走を食い止め、最期まで「人類とAiが共存する世界」を説き、息子を守り抜いた模範的な父でした。

それに対してコイツは

  1. 怪人の駆逐に固執し有害物質が蔓延した環境下で殺戮を実行。
  2. 有害物質で頭がおかしくなる。
  3. その勢いで避妊なしでウッカリ子作り。
  4. 自身も怪人の細胞を有するため、生まれた息子も怪人。
  5. 父、正気に戻る。
  6. ちょっと息子を殺して来るね

という具合で、種無しロボット父さんとしては激怒しても仕方ない戦犯っぷりであり、これは成敗するべきでしょう。

アルファ「俺が全て悪いから、俺の手で殺しに行く」

1型「『親の因果が子に報う』、私の苦手な言葉です…」

仮面ライダー朱鬼

 弟子を抱えた師匠でありながら、敵への憎しみに固執し手段を選ばないライダーです。変身アイテムを強奪するために味方を攻撃したり、敵を倒すことを優先し生身の少女を犠牲にしようとするなど、教育者として最低な存在と言えるでしょう。

 それこそ「憎しみ」等の悪意を源泉とするアークに抗った1型にとって、「悪意が人を強くする」と説く教育者は相容れない存在です。

 戦闘に発展した場合、朱鬼は「音撃」が主な攻撃手段となりますが、これは妖怪特効の側面が強く「敵の成仏」を促すイメージに近いです。そういう意味では妖怪とは縁のないロボットである1型に刺さる攻撃とは考え難く、アッサリと撃破出来そうな雰囲気ではあります。

不利な敵

仮面ライダーダークドライブ

 2035年から来た未来の仮面ライダーです。こちらも超スピードかつ機械生命体が変身する点で1型と似ていますが、流石に2007年と2035年の技術格差はあるでしょう。単純なスピードを切り取ってもダークドライブのスピードは1型の7倍近くの水準に達します。

 さらに人間態の振る舞いも1型は若干ロボットとしてのぎごちなさを感じさせますが、ダークドライブに関しては完全に人間と差がないレベルであり、多くの性能面で時代背景による差は感じてしまうところです。

仮面ライダー新2号

 1型はAiロボットですので『ゼロワン』に登場した他のAiロボット達と性能が同じであれば、自己学習によって戦闘能力を成長させることが出来ます。ただし1型は旧世代のロボットであり、装飾も若干異なるため現代の機体同様の成長が見込めるかは微妙ではあります。

 一方の新2号はAiこそ搭載されていませんが、彼の肉体を占める「人工筋肉」は特訓によって成長します。相方である1号は「再改造」によって旧→新に進化していますが、2号は純粋な特訓で姿を変えており、スペック成長のポテンシャルは非常に高いと考えられ1型の学習に対抗する可能性があります。

ベストパートナー

仮面ライダーダークカブト

 ダークライダーとして扱われることが多いですが「プロトタイプ」としての側面も非常に大きい存在です。彼は幼少期に人体実験の被験者にされてしまい、強制的に怪人化されてしまった悲しい過去を持っています。精神の成長が幼少期で止まっているためか幼稚な言動が目立ちます。

 劇中では悪事を働く場面もありましたが、根からの悪人ではなく、最期は敵を道連れにするため自ら爆発する現場で死を選んだ描写を見る限りでは「善悪の区別はつく」と思われます。

 悲惨な過去と幼い精神性で道を誤った存在であるため、逆に言えば「同じ人外でありながら人類との共存を目指す教育者」に出会えていれば、ダークカブトも悲惨な末路を回避できたかもしれません。

オルタナティブ・ゼロ

 やたらと強いプロトタイプです。変身者が自ら開発したアイテムを使用する点でも共通しています。更に敵の攻撃を記憶して対策できる点や「アクセルベント」による超スピード攻撃まで共通点がメチャクチャ多いです。

 変身者が大学教授で、ある程度は判断力に長けている点でも1型との相性は良さそうです。加えて自力で龍騎サバイブ級の火力を発揮するシステムを制作する技術力なら、1型のチューニングアップも出来そうな雰囲気もあり、様々な点で噛み合わせが良さそうです。

強い?弱い?

 「完全なロボットである」という性質を活かした高出力ライダーであり、リスクなしで主人公の完全上位互換とも言えるスペックを発揮する点では素直に優秀であると言えます。加えて人体に対して有害な「ヴラムの毒素」等も完全に無効化でき、ある程度の得意分野もありそうです。

 ただしあくまでも前日譚に登場した存在であり、テレビ本編時点での技術水準とは明確な差がある事は否めません。とりわけ戦闘面では「攻撃手段の乏しさ」はどうしても目立ってしまいます。

 とは言っても並のライダー以上の基礎スペックを有することは間違いなく、持ち味の超スピードを活かした戦法で「武器を持たない」弱点もカバー出来ますから決して弱いとは言えません。総合的には標準的な水準ですが「プロトタイプ」としては非常に優秀な性能と言えるでしょう。

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